社長の三行日記

2013.08.26

石和全国大会 No.2449

 朝晩は少し秋らしくなってきました。ようやく暑かった夏も終わりかなと思わせられるこの頃ですが、油断はできません。夏の疲れがまとまって出る時期でもありますから、くれぐれもご自愛下さい。

さてこの週末の2日間、山梨県の石和温泉で開かれる、全国シニアソフトボ-ル大会に行ってまいりました。全国と言ってもこの大会は選ばれたチ-ムだけが出場するのではなく、エントリ-すればどのチ-ムでも参加できるものです。

いわば石和温泉の町興し的な大会なのです。もう始まってから15年は経つと言われていますが、例年同じこの時期に開かれていて、温泉が時期的に暇なのだと思われます。

そうした時期に少しでもお客を呼び込みたいという、温泉の生き残り戦略ではないでしょうか。でも2日間と言っても出場30数チ-ムあるわけですから、温泉旅館の方でも馬鹿にしたものではありません。

ソフトボ-ルを昼間やってきただけに、それ以上に盛り上がるのが夜の宴会です。我がチ-ムにしたって皆、60歳を過ぎているといっても、飲む量は半端ではなくホテル側も少しは潤ったのではないでしょうか。

さてそのソフトの方はと言うと、4~5会場に分かれて試合を行いますが、今年は開会式も開かれるメイン会場での試合です。というのは昨年のそれぞれの会場で行われた戦績で決められるのですが、我がチ-ムは1つの会場での優勝チ-ムなのです。

従ってこの全ての会場での優勝チ-ムが集まる、チャンピオンズリ-グというものに今年は参加できたのです。やはりその名前に恥じない、レベルはなかなかのものでした。今年の戦績は2勝1敗、最後に決勝を山梨の代表チ-ムと争ったのですが。惜しくと3-4で敗れてしまいました。

それでもかなりレベルの高いチ-ムに善戦したと言えるものだったと思います。皆さん、自分の歳も忘れて本当に熱くなったものです。今回、我がチ-ムからの参加者は全員で20名です。その中には最初の第1回から参加している大先輩も3名ほど、いらっしゃいます。

その方の言われるのに、かつては迎える側のサ-ビスが今とは全然違うというのです。開会式では桃などの果物が豊富に振舞われ、芸者衆などの温かい接待まであったとのことです。それが今では全然そのようなことはありません。

やはり今の時代がそうさせるのでしょうか。せめてもの救いが今年から代わったホテルでの設備やサ-ビスの良さです。部屋も広くてソフトをやってきたばかりの格好で入るのが、少し遠慮したくなるくらいの畳の綺麗さでした。そしてお風呂も良かったと思います。好きなソフトをやって、おいしいものを飲み食いしながら温泉に入れる、やはり最高ですね。

2013.08.23

初出場初優勝 No.2448

 前橋育英高が初出場初優勝という偉業を成し遂げました。初戦から眺めていて、全体的にまとまっているチ-ムゆえに、ひょっとしたらここがと思っていましたがその通りの結果となりました。

思い出されるのは対横浜と常総学院戦です。監督が言われているように、本人の現役時代から1つも勝っていない相手チ-ムだけに、格の違いを見せつけられるかなと懸念していましたが、結果は全く逆の展開となりました。

豪打・横浜のお株を奪うかのような見事な打力を見せた試合でした。また2点リ-ドされていて9回2死、絶体絶命なところから相手のエラ-があったものの、2点を挙げ更に延長でひっくり返した常総学院戦も見事でした。1つのエラ-が招く破綻を感じさせられたゲ-ムでもありました。

後で知ったのですが、このケ-ス、全く正反対の立場で10年前、群馬県大会の準決勝で前橋育英高が体験していたのです。当時の監督は今と同じ荒井監督、対するはこのときの代表校、桐生一高です。

9回2死3-1とリ-ドし、あと一人抑えれば甲子園にぐっと近づくといったところ、続く打者にヒットを許したのを皮切りに2点差をひっくり返し、サヨナラ負けしてしまったのです。このときにスタンドで応援していたのが監督の次男でもある、まだ小学生だった主将の荒井海斗選手です。

ですから監督同様、あと1人、あと1つのアウトを取る難しさを知っていたのです。こうしたキャプテンのあきらめない気持ちと強い後押しが常総戦でも生かされたのではないでしょうか。

そして準決勝の日大山形戦、初回1死満塁でのピンチを救ったのが、再三見せていた鉄壁の守備です。あとでニュ-スで観ただけですが、明らかにイレギュラ-性の難しい、強い当たりだったのですが、二塁手は好捕し、難なく二塁に投げてダブルプレイをとったのです。

あそこで先取点を挙げられているか否かで、試合展開は大きく変わったようにも思われます。また昨日の決勝でもショ-トがやはりセンタ-に抜ける当たりをうまくさばいていました。ただ先取点を許してしまったのが、珍しく三塁手・荒井君の一塁への悪送球でした。

でも荒井君の父でもある、監督の信念で、いつも言い続けていた、「ミスの後でどうするか」という教えを選手は着実に守っていました。3点取られた次の回に先頭のホ-ムランに始まり、あっという間に3点取り返し同点としたのです。

新聞の「ひと」という欄でも、この監督の荒井直樹さんのことが紹介されていました。出来る限り3年生を優先してベンチ入りさせる方針だと言います。またベンチ外の3年生にも大会中はノックをすると言い、それぞれの持っている隠れた力を引き出そうと心がけています。

それは控えで終わっても、これから先、指導者や父として野球に携わる可能性があるゆえ、野球ってつまらないと思って欲しくない願いからです。華々しい球歴のように見えますが、なかなか芽の出なかった社会人野球での苦労がそうさせているのではないでしょうか。

とにかくアッパレな初優勝です。最後になってしまいましたが2年生投手で頑張った、高橋光成くんのピッチングは素晴らしいの一言です。直球のキレのよさに加えて、多彩な変化球をコントロ-ルよく、あそこまで投げられては高校生ではなかなか打てないのではないでしょうか。熱い甲子園から、今年も感動の夏をいっぱいいただくことができました。

2013.08.22

入山料 No.2447

 ベスト4に残っていた東北勢2校がいずれも敗れてしまいました。これで今年こそ優勝旗が白河の関を越えるのではないかと思われていたのですが、また来年以降にお預けとなってしまったわけです。でもよく頑張ったと思います。

さて世界遺産に登録されたお陰で、富士山には例年以上の大勢の登山客が押し寄せていますが、この規制を兼ね、周辺の整備を考慮に入れた入山料の試験的徴収が、7月25日から8月3日までの間、行われました。

富士宮口と須走口、そして山梨県の吉田口で行われたわけですが、徴収場所が分からなかったという一部の人がいたものの、登山客の6割ぐらいの人たちが入山料の1000円を支払ったようです。

この初日、一日だけで静岡、山梨両県で支払ったのが2765人、料金は261万3500円だと言われています。その大体の人たちが入山料の支払いに好意的な意見を持っていたようですが、中には使い道を明確にせよとか、高校生には1000円は高い、また登山は無料で楽しむものといった、今後に向け考えていかなければいけない意見もあったようです。

そして4割の人たちが強制ではないにしろ、払わなかったわけですから、いざ来年の本格導入に向けては課題は少なくないのではないでしょうか。私は多くの人たちが言われているのと同じように、入山料の徴収には賛成ですが、1000円という金額ではとても規制とはいかず、世界遺産保護にはならないと思います。

相変わらず、マナ-の悪い登山客が少なくないようです。ゴミは平気で捨てるし、どこか買い物にでも出かけるような格好のまま、頂上まで登ってくる人もいるみたいです。そのくらい、富士登山は気軽に登れるような便利なアクセスとなっているのです。

従って自然保護という観点では、料金はもっと高く、できれば3000~5000円ぐらいが妥当ではないでしょうか。登山をするのになぜ料金が?という人もいるかもしれませんが、1つには現在がもう飽和状態だからです。

ですからこれ以上の人々が押し寄せると、とても隅々まで管理することができません。また弾丸登山がどうのこうのと言われていますが、それは山小屋の整備をもっと図らなければいけないからです。日本中あちこちの登山の中で、この富士山の山小屋が一番評判がよくないのです。

詰め込み過ぎるから、とても眠れるところまでいかないと言われているのです。従って弾丸登山を抑制するのにはまず山小屋の整備をしなければならず、入山料をこれに当てなければなりません。

もちろん山道とかトイレ等の周辺整備にも当てることは言うまでもありません。そう考えると1000円の費用ではとてもまかない切れないのではないでしょうか。先日訪れた中央アルプス・木曾駒ケ岳には駒ヶ根からバスを乗り継いで、しらび平から千畳敷駅までロ-プウェイを利用して登らなければなりません。

これが便利なゆえ、多くの人たちが訪れるわけですが、その料金は往復で3000円以上掛かっています。誰もがそれを当たり前のように支払っているわけですから、便利な富士登山のアクセスを考えたら、入山料を同様に考えたらいかがでしょうか。決して高くはないと思います。

2013.08.21

ちょっと良い話その110 No.2446

 夏の工事も納品等が残っていた出張で昨日まで掛かってしまいましたが、お陰さまで無事終了することができました。と言っても、社員2名は昨夜も明け方まで深夜の切替工事で、東京銀座に出張してくれていました。

今朝、会社に出たら彼らの荷物が工場に置かれていましたから、無事終えて戻ってこれたのでしょう。今日はゆっくり休んでもらうことになっていますので、会うことはできませんでしたが、本当に暑い毎日の中、彼らの頑張りにただただ感謝しています。

さて私たちが工事で会社を留守にしている間、熱闘甲子園もついに準決勝まで進んでいます。ベスト4に残った学校はいずれが勝っても初優勝という、いつになくフレッシュな顔ぶれとなっています。

そんな中、今年は東北勢の頑張りが一際目立っているものですが、青森代表の弘前学院聖愛高校もその1つです。この聖愛高校にこんなちょっと良い話がありましたので紹介したいと思います。

青森県の予選で八戸学院光星や青森山田といった、強豪の常連校を破っただけのことはある実力を示した同校ですが、3回戦で惜しくも宮崎・延岡学園に破れてしまいました。でも初出場ながら堂々たる2勝を挙げての16強入りは見事なものです。

この聖愛高校の監督を務める原田さんにこんな美談がありましたので、一部省略してありますが紹介いたします。

県内出身の部員ばかり39人で戦った聖愛(青森)の寮は「県人だけで甲子園」の夢をかなえる力になった。広い青森で、交通の便が悪い所の選手も入学できるようにと、原田一範監督(35)が自腹で買った。

寮は、弘前市にある学校から約1キロの2階建て中古アパート。原田監督が「津軽から日本一」という目標から逃げない覚悟のもと、5年前にローンを組んで約1200万円で購入した。甲子園常連校では学校が寮を整備するのが当たり前だが、当時の聖愛は県大会4強が最高。「学校はお金を出してくれなかった」

1階が原田監督の自宅で2階が寮。監督と妻の佳澄さん(35)、娘3人、料理を作る寮母役の義母、葛西タエ子さん(60)の一家と、選手11人が暮らす。「娘たちにとっては、生徒がお兄さんのような存在。みんなまとめて原田家」と監督。鍋や焼き肉では「一家」全員が居間に集まる。

監督の狙い通り、寮には通学が難しい遠方から部員が集まった。車でも1時間ほどかかる五所川原市出身の佐々木志門君(1年)は、やはり40分はかかるつがる市育ちの山崎照太君(2年)と相部屋だ。寝る前はいつも2段ベッドの上下で野球の話。2人で打撃のタイミングの取り方を考え、青森大会4回戦で「同部屋本塁打」を放った。

親の仕事の関係で家族が引っ越し、今年4月に入寮した藤元蓮君(2年)は168センチ58キロだった。あだ名は「きゃしゃ」。食べ残しが許されない寮で米を1日9合食べ、体重は6キロ増加。夏の県大会から外野に打球が飛ぶようになった。

秋田県境の深浦町出身の松井佑人君(3年)はこの日、試合に出た寮仲間6人をベンチから大声で励まし続けた。試合後、「寮があったから仲間と野球が出来た。ありがたかった」と話した。

この原田監督、とても研究熱心で、野球人としてはただ一人、星陵高校の監督を務めた山下さんの講演会に出掛けたそうです。主に経営者を対象とした講演会だったのですが、山下監督の持論である「花よりも花を咲かせる土になれ」と教わり、生徒達に心を教えられる監督だと見込まれたとのことです。

そのくらい、人一倍情熱のほとばしる人だったのでしょう。普通は強くなりたいのなら、何でも学校に依頼するのが当たり前の世の中ですが、ダメなら自分でやろうという人はなかなかいないものです。青森代表でも県外の人間が多数占めている他の学校と違って、青森県人もさぞかし今回は応援のし甲斐があったのではないでしょうか。アッパレです。

2013.08.09

高校野球 No.2445

 8日から始まった甲子園も白熱したゲ-ムが続いています。この時期の高校野球は日本の夏を代表する風物詩とも言えるもので、やはりなくてはならない存在です。

そんな日本の高校野球のことがアメリカで取り上げられたそうです。主に投手のことなのですが、その球数についてです。レポ-トで取り上げられたのは、今大会も出場し注目されている一人の、愛媛・済美高校の安楽智大投手です。

彼は今年春の選抜大会を5日間で4試合に先発し、1試合当たり平均135球投げました。さらに大会中9日間で計772球を投げた事実を紹介しながら、この日本とアメリカの違いを指摘しているのです。

米国の有力代理人からの「高校生投手の場合、95球以上投げさせてはいけないし、中3日以上の間隔を開けるべきだ」という意見や、「772球は平均のメジャー投手が6週間で投げる球数だ」というデータなどを出して、比較しながら分析しています。

これは米野球界から日本高校野球への問題提起とも言えるものですが、レポートの記者はこの事実を肯定も否定もせず、レポートを書き終えているとのことです。

日本の野球はこの先発投手ができれば完投し、チ-ムの勝利に貢献するといった、高校野球を原点としているように思えます。従って大学やプロ野球でもこのスタイルがそのまま踏襲され、球数に関係なく先発投手が試合を作るといったのが通例です。

一方、アメリカでは大リーグなど見てもはっきりしているように、いくら良い投球をしていてもノ-ヒットノ-ランなどの記録がかからない限り、制限の球数がくれば交代しています。それは今シ-ズン、好成績を挙げているダルビッシュ投手を見ていれば明らかなことです。

いくら三振の数が多く、無失点で抑えていても球数が多いためか、なかなか完投というところまでいかないのです。これがもし日本だったら、当然最後まで投げさせているようなケ-スであっても、変わることがないのです。

また投手寿命について不思議なデ-タも提示されています。高校時代に投げ過ぎた投手ほど、その寿命が短いというのです。高校野球史上最高投手とも呼ばれている松坂大輔投手は、プロに入ってもそれなりの活躍を見せ、大リ-グまで進んだのですが現在は肩の故障に悩んでいます。

一方、今をときめくヤンキ-スのエ-スとも言える黒田博樹投手は、高校時代エ-スではなかったと言います。また大リ-グから今年は日本に戻って、40歳過ぎてもまだ投げ続けている斎藤隆投手に至っては、元々ファ-ストとのことで、どちらもあまり投げる必要がなかったと言われているのです。

また今シ-ズン、レッドソックスの抑えで大活躍の上原浩治投手も同様で、高校時代控えの投手で大学に入ってから伸びた投手の一人です。このようなデ-タを突きつけられると、若くして投げ過ぎるのも見直さなければいけないかもしれません。

でも割り切ったアメリカと違い、日本の高校野球はまさしくドラマの連続で、心の底から揺さぶられるような感動や胸を打たれる場面を備えているものと言っても過言ではないでしょう。それだけにドラマの主人公たちが我を忘れて没頭する姿に、私たちが惹きつけられるものと思われます。

そうすると、選手寿命のことがあっても、この日本の高校野球はやはり何も変わらないのではないでしょうか。できれば長く野球をやれれば一番よいのでしょうが、中にはたとえその活躍が短くパッと散ってしまったにしても、決して本人に悔いは残らないはずです。

明日から19日までの期間は、一部のお盆休みと出張工事で会社を離れることになります。このためカキコミは休ませていただきますのでご了承下さい。

2013.08.08

飲み残し No.2444

 甲子園が開幕しました。今年は特に暑い夏が続いているのですが、全国から選りすぐられた球児たちの熱闘で益々ヒ-トアップしそうです。そんな中、少しでも水分を補給しなければいけない毎日ですが、ちょっと気をつけなければいけないことをテレビで指摘していました。

ペットボトルなどの飲み残しが危険だということです。それは直接口をつけて飲んだ場合なのですが、時間が経つにつれ、容器の中味である飲料に細菌が多く繁殖するというのです。

これは口の中にある細菌の仕業なのですが、その増殖の様子をテレビで実験をしていました。用意したのは、500mlの麦茶、スポーツドリンク、そしてコーヒー牛乳のペットボトルの3種類です。

実験中は歯を磨かず、それぞれ購入直後と、4時間後、8時間後の3回、1口ずつ直接、ペットボトルに口をつけて飲みました。そして、3種類のペットボトルを、温度と湿度を一定に保つ機械へ入れたのです。

その設定は真夏日を想定して行なった結果、8時間後のペットボトル飲料は、においは開けた時と変わらず、見た目も変わらないように見えたと言います。

果たして、その実験結果はどうだったかというと、時間が経つにつれ、どんどん細菌が増加していることが判ったそうです。8時間後の麦茶とコ-ヒ-牛乳からは一般細菌が検出され、さらに24時間後にもう一度調べると、麦茶はおよそ50万個、コーヒー牛乳はおよそ1,600万個と、さらに急激な増加が見られたと言います。

そして意外だったのがスポ-ツドリンクです。これからはほとんどその数値が変わらなかったのです。原因はスポ-ツドリンクには酸度が強いため、菌が生えにくいからだと言われていました。

それにしてもちょっと怖い話です。ペットボトルの飲み残しには思わぬ落とし穴があったわけで、くれぐれも気をつけたいものです。その対策としては、蓋のついた水筒を用意するとか、直接ペットボトルに口をつけず、コップに移して飲むということも考えなければなりません。

また蓋を開けたら短時間で飲みきることも必要になってきます。とにかく周囲の温度が高くなってくると、この飲み物に限らず、口に入るものにはくれぐれも注意が必要です。家内が努めてくれている、ひだまり亭もそんなわけで、8月は1ヶ月お休みとしました。何かあったら取り返しのつかないことになりますから、賢明な選択だと思っています。

2013.08.07

母校同窓会より No.2443

 8月3日の土曜日、沼津リバ-サイドホテルで香陵同窓会総会が開かれました。これは毎年開かれている母校の全体同窓会なのですが、今年は何と530人もの人たちが集まったと言われていました。

もちろん過去最高の人数なのですが、沼津東急ホテルから引き継いだリバ-サイドホテルも、その準備でてんてこ舞いだったようです。何しろ懇親会が開かれる4階の会場は、直前まで結婚式の披露宴が開かれていて、一番広いこの会場でも470~480人がキャパと言われていたからです。

ですから全員着席形式の丸テ-ブルの幾つかは、会場の外側にはみ出すほどの盛況を見せていました。総会終了後、この懇親会に先駆けて行われたのが恒例となっている記念講演です。

主にはこの講師を著名な卒業生にお願いしているわけですが、今年は日本におけるモンゴル帝国史研究の第一人者と言われている、京都大学文学研究科教授の杉山正明氏が講師です。私は知らなかったのですが、この人、以前に燦々ぬまづ大使をも務めたことのある、なかなかの人らしいのです。

ですがお話を聴く前は、正直、学者が喋る話ではそんなに面白くないだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみて予想が大きく良い方に外れました。そんなことを言っては叱られるかもしれませんが、学者らしくない、きっぱりとした語り口で面白い話がいくつも聴けたのです。

演題は「中国の現状と今後」というものですが、私の頭に残っている、その幾つかを紹介したいと思います。まず冒頭、講師がいろいろな知識や話題が豊富なことと、生まれ故郷である地元への郷愁もあってか、なかなか本題に入れなかったほどです。

そこで言われていたのが、我が故郷・沼津が日本中の中でも、多様な風土、資源、景観、歴史等、様々なものに恵まれている町であることです。このやすらぎの特に大きい町をもっともっと活かさなければと指摘していました。

そして自身の学生時代から今までの歩み等語っていく中で、触れたのが原発問題です。チェルノブイリや福島の悲劇から特に指摘していたのが、中国山東半島の突端に立つ原子力発電所のことです。

何かあったら日本は西からの偏西風が強いことから、九州・関西は壊滅しかねないと言われるのです。従って日本政府はこの原発の廃炉を中国に申し入れるべきと説いていました。このように、他にも公の席でここまで言うかと思わせられることまで、歯に衣を着せず語っていたことが少なくありませんが、続きはまた次回お話しさせていただきます。

とにかく時間があればもっともっと聴きたくなった、変に遠慮のない爽やかな語り口で楽しい講演でした。

2013.08.06

輝く金メダル No.2442

 バルセロナで開かれている水泳世界選手権で、日本の瀬戸大也選手が見事、金メダルを獲得しました。大也という名前はカタカナで書けばダイヤです。まさに光輝くダイヤモンドのように、名前どおりの偉業とも言えるのではないでしょうか。

名前もお父さんの1字をとり、それにお母さんの大きい存在になってもらいたいという願いで名づけたようです。優勝したのは400m個人メドレ-という、バタフライに始まり4種目もの泳ぎをこなさなければならない種目だけに、日本選手にとってはどちらかと言えば、苦手なレ-スなのです。

何といっても優勝の原動力となったのは、同級生で最大のライバルである萩野公介選手の存在です。この大会、400メートル自由形と200メートル個人メドレーで、既に銀メダル2つを獲得している萩野選手だっただけに、内に秘めるものは相当なものがあったようです。

というのも、小学生時代から最大のライバルであった彼にはなかなか勝てなかったそうです。昨年のロンドン五輪の選考会でも、予選標準記録を突破しながら結果は3位で、代表にも選ばれませんでした。

大会前にインフルエンザにかかったのが尾を引いたようですが、選ばれず、だいぶへこんだみたいです。でももう一度奮い立たせてくれたのが、やはりライバルの五輪での銅メダルでした。テレビで輝いているライバルを観て、「負けてはいられない」と瀬戸選手にも火がつきました。

こうして五輪後、開かれた秋の国体ではこの萩野選手を破り、以後、一日5~6レ-スを泳ぐW杯や世界短水路選手権を転戦し、22回も表彰台に上がりながら萩野選手に負けないタフさを身につけたのです。

やはりライバルの存在は大きいものです。それにしてもこの大会、萩野選手にいたっては7種目17レ-スに出場したとのことで、かなりの体力が必要とされていたものです。そんなわけで瀬戸選手に負けたこのレ-スでも、最後の50mで力尽きてしまいました。

また今大会でもこの種目では断然の優勝候補だった、米のロクテ選手は出場せず、そのロンドン五輪のときの優勝タイムと比べると4秒以上、また世界記録とは5秒近く離れており、その差は小さくありません。

それだけにまだまだ萩野選手と共にこの先、競い合って力をつけていかなければなりません。でも二人とも19歳とまだまだ伸び盛りです。ですからきっと次のリオ五輪ではやってくれるのではないでしょうか。1-2フィニッシュが観たいものです。

2013.08.05

低体温症 No.2441

 先週、中央アルプス・檜尾岳で亡くなった韓国グル-プ4人のうち、滑落が直接原因の1名を除く3名は、すべて低体温症によるものと伝えられています。この低体温症についてテレビでも取り上げていましたが、遭難した山に限らず、コンサ-トなどの身近なところでもこれに掛かり、運ばれた人もいるとのことです。

つまり雨などに激しく打たれた後、強い風に吹きつけられると低体温症になるというのです。熱がどんどんと奪われやすい状態の中、熱が産生できないから、この症状になるのです。だとすると平地でも当然、起こってもおかしくないわけです。

それではどういった人がなりやすいかというと、お年寄や子ども、また栄養不足や水分不足の状態か、または疲労している人などがなりやすいと言われています。

またその症状としては、手足が冷たくなり寒くて震えます。でも震えがあるうちは、熱を上げるエネルギ-がある証拠で低体温症とは言わず、この段階で何とか処置をしなければいけないというのです。ですからこの震えは警告サインなのです。

この震えが始まったら、一般的に次の処置をとった方がよいとのことです。まず冷たいものからの隔離です。雨や風を避けて地面に敷物をしたり、濡れた衣服は脱ぐようにします。もし着替えがなくても濡れたものは脱ぎ、毛布などにくるまることです。

それから体の内側を温めることです。できれば温かい飲み物があれば飲んで体の中から温めたり、お腹などを温かいもので外側から温めるのもよいと言います。それから体温を上げるエネルギ-として、カロリ-補給が大切です。

また体温が下がると利尿作用が働き、体内の水分バランスが変化し脱水状態となります。そのため、温かくなくてもいいから水分補給に努めなければいけないとされます。

とにかく一人よりできれば二人以上、毛布などにくるまって温めあうことです。そして顔、首、頭からの熱は逃げやすいため、帽子やマフラ-などで保温することです。要は震えがまだある限りではどんな温め方をしても大丈夫だと言われています。

このようなことを聞くと、低体温症というのは登山などに限らず、天候不順による突然の大雨や強風にさらされる、災害時やゴルフなどのレジャ-を楽しんでいるときでも起こりやすく、私たちの日常と全く無縁なものでもないわけです。

ですから、できれば雨や汗に濡れても、すぐ乾きやすい素材のウェアを身につけていた方がよいのでしょう。遭難した韓国人の方は薄手のカッパだったことが、結局命取りになってしまったのではないでしょうか。雨に濡れた時はくれぐれも注意することにしましょう。

2013.08.02

本来のサ-ビス No.2440

 地元の新聞の投稿に、駅の改札と題し次のような指摘がされていました。以下一部内容を省略していますが紹介したいと思います。

ある週末の昼、沼津市内の駅改札そばの店で飲食をした。十人ぐらいの若者達が駅員のいる側の改札口の前に列をなして待っているのが、改札に近い席から見えた。

おそらく異なるエリアから来て、地元でしか使えないICカ-ドを出して乗り越し精算しているのかも知れないね、と夫と話した。そのような光景を見るのは一度や二度ではない。

後日、同駅の駅員に、異なるエリアでの乗り越し精算について尋ねてみた。たとえば沼津駅から東京駅に向かう場合、当エリアのカ-ドで乗車できても熱海駅からはエリアが異なるため、そこからの料金は東京駅で精算となる。

しかし逆の帰りは、当エリアのカ-ドでは東京駅からは乗車できず、沼津駅まで切符を買わなくてはならないとのことだった。さらにどうして異なるエリアとなると同じカ-ドが使えないのかと尋ねてみた。

すると「別の会社だから」という、あっさりとした返事が返ってきた。利用客からすれば同じ路線なのだから、鉄道会社と利用客との間の大きな温度差を、その場で感じた。沼津に関して言えば、それは他所から多くの人に来てもらう機会を狭めていることにつながる。

乗り越し精算のために長いこと待たされた揚げ句、バスに乗り遅れたり、人との待ち合わせの時間に遅れたりしかねない。そういうことが多々あれば、このまちに対する印象が悪くなるだろう。

ところで鉄道会社の行う業務とは、利用客を安全に目的地まで運ぶことである。またカ-ドの目的は、できるだけスム-ズに利用客が改札を出入りできるためではないか。だとすれば、現在のやり方は利用者目線で考えられていないし、本来のカ-ドの趣旨から外れていると思わざるをえない。

もとは同じ会社同士なのだから、互いに歩み寄ることはできないのか。本来の「サ-ビスとは何か」という原点に返って、多少の時間はかかろうとも、改善を目指す姿勢を見せていただきたいと願う。

このような指摘です。なるほど、カ-ドを使っている方からすれば本当に不便で、カ-ドの意味もないと言えることです。このへんが元親方日の丸的発想ではないかと思わせられることです。スイカとトイカというカ-ドの違いのことでしょうが、何とかなりそうなものです。

私たち製造業もそうですが、サ-ビス業などは特に、お客様が喜ぶ姿を描きながら仕事は進めていかなければいけないものだし、その笑顔や良き評価が何よりも慰めや生きがいに繋がるものです。ご指摘のように改善しなければいけないでしょうし、サ-ビスの原点のようにも感じます。

2013.08.01

うなぎ No.2439

 8月になりました。7月から暑い日が続き、長い夏になりそうですが、各地で大雨の被害が続きます。やはり異常気象なのでしょうか。暑い夏にバテることなく、元気で乗り切りたいものです。

さてそんな暑い夏を乗り切るのに、スタミナと栄養がつくものと言ったら、やはり鰻ではないでしょうか。でもこの鰻、最近ではなかなか獲れないらしく値段も上がる一方です。ですから私たち庶民の口にはなかなか入りにくくなっているのが現状です。

私たちが今まで主に食べているのはニホンウナギなのですが、このほとんどと言えるものは養殖物です。でも近年、この養殖に使うシラスウナギと呼ばれる稚魚の不漁が続いているため、2年ぐらい前の末から価格が高騰し、数年前の2倍まで跳ね上がってしまったのです。

そして絶滅危惧種に指定しようかなどの動きも出てきたわけですが、近頃、これに代わる鰻のことを紹介しているのを耳にしました。ビカ-ラと呼ばれるものです。これはフィリピンやインドネシアに生息するものですが、資源に比較的余裕があるとのことです。

従って稚魚の値段もニホンウナギの1/10以下と言われていて、日本や中国の養殖業者が目をつけ始めたと言われています。1匹1000円以下で売れるからです。でも稚魚が1/10以下ならもっと安く売れるのではないかと思うわけですが、ニホンウナギと違って、養殖方法がまだ確立していないらしく、成魚に育つまでに死んでしまうものが多いからです。

それでは肝心な味はいったいどうなのかということですが、これが結構いけるらしいのです。日経の記者それぞれにニホンウナギと中国産ウナギ、そしてこのビカ-ラという3種類を、正体を明かさずに試食してもらったところ、意外とその正体が当たらなかったのです。

ニホンウナギなどは百貨店で売られている老舗の宮崎産だったのですが、それでもはっきりと言い当てることができないほど、判別が難しかったと言います。特に中国産のウナギはこれがビカ-ラではないかと皆が間違えるほど、あまり食べたことのない味と指摘していたくらいです。

このように中味を伏せて食べてもらうと、結構、人間の舌などいい加減なものなのです。でも言い換えれば、それだけ味が似通っているとも言えるわけです。まあ、そんなわけでシラスウナギがなかなか獲れない現状では、それに代わる品物でも仕方ないのではないでしょうか。

とにかく日本人が好んで食しているウナギだけに、いつでも気軽に口に入るようになってもらいたいものです。また日本人の優れた養殖や加工技術があれば、今までに劣らない味も作り出すことは可能だと思われます。もちろん低価格であることは言うまでもありませんが...

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