社長の三行日記

2014.08.29

被害者意識 No.2618

 日本で一番大切にしたい会社などの本を書いている、我々中小企業を応援して下さる法政大学の坂本光司先生が新聞にコラムを寄せていました。経営者の被害者意識を捨てよとの論調で、経営に纏わる問題は外でなく内にあるという指摘です。

消費税増税の少し前、駆け込み需要で一時忙しかった流れも一旦止まり、それがようやく持ち直してきているのではないかと思われる今日の情勢です。それでも中には業績低迷に喘いでいる企業もあることと思われます。

その言い訳はいつの時代も「景気・政策が悪い」「業績が悪い」「規模が小さい」「立地環境が悪い」「大企業大型店が悪い」という5つが挙げられます。でもそういった被害者意識に満ち満ちた経営の見方、考え方がそもそも間違っているというのです。

そしてこうした意識や姿勢では、先生が一番大切な要素として挙げている「社員やその家族」や「仕入れ先や外注先の社員・家族」など企業に関係する人々の幸せの実現など、到底できるものではないと指摘しているのです。

というのも、中小企業の中でも全国各地の現場を歩いてみると、一方では社会から存在価値が認められ、高い業績を長きにわたり実現している元気印の中小企業が数多く存在しているからです。

こうしたいい企業は規模の小さな家族的経営でも、どんな業種でも、またどんなに交通不便な地域でも存在しているのです。一例を挙げると横浜市郊外にある住宅リフォ-ム業のS社です。

1997年創業で社員数45人。現社長が勤務していた大手住宅関連企業を脱サラし創った会社です。以前の企業経営者の公私混同や業績至上主義、また密室経営に嫌気がさして独立したのです。

従って前職の経験から「公私区分経営」「ESとCSの両立経営」「超ガラス張り経営」「業績でなく継続・幸福重視経営」に愚直に取り組んだと言われています。その結果、業績は何と16年連続増収かつ黒字経営で、利益率は常に5%以上の企業になっています。

そして更に驚くのは社員の賞与にしても、リ-マンショック時も含めて10年以上、年間5か月以上を支給しているとのことです。これでは会社が嫌で離職する社員などいるはずがありません。坂本先生はこの会社の株主総会に記念講演の講師と招かれたそうです。

出席者は株主約150人のほぼ全員で、同社の社員ほぼ全員の株主の他、仕入れ先や協力企業のスタッフ、同社のサ-ビス提供を受けた地域の顧客等です。講演終了後、素敵な食事会が催され、マイクの前に立った顧客株主の年配女性がこのように話されたと言います。

私たち年寄りの生活は心優しい社員さんたちによって支えられています。配当を減らしてもっと社員さんたちに回してください」と。何という良い会社なのでしょう。やはり問題は外ではなく、全て内にあるのですね。そして問題は社員ではなく、全て我々経営者にあるのだと、坂本先生は指摘しているのです。

2014.08.28

ちょっと良い話114 No.2617

 友人からこんな素敵な話があると教えて頂きました。甲子園で先頃優勝した大阪桐蔭の主将・中村 誠君が中学時代に書いた作文です。この作文で最優秀賞の内閣総理大臣賞を受賞したとのことですが、とにかく素晴らしいものですから一度お読みください。「友から学んだこと」という作文です。

僕には、絶対叶えなければならない夢があります。僕には体に障害を持った友達がいます。体の右半分はマヒしていて、右手はブラブラしていますが、右足は少し動くので介助すると歩くことができます。えん下障害もあるので食べ物は細かくきざんだ物にとろみをつけて介助でゆっくり食べれます。

水分は多く飲めないでお腹に開けた胃ろうからチューブを通して注入します。それから失語症もあり全く声が出ません。文字盤も使えないので自分の意志を伝えることはできないのです。とても不便な生活を送っています。

その友達と知り合ったのは僕が小学五年生の頃、四年前です。僕が野球の試合に出るようになり、対戦相手だった子と友達になった。その子は同級生と思えないくらいに野球が上手だった。ポジションも一緒だった。試合にも負けた。

僕はとても悔しかった。「絶対に負けたくない」この気持ちを胸に僕は一生懸命練習した。小学生の最後の大会の決勝戦でそのライバルのいるチームと戦った。延長戦で僕のチームが優勝することが出来た。

でも僕は勝ったとは思えなかった。だから中学生になっても別のチームで戦っていくことを約束した。しかしその友達といるチームとの試合があっても友達はいなかった。

友達は障害者になっていました。障害者になって三年になります。三年前のある日を境に突然障害者になってしまったのです。原因は病気です。本当に急な出来事でした。当時僕は大きなショックで友達を受け入れることができませんでした。

そんな友達を見て、初め「かわいそう」だと思っていました。でも一生懸命にリハビリに取り組んでいる友達の姿を見ていると、僕は「かわいそう」と思うのは良くない事だと思うようになりました。なぜかというと、人に対して「かわいそう」と思うことは、その人を見下しているように思ったからです。

友達は障害を持ちながら一生懸命に生きているのに、上からの目線はごうまんで大変失礼なことだと思いました。このことは友達に対することだけではなく、全ての障害者に対して共通する気持ちです。障害者になりたくてなった人は誰もいません。そして誰もが障害者にならないという確率はゼロではないのです。

友達のように突然、病気になるかもしれないし、事故にあってけがをしたり、またどんな災害に出くわしてしまうかもしれません。もし僕がそうなったとしたら、想像するだけでもつらいことですが、そんなとき僕は人から同情されたくないと思います。「かわいそう」と思われたくないのです。

人間はどのような障害を背負っていようとも、命ある限りは生きていかなければならないことはみんなに平等に与えられていることです。ただ生きていくための条件が良いか、少し悪いかという差だけのことだと思います。だから僕は障害者を見て「かわいそう」と思うことが許せなくなりました。

僕はお見舞いに行くと友達の車いすを押して出かけることがありますが、よく他人の視線を感じることがあります。自分と違う人を見ると違和感を持つ人が多いのだと思います。でも自分と人は違っていて当たり前なのだし、その他人を認めることは最も大切なことだと思います。

世の中のすべての人が自分と違う他人を受け入れることこそ、差別のない社会の実現につながっていくように思います。友達のためにも、僕は野球を一生懸命頑張りプロ野球選手になり活躍します。

 中村 誠(糸島市立志摩中学校3年)

何という温かく優しい心根を持った人でしょう。先日も触れましたが、優勝した大阪桐蔭は傑出した選手もおらず、昨年の秋の大会では大阪予選でコ-ルド負けを喫したと言われています。そのチ-ムを立て直し、まとめ上げたのは決して指導者だけの力ではなく、主将である、この中村君のリ-ダ-シップによるものではないでしょうか。

障害という偏見ではなく、自分と他人は違っていて当たり前だし、その他人を受け入れ認めるという素晴らしい感性は特筆すべきものです。それを中学3年時に既に備えていたというのも、ただただ驚き、感動させられます。世の中の人全てがこの中村君のように考えてくれていたら、きっと住みやすい

2014.08.27

ケチ No.2616

 今日はケチという話題です。お付き合いしている人の中にも、ケチな人がどこにでもいるようです。勘定を払う段階になると急に居なくなったり、タクシ-など乗り合わせても割り勘ではなく、何も言わずに先に降りて知らん顔なんて人もめずらしくありません。

そういったケチについて書かれていた記事を少し紹介したいと思います。それによると、元々日本人はケチの気質を持ち合わせた民族だというのです。遺伝子から見ても、不安感を抱きやすく慎重な国民性だと言われているのです。

この不安がケチを作り出すといい、将来の不安から何かに頼りたくなり、目に見えて価値があっていちばんわかりやすいお金に頼るというのです。この不安感が強い人ほどお金への執着心が強く、安心感を形に変え、お金を貯めることが唯一の喜びとなっていくのです。そしてその行動習慣がケチな性格となってしまうと言われているのです。

そんなケチな人にはなりたくないし、人からも思われたくないのが常でしょう。そこでケチ度のチェックをしてみようというのが次に挙げるリストです。

・どちらかといえば、人付き合いが嫌い。  ・占いを信じる。   ・物事は白黒ハッキリさせたい。   ・お弁当の好きなものは最後に食べる。  ・考え事があると、夜眠れない。   ・怒りっぽい。  

・ブランドものをたくさん持っている。  ・通帳の金額を確認するのが好き。  ・人にプレゼントやお土産を買うことが嫌い。  ・「やらなかったこと」より「やったこと」を後悔する。

その結果、それぞれの項目に当てはまる数が以下のようなケチ度が示されるようです。  ・1~2個……ケチではありません。  ・3~4個……日本人に多い「標準的なケチ」。   ・5~7個……結構周りは引いてます「危険なケチ」  ・8~10個……周りにも嫌われている「ドケチ」

さあ、いかがだったでしょうか。幸い私はそんなに多くの項目が引っ掛からずに済んだのですが、中にはドケチの人もいたかもしれません。ただこのケチと始末ということとは違っています。始末とは倹約とも言うのですが、無駄な浪費をしないよう気を付けることです。

弊社の中国出身の技術員を見ていると、彼はケチではないのですが、この始末という点ではこちらが学ぶことが少なくありません。いくらかでも自分たちの暮らしを豊かにしようとの表われなのでしょうが、私たち日本人に無駄の多いことに気づきます。

今流行りの大河ドラマの主人公である、黒田官兵衛もまたこの倹約家の一人だったと言われています。このことはまた後日触れさせていただきますが、私たちの日常生活でケチではなく、始末ということにもう少し見直さなければいけないかもしれません。

2014.08.26

ウォ-キング No.2615

 熱戦が続く甲子園では三重高と大阪桐蔭の決勝戦となりました。1回戦、結構モタモタしていて終盤にやっと逆転勝ちを収めた大阪桐蔭でしたが、やはり実力があるのでしょうか。傑出した選手がいなかっただけに、まとまりのあるチ-ムでの2年ぶりの優勝に敬意を表します。

この決勝戦は観れなかったので内容がいまいち掴めないのですが、特に準決勝など今大会一番の打棒を誇っていた敦賀気比に、初回5点先制されながら少しも怯むことなく、序盤で逆転していった試合など見事な戦いでした。大会を盛り上げてくれた両校の奮闘にアッパレの賛辞を送りたいと思います。

毎年のことですが、この高校野球が終わるといよいよ夏も終わりかなと、少し感傷的になり寂しくなるものです。でも広島などの思わぬ土砂災害などをみても、西日本など全国各地に雨が降り続く今年の夏の天気はやはり異常とも言えるのではないでしょうか。

多くの犠牲者が出た広島市の安佐南区の被災者の方々には、未だに不自由な生活が続いているようで心よりお見舞い申し上げます。さて少し涼しくなってきたこのところの朝晩、夫婦連れや若い人も交えて結構、ウォ-キングしている人を見掛けます。

減量や健康維持が目的の方がほとんどでないかと思われます。私も本来のウォ-キングではないのですが、愛犬を飼い始めたその年から今年で11年間、ほとんど欠かさず1年を通して約30分ぐらい歩いています。

いわば自分の為というより愛犬のためといった要素が強かったものですが、そのお蔭で70キロ以上あった体重が少なくとも3キロは減っています。見た目にも痩せてきた私に対して、口の悪い友人は「どうした?」などと、あたかもガンにでも掛かっているような口ぶりです。

でも人間ドックでも特に大きな引っ掛かりがなく、至って元気そのものです。またこの歩くという点でも、歴史上の人物の中に散歩の好きな人を見つけることができます。まずドイツの哲学者・カントです。

規則正しい生活を送っていたカントは毎日午後4時から1時間歩いていたそうです。これを見ていた付近の住民はその姿で自宅の時計時刻を修正したほどとまで言われています。

また作曲家ベ-ト-ベンもよほど体調が悪い日を除き、雨の日も欠かさず毎日の散歩を好んでいたそうです。ウィ-ン郊外の森の中を歩きながら、楽想が浮かぶと書き留めていたと言われています。そんなとこから、あの有名な交響楽が生まれたのかもしれません。

思わぬ心臓疾患や糖尿病など重病になる前に、食事や適切な運動により自分自身で体調を管理する、こういった治療・回復ではない予防という観点が大切ではないでしょうか。お金も道具も要らない散歩によって、健康で長生きできればこんなよいことはありません。散歩には自分も周囲も全て幸せになれる、こんな特性が潜んでいるかもしれません。

2014.08.25

百名山 No.2614

 日本百名山ってご存知でしょうか。文筆家でもあり登山家の深田久弥さんという方が、登った日本の山から自身が定めた基準で、100座を選んだものです。

BSプレミアムなどでもその特集が行われていますが、、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1,500 m以上の山という基準を設け、選定されたようです。

品格とは人にも人格があるように、山にも山格というものがあるそうで、誰が見ても立派な山だと感嘆する山であることを1つの基準としているみたいです。

また歴史についても、昔から人間との関わりが深く、崇拝され山頂に祠が祀られている山であるようなものが基準になっているようです。そしてもう一つ、山容など他には無いような顕著な個性をもっていることがその対象になっているとのことです。

そんなことを言っている私自身は山は嫌いではないのですが、自分一人では山にはいけないような、全く素人の域から脱していない存在です。ですからこの百名山についても、全て登ったというよりは連れていってもらったというレベルで、数えてみたら5つだけありました。

仙丈岳、富士山、木曽駒ヶ岳、天城山、そして先日登った北岳です。それでも5/100ですからこの先、もう少し金と暇が出てくれば全部はとても無理ですが、1/4ぐらいは行けるかもしれません。

ただある方が言われているように、自分で山岳の探究をしないでブ-ムの「日本百名山」だけに人々が群がり、シーズン中の山小屋がツアー客など交えて混雑し、登山道が荒廃するような山登りのありかたも考えものです。

いわゆるこうしたミ-ハ-的にはなりたくないわけですが、苦労して極めた頂きには想像以上の喜びが待っているだけに、魅力的な山登りは何とかこの先もできれば続けたいものです。

決して百名山だけが素敵な山ではないものと思うだけに、自分自身でそれぞれの山の魅力を見つけ出すのも面白いかもしれません。また先日触れたようなボケないためにも、自分なりの記録に留めておくのも良い方法だと思われます。

深田さんも「百の頂に百の喜びあり」という言葉を残しています。百は百名山だけを指すものではなく、「それぞれ」という意味にもとれます。このお盆休みには雨などの悪天候で何人もの犠牲者が出ています。それだけに夏山と言っても、決して侮れない山の奥深いところですが、安全に配慮しながらも少しずつ個人的な山の歴史も作っていきたいものです。

2014.08.22

エコドライブ No.2613

 ガソリンの価格が上がったままなかなか下がりません。いわゆる上げ止まりの状態が続いているわけですが、少しでも節約をしたいというのが多くの人たちの思いではないでしょうか。

そうした中、車の燃費を向上させる運転術や製品に注目が少し集まっています。その講習会も開かれ、効率的なアクセル操作で燃料を節約する「エコドライブ」の方法が人気を集めているようです。

エコドライブは発進から走行、減速、停止までアクセル操作を微妙に調整して、効率の良い運転をするのが狙いです。例えば信号の多い市街地を走る場合、燃料の約4割が使われるという発進時はアクセルを一気に踏み込まず、徐々に踏み込んで加速するのがコツと言います。

また走行中は無駄な加減速を行わず、停止するときも早めにアクセルから離して、エンジンブレ-キを活用するのがよいとされます。そしてエアコンの温度をこまめに調節するのも効果的とのことです。

こうしたことにより、実際にインストラクタ-が同乗した講習会でも、平均で2~3割の燃費向上が見られたと言います。それから低燃費タイヤなどのエコ製品も紹介していました。

材料や表面の形状を工夫し、走行時の抵抗を減らした低燃費タイヤも燃費改善につながると評判がよいみたいです。国内の主要タイヤメ-カ-はラベリング制度といって、タイヤの転がりやすさを等級表示し、一定水準以上のものを低燃費タイヤとして専用のラベルを貼って販売しているとのことです。

その基準は2つあり、1つは路面を転がるタイヤの進行方向とは逆向きに働く「転がり抵抗」で、抵抗が小さい順に5段階で表示しているそうです。また濡れた路面での滑りにくさを示す「ウェットグリップ性能」というものにも等級を設けているとのことです。

確かに息子が乗っているハイブリッドのような車は信じられないくらい燃費が良く、びっくりさせられますが、これも悪いタイヤでは台無しになると言われているから気をつけなければなりません。要は昔よく言われていた「狭い日本、そんなに慌ててどこに行く」という言葉通り、余裕を持って走れということだと思います。

若いときに経験があるかもしれませんが、必死になって何台も追い越してみたものの、山道を降りてきた信号にぶつかったら追い越した車と同じだったという例もよくあるものです。とにかくガソリンも限りある資源ゆえ、地球規模からしても節約は考えなければいけません。

2014.08.20

タイブレ-ク No.2612

 毎日甲子園では熱戦が続いていますが、地元ではもう秋の大会が始まっています。これは春の選抜校を決める上で重要な大会なのですが、我が沼津東は1回戦で強豪・飛龍高と対戦し、惜しくも5-6で敗れてしまいました。

この試合、ネット裏で観戦していたのですが、7回を迎えるまでは5-2で我が方がリ-ドしていました。でも鬼門の7回、相手方に追いつかれ9回裏、とうとうライトオ-バ-のサヨナラ負けを喫してしまったのです。惜しい試合だったのですが、この後の敗者復活戦に期待したいものです。

さて、この高校野球にタイブレ-ク方式を導入しようかという議論が巻き起こっています。選手の過酷な肉体的負担などを考慮しようというものですが、関係者の間では賛否両論の意見が分かれています。

タイブレ-クとは野球やソフトボ-ルで走者を置いた状態から延長戦の攻撃を始め、早期決着を図るゲ-ム促進用の特別ル-ルです。ソフトボ-ルなどでは0死2塁から始めることが多いのですが、最近の野球では1死満塁から始めているみたいです。

このタイブレ-クが導入されると、静岡県大会の2回戦、静岡-駿河総合戦にあった、延長15回引き分け再試合のような熱戦がなくなってしまうわけですが、一方では連投する投手の負担を危惧する声もあるわけです。

今でも思い出されるのは甲子園での35年前、第61回大会の簑島-星稜戦です。高校野球史上、最高の試合とも言われているこの試合は延長18回、実に3時間50分に亘る激闘だったのです。熱戦を振り返ってみると、まず先攻の星稜が4回表に先制点、すかさずその裏、簑島が同点のタイムリ-。

そして1-1のまま延長12回の表、星稜が相手のエラ-も絡み2点目を入れて勝ち越し。その裏、2死と追い込まれた簑島は起死回生の同点ホ-ムランで追いつきます。

また16回表、星稜はタイムリ-でまたまた3-2とリ-ドしますが、その裏、簑島に信じられない出来事が生まれます。2死をとられ打者・森川は1塁のファ-ルフライを打ち上げ、これで万事休すと思った瞬間、星稜1塁手が人工芝の縁にスパイクが引っ掛かり転倒。命拾いした打者は奇跡としか言いようのない同点本塁打を放ったのです。

そして延長戦の最終回とも言える、迎えた18回表、星稜は満塁のチャンスを作るが無得点。その裏の簑島、1死1-2塁からとうとう決着をつける決勝のタイムリ-でサヨナラ勝ちを収めたのです。

まさに高校野球史に残る激闘だったのです。なかなかこうした試合は観ることができないものですが、最後まであきらめない両軍のナインの気持ちがもたらしたものでしょう。それだけに、私は再びあるかもしれない、こうした名勝負を期待したいだけにタイブレ-クにはやはり反対ですね。

明日は一日、私用で休ませていただくため、カキコミはお休みとします。

2014.08.19

認知症予防 No.2611

 とかく忘れっぽくなってきて、認知症とも満更無縁ではなくなってきたこの頃ですが、テレビでも認知症予防について取り上げていました。その予防としては下記の点などが挙げられています。

① 今は正常だけれど、近い将来、認知症になる可能性が高い人を早く見つける ② 認知症もどき(うつ病など)を見分ける ③ 発症を遅らせる ⇒バランスのよい栄養・十分な睡眠・適度な運動などによる予防

つまり、アルツハイマー型認知症の発症の危険度は、生活上の環境も大きく影響すると言われているのです。文章を読んだり、テレビなどを見たりする知的な生活習慣があることや、人と接する頻度が高い、といったことも大切なのです。

具体的には心と体の健康維持をポイントとして、次の10か条を挙げていました。①生きがい作って生涯現役 ②強いストレスを避け、楽しい生活 ③若いころからストレスの対処法をいくつも身につけておく ④1日30分の有酸素運動

⑤1日30分以内の昼寝の習慣 ⑥野菜や果物を食べる ⑦ 魚・海藻を食べる ⑧赤ワインを飲む ⑨楽しい食卓 ⑩新たな仲間との創造的活動

特に④の有酸素運動は脳の血流を増やし、高血圧や血糖のレベルをさげる効果があり推奨されています。そして更に興味深いのは安心院(あじむ)プロジェクトという、認知機能の回復をできることを知りました。

デュアルタスクといって、2つ以上のことを同時に行える能力を身につけることで認知症の改善が期待できるというのです。このプロジェクトでは毎週、軽度認知障害の方々にある事を続けてもらった結果、参加した約9割もの人が認知機能を正常に戻すことができたと言っています。

そのあることとは、みんなで料理を作ってもらったのです。料理は買い出しと下ごしらえというデュアルタスクを備えています。また食べたいものを考える・みんなで考えるほか、買い物をする・お金の計算をする自分の作業を行う・周りの人に気を遣うといったそれぞれにもデュアルタスクがあるのです。

これにより計画力や記憶力、そして注意力が養われるのです。その結果、今から10年前に軽度認知障害と診断された81歳の女性は、障害のため表情も暗く大好きな趣味もやる気が起きずにいたのですが、プログラムに参加しデュアルタスクを身につけることによって、徐々に認知機能が回復し81歳になった今も脳年齢が60代の若さを保てているのです。

また夫婦で散歩し街の様子など、いろいろな情報を覚えてアルバムなどに記録することもよいと言われています。要は一生懸命見たり聞いたりしたことを思い出し、記録に留めるのです。それを聞いて私も日々、作業日報をダイアリに書き留めているのですが、満更悪いことでもないような気がしました。

とにかく人はいつまでも前向きでいなくてはいけないということですね。そういった意味では早くからリタイヤしている人に比べたら、まだまだやることの多い私たちの方がボケにくいかもしれませんね。有難き仕事です。

2014.08.18

ちょっと良い話113 No.2610

 弊社は比較的短かったのですが、会社によっては9連休ぐらいのところがあったのではないでしょうか。そんなお盆休みも終わってしまいました。逆転の続く甲子園のように、私たちも気張ってこの残暑を乗り切り、夏の後半戦を頑張りたいと思います。

さて今日は久しぶりのちょっと良い話です。このところ絶好調で、全英オ-プン、全米プロゴルフ選手権と、メジャ-2連勝しているイギリスの生んだ名プレイヤ-,ロリ-・マキロイ選手の話です。全米プロの勝者マキロイが感激した理由として、以下のような記事が掲載されていました。

最終組に2打目を打たせるため、18番グリーン脇に移動するミケルソンとファウラー。優勝争いの中で見られた珍しい光景だった 。海外男子メジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したロリー・マキロイは、闇夜に包まれた最終18番グリーンで、1組前を回り、僅差の優勝争いを演じたフィル・ミケルソンとリッキー・ファウラーに何度も感謝の言葉を贈った。

彼らが最終ホールで示した、スポーツマンシップに対してだ。豪雨による中断が響き、最終組のマキロイがスタートしたのは午後4時19分。バックナインに入った頃には夕闇が忍び寄り、刻々とその濃さを増していく。

終盤は1打を争うミスの許されない展開となっただけに、進行が遅れ、日没サスペンデッドを覚悟した大会関係者も少なくなかった。薄暮の中、17番のバーディで後続との差を2ストロークに広げたマキロイは、最終18番(パー5)のティグラウンドに上がった。

1組前のファウラーとミケルソンはまだティショットを打つ前だった。マキロイの脳裏には「18番ティで待っていたら、どんどん暗くなってしまう」との不安がよぎったという。プロゴルファーとはいえ、調子は日替わりなもの。もしサスペンデッドになって翌月曜日の再開となれば、たった1ホールでも流れが変わるかもしれない。

ところが、ここでマキロイは、ティショットを打ち終えたファウラーから思わぬ言葉を聞く。「合図をしたら(ティショットを)打ってくれ」。進行を早めるため、自分たちが2打目を打つ前にマキロイにティショットを打たせるというのだ。

「(サスペンデッドの)ホーンが鳴ったときに、ティショットさえ打っておけばホールアウトが許されるからね。だから打たせたんだよ」とファウラーはそのシーンを振り返った。 結果的に1打差の2位だったミケルソンと2打差の3位タイに終わったファウラーは、18番ホールで最終組にさらなる配慮も示していた。

ファウラーはイーグルパット、ミケルソンは3打目のアプローチを残しながら、わざわざプレーを止めてグリーンを空け、視界のあるうちにマキロイに2打目を打たせていたのだ。そんな気遣いもあり、マキロイは午後9時前に18番をパーでホールアウトして完走。日曜日のうちにカップを掲げることができた。

 「彼らの品位や人格をよく表していた行動だった。2人のすばらしいスポーツマンシップに感謝したくて、優勝スピーチで何回も(感謝の言葉を)繰り返したんだ」。夕闇の中、大詰めを迎えた緊迫の優勝争いと並行して、心温まるサイドストーリーが展開されていた。

やはりスポ-ツマンはこうでなくてはいけません。姑息な手段で揚げ足をとったり、隙を突いてくる輩とは大きな違いがあるものです。数ある政治家もこうした気遣いを見せる人がもっと増えれば、日本の国ももっと良くなるはずですが...

2014.08.13

中国期限切れ肉 No.2609

 既に大々的に報道され、日本のマクドナルドなどファ-ストフ-ド店が大きな被害を受けている期限切れ鶏肉の加工問題ですが、本家本元の中国の国内の方がもっと大きなショックを人々に与えていると伝えられていました。

それというのも、中国国内では誰よりも中国人が一番、自国の食の安全を不安視しているからです。それはかつての国産粉ミルクへの有害物質の混入をはじめとして、下水から抽出した食用油の流通といったことや、例のギョ-ザ中毒事件など中国製品に対して誰よりも不信感を強く抱いているからです。

そしてそんな中で唯一、食の安全を託せる存在が、今回の期限切れ鶏肉事件を起こした上海福喜食品などの外資系企業だったのです。外資系企業が加工し、海外に輸出される加工食品は例外的に「食の安全」が確保されているが、中国国内に出回る加工食品などいったいどんな混ぜ物が混入しているのか、わかったものではないという思いが根強かったのです。

従って世界屈指の食肉加工メーカーである米国OSI社がオペレーションをしている上海福喜食品は、数少ない「食の安全」を期待できる存在でもあったわけです。そしてその加工肉を使用していたのはマクドナルドやケンタッキー、ピザハットなど米国のファストフードであり、肉の加工も商品として販売しているのも米国系企業であるゆえ絶対的な安心感があったのです。

これが今回の事件で大きく裏切られたわけで、中国人が受けたダメ-ジは私たちの想像以上に衝撃なものだったと言われているのです。とにかくその実態はひどいものです。

使用期限が7か月も過ぎたステ-キ肉を見て「この肉、青く変色してますよ」という問い掛けに、従業員の一人は「腐っているのさ」と平然と受け流しています。青く見えるのは恐らくカビの仕業でしょう。そしてその肉は細かくカットされて包装され、袋に記した新たな使用期限は1年後となっています。

この作業は工場幹部からの改ざん指示を受けて実施されているのです。またコストを下げるため、販売基準を満たさない不合格品の使用も日常茶飯事だったと言われます。ハンバ-ガ-用の牛肉を生産する際は、責任者自らが不合格品の牛肉を攪拌機のラインに投入、チキンナゲットの生産工程でも同様にその使用が横行していたと言われています。

まさに「知らぬが仏」で、どうせ分かりっこないと言って、一般的に原料の5%は不合格品を使っていたのです。またマクドナルドからの検査も形骸化していて、検査前日に通告を受けるゆえ、その日だけは正規の生産をして欺いていたのです。

それでなくても中国は水もダメ、空気もダメ、また農産物や加工食品に関しても、必要以上の農薬や薬物によって成長促進され、見た目だけを良くしたものに表れているとおり、あらゆる面で劣悪な環境に置かれています。また一方では今回の事件は一部の人間による私利私欲が引き起こした、おぞましい事件だとも言われています。

いわゆるその背景にこの国独特の汚職が絡んでいると言っているのです。期限切れの肉を減損処理する一方で、加工に回してしまう。また新しい肉を仕入れたことにして期限切れ肉で代用する。あるいは新しい肉を購入し、その後、転売する。

こうして裏金を作って、5人の幹部がポケットに入れてしまったのではないか。幹部だけが金儲けをしていることに不満を感じた現場社員が上海テレビにリークしたというのが事件の全体像だろうと、このように言われているのです。

とにかくこれでは何を信じて暮らしていってよいのか、全く分からないものです。ここまで来ると、もう共産党1党独裁的政権の終焉のような気がします。哀れなのは何よりも人間の一番の楽しみである「食」の安全から放たれた中国国民です。言っては申し訳ないが、日本人に生まれてつくづく良かったと思っています。

明日14日より17日まで短い期間ですが、弊社は夏休みとなります。4日間、営業を休ませていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

2014.08.11

エボラ出血熱 No.2608

 週末は台風11号の影響で各地で被害が相次いだようで、被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。特に三重県など四日市市をはじめ全県に大雨特別警報の避難指示が出て、大変だったことと思われます。

我が県静岡では天気予報で予想されたほど強い雨もなく、ヤレヤレほっとした日曜日でしたが、なぜか最近この地だけが被害に遭わず通り過ぎていくようで、半分他の地に申し訳ないような気持ちにもさせられるものです。またその裏返しがないことも願っています。

さて西アフリカではエボラ出血熱なるものの感染が拡大しています。先週7日までに1700人以上が感染、そのうち死者は900人を超えていると言います。このエボラ出血熱とはエボラウィルスによる急性熱性疾患で、血液や体液の接触により人から人へと感染拡大していくものです。

またその症状としては発熱、頭痛、さらには腹痛まで伴い、出血が止まらなくなると言われています。現在その治療に関しては特に対処するものが見つかっておらず、死亡率は50~90%とのことです。

このためテレビのニュ-スでも写されていましたが、道端に倒れているそれらしき患者にも誰も手を触れることなく、路上に放置している始末です。それから医療スタッフなども死亡していることから、国境なき医師団も感染などを怖れていて、人手が足りずその対応に限界を感じていると言います。

こう語っているのは日本から看護師として派遣されている吉田照美さんという方ですが、その献身ぶりに頭が下がる思いです。エボラ出血熱の発生原因はオオコウモリによるものとされ、この地方ではそれを食する習慣があったり、また死者を葬儀のしきたりで、直接手によって清めたりする風習があるといいます。

こうしたことで感染が拡大しているのではないかと考えられます。このため各国では空路によるウィルス侵入防止に努め始めているとのことですが、感染地からの入国者を水際で防ぐというのも、なかなか大変なことと思われます。

この問題を採り上げていたテレビでも話されていましたが、エボラ出血熱に限らず、鳥インフルエンザなどのウィルスが近年、猛威を振るっているのも人間が自ら招いたものと指摘していました。それは今まで入り込まなかった未開の地にどんどん入り込み、開発という行為を繰り返したことによるものというのです。

まさに自然との調和、他の生きものとの共生を崩したことによるのです。言われてみるとなるほど、人間の身勝手さを感ずるものです。近年、頻発し以前に比べどんどんその勢力が拡大している自然現象も同様です。ノストラダムスの予言ではないのですが、このまま進んでいったら人類の滅亡に繋がるかもしれないというのも、満更、絵空事でもないように感じています。

明日は美術館のポンプ盤が故障とのことで出張するため、カキコミを休ませていただきます。

2014.08.07

どこからかの囁き No.2607

 先日少し触れましたように、8月2日(土)は母校全体の同窓会でした。リバ-サイドホテルで460人ぐらい集め、盛大に開催されたわけですが、どこからかこんな声が聞こえてきました。

どことは言わぬが、とてもだらしない団体が先日、ホテルに大勢集まり会を開いていたようだと。よ-く聞いてみると、それは間違いなく私たちの同窓会の集まりを指しているようです。

ではいったい何がだらしがなかったのかと、突っ込んで聞いてみると、会がお開きとなり人々が会場を去った後には、グラスに飲みかけのワイン等がことごとく残っていたとのことです。

それはまるで「兵どもの夢のあと」ではないのですが、ほとんどのテ-ブルに一様に残っていたと言います。確かに食事付の飲み放題プランでやってもらっているわけですが、あまりにもその飲み残し方が綺麗ではないと言われているのです。

またバ-カウンタなるものが会場の隅にあり、そこから自分の好きな飲み物を自分で取りに行くというのが原則になっているのですが、ほとんどのテ-ブルが係員を呼びつけ持ってこらせているというのです。

しかも中には偉そうに呼びつける人もいるというのです。こうした声は決して直接ぶつけられたものではなく、人々の口を経て廻りまわって出てきたものでしょう。でもやはり正直な声として受け取らなければいけないものと考えます。

またその中に入り、楽しんでいる当事者の私たちには多分気づかないようなことかもしれません。そうした指摘されて初めて気がつくことですが、飲み放題というのはそもそも自分が飲める量だけオ-ダ-して、しっかり飲んで帰るというのが基本です。

それを飲めるかどうか判らずに、どんどんオ-ダ-だけしていっぱい余らせて帰るというのは、やはりマナ-違反です。また私もその一人ですが、そういったことに気づかないでいるというのも考えなければいけないことです。

明らかに無駄が多いからです。いくら飲み放題だからと言って、飲み物を無駄にしてよいというものではありません。こういったことにより、会そのものがどんな会なのか疑われてしまうことになるわけです。

出来る限り参加者の負担を軽くしようと、出席者が全員各丸テ-ブルに座れる形式で、しかもいちいち料理を採りにいかなければいけないビュッフェスタイルではなく、各テ-ブルまで運んでくれるスタイルにしてもらったのも、ある程度はホテル側の配慮によるものです。

それだけこの大人数への対応に気を遣ってくれていることにも、もう少し私たちは考えなければいけないことなのです。出席者の中には自分たちがこの地元・沼津を背負っているような勘違いをしている輩もいるかもしれませんが、会の良識を疑われないためにも、私たちは謙虚に反省しなければいけないことだと考えています。

明日8日は地元のお客様2か所に午前と午後、工事で入る予定となっています。このため終日、会社を留守にしますのでカキコミは休ませていただきます。

2014.08.06

原爆記念日 No.2606

 STAP細胞の小保方晴子さんの研究指導員でもある、理研の笹井芳樹副センター長が自殺をしてしまいました。これで一層、その真相解明が困難になるばかりでなく、日本の再生医療研究における有数の科学者の一人であるだけに誠に残念な話です。

さて今日は69回目の広島の原爆記念日です。広島と長崎に原爆が落とされてから今年で69年の歳月が流れたわけですが、高齢の被爆者は次々と亡くなり、この3月には被爆者健康手帳を持つ人の数は20万人を割り込んだと言われています。

それだけ原爆を実際に知る人が少なくなっているということですが、一度に多数の人を殺傷して街を破壊するほか、長期にわたって健康や環境に悪影響をもたらすといった「人道的に取り返しのつかない惨事」となった、この原爆を決して忘れることなく、二度と繰り返さないためにも後世に引き継いでいかなければいけないものです。

そうした役目を担っている一人に女優の吉永小百合さんがいます。来年70歳にもなろうとしている吉永さんは、相変わらず綺麗でとても年相応には見えない若々しい方ですが、原爆や原発廃止に取り組むその姿勢には敬意を表するものです。

吉永さんは胎内被爆した主人公を演じた「夢千代日記」というドラマや映画をきっかけに、以後、原爆詩の朗読を続けてきています。それは何よりも「日本人だけはずっと、未来永劫、核に対してアレルギーを持ってほしい」という祈りに似た強い願いからです。

また原発の再稼働や輸出の動きがあることに関しては、「さよなら原発と私は声を出していきたい。みんなの命を守るために、今、せっかく原発が止まっているのだから、今やめましょうと」。そして「まだ毎日、汚染水など現場で苦しい思いの中で作業していらっしゃる方がたくさんいる。そういう中で、外国に原発を売るというのは、とても考えられないことです」と述べています。

そして「私は俳優だから、詩を読むことが一番伝わる」と言って、ひたむきにその活動を続けています。詩の朗読で自ら選んだ一つが、「にんげんをかえせ」で知られる詩人・峠三吉の「原爆詩集 序」です。これには峠さんのすべての思いが詰まっていて、まったく原爆のことを知らない方でも、『えっ』という思いになってくれると言っています。

それよりもっと強い表現の詩がたくさんあるのですが、最初からそんなものは聞きたくないという、拒否反応を怖れているからです。やさしく分かりやすく読んで、こういった詩があることに気づいてもらい、次のステップに進んでもらいたいという手法です。

そして「自分の力は小さくても、朗読を聴いた学校の先生たちが子どもたちに教えてくださり、その時の生徒が今、先生になって、ご自身が子どもたちに教えてくださっていることが大事で、受け止めてくれた方が次にまた伝えることが被爆者の願いでもあると思う」と語っています。

また渋谷の女子学生にインタビューして、「1945年8月6日に何が起きたか知ってる」って聞いたら、「えー、知らない、地震?」っていう答えが返ってきたが、そんな日本であってはいけない、みんながあのときの痛みを分かろうとしないといけないと指摘しています。

それから原発事故についても、「日本の原発の事故を見て、ドイツでは原発をやめましょうと決めているわけです。でも、日本はそうじゃない。やめたいと思っている方はたくさんいると思うんですけど、声を出す人は少ないんですよね。だからやっぱり、自分が思ったことは声に出したい、意思を伝えたいと考えました。

仕事をしていくうえでネックになることはこれからあると思いますけど、人間の命のほうが電力よりも大事じゃないか、という根本だけは忘れたくありません」と、ある種の覚悟が感じられるほど、真正面から向き合ってこの問題を捉えています。

さすがは吉永小百合さん、物心ついた頃から憧れた人だけのことはあります。とにかく広島や長崎に行く機会があったら、是非、資料館に出掛け、その悲惨さから一人でも多くの人が何かを感じ取ってほしいものです。

吉永さんも被爆60年の年、仕事で行ったパリの市庁舎で開催していた、広島展の出口で鶴を折るコーナーがあり、フランスの子どもが不器用だけど一生懸命折っていた姿が目に焼き付いているそうです。こうした「私たち、忘れないでいようね」という思いが世界中で核兵器の廃絶につながってほしいと強く願っているものです。 

2014.08.05

熱い夏 No.2605

 8月9日からいよいよ甲子園での全国高校野球選手権大会が始まります。我が県の代表・静岡高に期待したいところですが、全国49代表のうち、この大会での注目の選手を少し紹介したいと思います。

まず投手部門では、何と言っても予選の神奈川大会決勝で20もの三振を奪って好投した、東海大相模の吉田君が挙げられます。2年生ながらストレ-トは140キロ台中盤のスピ-ドと縦に切れるスライダ-を武器としている投手です。

一説には来年のドラフト候補の目玉と言われており、左右の違いはあるが楽天の松井投手に似た、投げ出す腕の振りは直球とスライダ-の区別がつきにくく、なかなか打ちにくいのではないかと言われています。

また岩手県代表・盛岡大付の松本君も注目の投手です。150キロを投げる右腕の剛腕投手としてばかりでなく、4番打者としても通算54発も放っている、大谷君に続く二刀流としても注目されています。

また打者の方では、奈良・智弁学園の松本君の打撃が楽しみです。何しろ高校通算73本塁打と半端ではなく、奈良県大会でも3本の本塁打を放ち、意気揚々と乗り込んできています。

この他、福岡・九州国際大付の清水君も、ドラフト候補の捕手に挙がっているくらいの強打者です。こんな中、昨年2年生として甲子園で活躍した選手が何人も、予選で涙を呑んでいるのが見受けられます。

まず愛媛・済美高の安楽智大投手です。155キロのスピ-ドを出して注目された投手です。また昨夏の優勝投手である群馬前橋高の高橋光成君や、やはり昨年の選抜での優勝投手・浦和学院の左腕・小島和哉投手などです。

惜しくも予選で敗れ去ってしまいましたが、やはり今は情報化の時代、いろいろなデ-タ分析から事前にしっかりと対策を研究し尽くされたのではないでしょうか。なかなかエ-ス一人では勝てないものです。

こうして勝ち抜いた49のチ-ムが今年の暑い夏、激突するわけですが、8点差を9回でひっくり返した星稜高や、今センバツ優勝の龍谷大平安、またPL学園以来の3連覇を達成し地元大阪の激戦区を制した大阪桐蔭など、注目のチ-ムから目が離せません。猛暑と言われる今年の気象以上に、甲子園では熱い夏が展開されそうで楽しみです。

2014.08.04

シニア No.2604

 台風の影響で四国の方では大雨の被害が聞かれます。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。先週末には高校の全体同窓会が開かれ、出席者が何と460人と言われています。年々増え続けていて会場が目いっぱいになってきているだけに、来年の当番回期としての私たちにとっても、考えなければいけない問題です。

この当番回期の最年長として、私たちの回期が幹事当番の代表回期を務めるわけです。いわば最後のお役目を果たさければいけない世代となったわけですが、ここまで至るのにあっという間のような気がして、改めて月日の経つ早さを感じております。

さて、こうした私たちの今の世代をシニアと呼ぶのでしょうが、新聞にシニアの利点というものが少し載っていました。まず年金の支給日が毎月15日とのことですが、この日にシニア割引をする店が多いと言います。

残念ながら私は来年の2月が来ないと65歳にならない関係で、まだ年金支給は受けていませんが、同級生の大部分は既に受けている人が少なくないものと思われます。でも私などと違って悠々自適な生活を送っている方が多いでしょうから、あまり関係ないかもしれませんが、知っていて損はないものと思います。

大手ス-パ-のイオンでは55歳以上を対象とした、シニア世代向けカ-ドの利用者がこの日に買い物をすると、5%引きになるそうです。一方、セブン&ホ-ルディングス傘下のイト-ヨ-カ堂でも、60歳以上対象のカ-ド利用者に向けて毎月15,25日の2日間には5%のシニア割引を行っているとのことです。

それから「孫と一緒でお得」というサ-ビスもあるみたいです。ジジ、ババには目に入れても痛くないという、孫という存在を突いてきているのが憎いところですが、旅行会社のHISではパンフレットで指定された旅行には、大人3人以上を含む3世代で申し込むと、代表者の代金が1万円引きになるそうです。

また富山市などでは市直営の博物館や動物園を孫やひ孫と利用すると、入場料が無料になる「孫とおでかけ支援事業」なるものをスタ-トさせ、市外在住の利用者にも適用されているそうです。

その他、映画館などの鑑賞料でも60歳以上なら1100円になるとか、夫婦のどちらかが50歳以上なら2人で2200円になるという割引も比較的知られているところです。その他にも京都国立近代美術館や東京の国立西洋美術館でも、65歳以上は常設展が無料になるなど、シニア世代が無料となる芸術関係の施設は少なくないと言われています。

それなら利用しなければつまらないというものですが、言われなくても今一番元気の良いのがこのシニア世代のことですから、十分活用しているのではないでしょうか。そう言えば山などでも、こうした中高年の方が本当にお元気で精力的です。当分は無理でしょうが、会社を離れて少しでも余暇を楽しめる身分になりたいものです。

2014.08.01

モンスタ- No.2603

 我が県の代表には静岡高が決まりました。その初戦、駿河総合と延長15回再試合という壮絶な試合を制し、勝ち進んでいったのですが、もし負けていたらどうだったのでしょう。改めて野球の奥深さやスリリングな点を感じています。何とか甲子園でも静岡県代表の意地を見せてもらいたいものです。

長崎県佐世保でまた悲惨な事件が起きてしまいました。高1の女生徒が自分のマンションに同級生を誘い、殺害してしまったのです。しかも殺害後、遺体を切断するという、信じられないことまで起こっています。

伝えるところによると、通う高校は中高一貫の進学校で、長崎県の中でも上位の成績を有する学校と聞き、また家庭も比較的裕福で弁護士の父を持ち、親子ともスピ-ドスケ-トの選手という文武両道の一面も覗かせています。

そんな子がなぜ?と思わせられるものですが、大好きだった実母が昨年秋ガンで他界、その後すぐに父親が再婚し、家を出てマンションの一人住まいを始めたと言います。このへんが16歳という多感な年代だけに原因が潜むのでしょうか。

また殺してみたかったとか、遺体を解剖してみたかったという、恐ろしい供述もしています。犯行も道具を買い揃えたりして猟奇的な事件を思わせられますが、勉強もスポ-ツもよくできたという彼女がここまで追い込まれてしまったことに、大きな疑問を感ずるものです。

よく学校や病院などに理不尽なクレ-ムをつける人を最近では「モンスタ-」と呼ばれています。「あなたでは話にならない。店長を呼んでちょうだい!」。中年の女性客が鋭い声で若い女性店員を叱責し、周囲が凍り付いている光景を目にすることもあるかと思われます。

こうした普段は穏やかな人が、突如激高してモンスタ-化するケ-スが少なくないと言われます。お客様や患者至上主義を進めた結果、利便性が向上し、理想のサ-ビスと現実のギャップを許容できない人が増えているからです。

また社会が便利になるほど怒りの沸点が下がると言われ、効率的で合理的なサ-ビスが標準となった現代では、こうした誰もがモンスタ-化する可能性を秘めているかもしれません。事件を起こした家庭内の事情までとても知る由もありませんが、地元では名士と呼ばれている両親に育てられた家庭環境にこうした問題の一端はなかったでしょうか。

女生徒が小6のとき、給食に洗剤を混入させた事件を起こしたことがあると言われていますが、両親が地元の名士ゆえ、さしたる問題にもされず進学校に進めたという事実もあるみたいです。

また実の母親が昨年10月に亡くなったばかりで、今年の5月父親は再婚したと言います。多感な年代の娘にとっても、そのことが社会的地位の高い父親の分別ある行動とも思えません。相手のことを考えた思いやりとか、人として生きる上で最も大切な「命の尊さ」を教え忘れたのではないでしょうか。

ページの先頭へ