社長の三行日記

2013.03.29

叱り方 No.2369

叱り方について触れている記事を見ました。人間は褒められている方が伸びるとよく言われますが、時にはお互いの今後のことを考えたり、人に迷惑を掛けたりしたような場合は、きちんと叱らなければいけません。

でもこの叱り方って結構、難しいものです。時にはこちら側が感情的になり過ぎ、相手の人格否定に繋がってしまったりすることも少なくありません。そうした叱り方のポイントのようなものが載っていました。

1つにはその場で短く、明確に伝えることです。できれば早いタイミングで注意したり叱ったりするのがよいそうです。時間が経ってから「あのときはよくない」などと言っても、実感しにくし嫌味にすら聞こえてしまい、効果が半減するとのことです。

 
また人前で注意しないことが2つ目のポイントです。人前で特定の相手を注意すると、その相手のプライドを傷つけてしまい、注意を素直に受け取りづらくなってしまうので逆効果だと言います。また、周りの人たちにも戸惑いを与えたり、不快な思いをさせたりしてしまいます。

そして感情的にならないことです。人は怒って頭に血が上ってしまうと、つい感情的になってしまいがちです。でも感情的な発言が混じると、いくら正しいことを言っていても説得力がなくなってしまいます。相手を叱る際は、まずは自分自身が冷静になることが求められるわけです。

それから最後に、人格否定をせず、相手の行為だけを注意することが挙げられています。注意すべきなのはその人の行為であり、人格まで否定するのはタブ-です。ですから叱っていても、相手のやる気やがんばりは認めてやって、後に繋がるようなメッセージも必要だと言われます。

私などはこの叱り方が全く駄目ですね。幾つになっても直らないものです。すぐ感情的になるし、周りに人がいようと、いまいとお構いなしにやってしまいます。つい最近も帰ろうとしたとき、会社の出入口になっている道の前に乗用車のワゴンが無断で停められていて、私の車が出られません。

クラクションを再三再四鳴らしたのですが、無しのつぶてで誰も来ません。ホトホト困って警察に連絡しようと思ったのですが、思いとどまり、家内に別の車で迎えに来てもらうことにしました。そして家内がもうじき着くと思われた頃、若い青年二人組がやっとその場に現われたのです。その間、待つことおよそ15分ぐらいです。

後は言わなくてもだいたい想像がつくものと思います。このようなときでも、冷静に対処しなくてはいけないということだと思います。でも結構難しいものですね。叱るということは自分自身への精神修養にもなるわけです。

2013.03.27

北朝鮮との気になる仲 No.2368

鹿児島市にある宗教法人・最福寺というお寺が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地と建物を落札する見通しとなったという、新聞の記事を読みました。

ここは東京都千代田区という都心の一等地にある、北朝鮮の大使館とも言える場所なのですが、その額は45億1900万円とも言われています。いったいなぜ鹿児島のお寺が、東京のこのような場所を取得するのか、その狙いは何なのか、大きな疑問を投げ掛けています。

最福寺は真言宗のお寺で、清原和博さんら元プロ野球選手が、火柱の前でお経を唱える護摩(ごま)行を重ねた寺として知られています。また法主である池口恵観さんという人は、日本の与野党の政治家との交流も盛んで、安倍晋三首相とも懇意にしていると言われています。

そしてその一方で北朝鮮に5回も訪れていて、日航機をハイジャックして亡命した過激派「よど号グループ」と面会したり、故・金日成主席の生誕イベントに出席して勲章を授与されたりもしています。

新聞の取材に対し、今回の取得目的を次のように語っています。「総連から依頼を受けての入札ではない。将来は英霊の供養と民族融和の拠点となるお寺を建立したい」。これは靖国神社が近いという立地条件からでしょうが、、「総連から貸してくれと言われた場合、政府の許しがあれば、優先的にお貸ししたい」とも述べています。

それではいったいどこから45億円もの大金の捻出があるのか、このお寺を知っている人には出どころが不思議がられています。一説には朝鮮総連から資金提供を受けているのではないかとも言われていますが、何しろ得体の知れない北朝鮮のことだけに、皆目見当がつきません。

でももし朝鮮総連からの資金提供であれば、落札の資格を失うとのことです。とにかくこの落札の真相は計り知れないわけですが、少なくとも北朝鮮とこのお寺とが全く無関係ではないはずです。

こうした一方では依然として北朝鮮との間で、拉致問題のその後が一向に進みません。横田夫妻をはじめとして、被害者家族の方々はそれぞれ高齢化し、せめて生きているうちにその解決をと焦りが見え始めている時期でもあります。

それだけに何とかしてあげたいと思うのが、私たち国民の共通した願いでもあるわけですが、このように北朝鮮と通じている人物が存在しているのなら、何とかそうした人間の力を借りることができないものでしょうか。

何もしないで、指をくわえて待っていたって、何の解決も図ることはできません。残された時間が少なくなっているだけに、政府の早急な問題解決への行動力が何よりも求められているものです。

明日28日は早朝より工事で秦野に出張します。このためカキコミは休ませていただきます。  

2013.03.25

大使館カジノ No.2367

朝日新聞に載っていた大使館カジノという、とんでもないことをやっている大使館員の記事を読みました。自分たちが持つ特権をいいことに、都心の雑居ビルの一室を借り受け、バカラ賭博をやっていたというのです。記事の要約は次のとおりです。

「大使館カジノ」をうたう闇カジノがあるという情報を聞きつけ、昨年8月、東京・赤坂の繁華街の外れにある雑居ビルを訪れた。エレベ-タ-の扉が5階で開くと、重々しい鉄製のドアの上に、赤を基調としたある国の国旗が掲げられていた。

ドアは中から施錠されている。情報をくれた常連客が内部に携帯電話で連絡し、一緒に入ることができた。30畳ほどの室内は、シャンデリアの下に大きなバカラ台とル-レットが2台ずつ。30代前後のス-ツ姿の日本人男性3人が、蝶ネクタイのディ-ラ-を囲んでバカラ賭博に興じていた。

素早い手つきでディ-ラ-がトランプをめくるたび、「ほら見ろ」といった歓声と深いため息が混じり合う。赤と青のチップが目の前をめまぐるしく動く。「赤は1枚1万円、青は千円です」と店の責任者が説明した。

客の一人に話しかけると、何度も来たことのある常連だという。「ここは大使館のお墨付きで治外法権。安心して遊べるよ」と男性はささやいた。警視庁に取材すると、店はすでに内偵捜査の対象になっていた。店のある5階は丸ごと、欧州のある国の大使館の1等書記官名義で、「居住用」の名目で数年前から借りられているという。

このカジノは2011年秋頃から営業していることも判ったそうです。そして警視庁の内偵捜査が進んでいた昨年の11月ごろ、カジノは突然営業をやめ、フロアの賃貸借契約も解除されたというのです。ですから実態が何も解明されないまま、捜査は幕引きせざるを得なくなったのです。

また居住用の名義にあった1等書記官は既に昨年の初めごろ、本国へ帰国したという大使館からの回答でしたが、在任中は居住先として別の住所を外務省に届けていたとのことです。こうした自国を出て職務にあたる大使や外交官には、「外交関係に関するウィ-ン条約」で外交特権が定められています。

このため身体や居住先、通信、文書などは不可侵とされ、捜査機関が逮捕したり、家宅捜索したりすることができないのです。この外交特権をいいことに、好き勝手に振舞うことができる輩が出てきてしまうのです。

過去にも駐日コ-トジボワ-ル大使館の元外交官が、同じようにビルの一室を借り、賭博店に貸して報酬を得ていたとして、逮捕された事件がありましたが、これなど珍しいケ-スで、なかなか逮捕にまでは至らないようです。

こうした治外法権を隠れ蓑に、このようなケ-スは少なくないのではないでしょうか。職権乱用での悪事には本当に腹が立つものです。何か防ぐ良い手立てはないものでしょうか。

明日26日は一日研修で会社を留守にするため、カキコミは休ませていただきます。

2013.03.22

ちょっと良い話その105 No.2366

イチロ-選手のこんな美談が紹介されていました。ファンに向けての細やかな気配りとも言える素敵な行為です。

その行為は、Amy Franzさんという一人の女性のツイートにより明らかになった。そのツイートとは、以下の通りである。「オーマイガー! 元マリナーズのイチローから小包が届いた! リビングルームの真ん中で気を失いそうになっちゃった!」

そしてそのツイートには一枚の写真が貼られており、よく見るとそこにはなんと! イチローのサイン入りバットとスパイクが写っているではないか!?

実はこの女性、イチローがマリナーズにいる時に、ずっと球場でイチローの安打数をカウントしていた女性だったのだ。Amyさんは「Ichimeter(イチ・メーター)」という手作りボードを掲げ、2004年からずっとイチローの安打数をカウントし続けていた。

そのアツい応援をイチローはとても嬉しく思っていたようで、ヤンキースへの移籍後、感謝の気持ちを伝えるために今回のプレゼントを贈ったようなのだ。しかしイチローからのサプライズプレゼントは、これだけではなかった。実は、次のような手紙もAmyさんに送っていたのだ。
 
【イチローからの手紙の内容】
親愛なるAmyさんへ
シアトルにいる時に私を献身的に応援してくれて、ありがとうございました。あなたのユニークで、まっすぐな応援は、いつも私の励みになっていました。私のスパイクの色は変わってしまいましたが、マリナーズ時代のスパイクを受け取っていただけるのなら幸いです。  イチローより

案外知られていないのですが、イチロ-選手って、結構気配りのある人だと思います。今回のWBCにしたって、終わった後、やっとその重い口を開きました。いろいろと指摘のある内川選手のアウトになった走塁についてです。

イチロ-さんははっきりと内川選手をこう言って擁護しています。 「モリーナがいたからでしょう。あのタイミングでは二塁でアウトになってしまう可能性があった。ほとんどの捕手ならそう(=先行走者を見ながら走る)。でも、モリーナでは無理だったんじゃないですか

また「あそこで、あのスタートができる。凄いこと。大体(スタートを切らず)止まることを選択する。自分ならあれができたかというと、その自信はなかなかない。ミスかそうでないかと言うよりも、モリーナの存在。それがあの捕手の力」と言って、むしろ内川選手を褒めているくらいです。

それから行けたら行けという中途半端なサインを出した首脳陣にも、巷では非難の声が上がっていますが、これも「“行くなら行け”と言うのは当然。“行くな”という選択はあるけれど、This Ball(ここで走れ)はないと思いますね。青信号で“行けるタイミングを計っていけ”というのは通常だと思います」と庇っています。

自分自身が出場できなかったこともあると思いますが、その声には一切批判的な言葉はありません。これがスポ-ツマンらしくて爽やかなところです。要するにレベルの高い野球だから起こったことです。侍ジャパンとして不運だったのは、相手方の捕手がモリ-ナという、大リ-グを代表する捕手だったことです。ミスとかではなく、なるべくしてなった出来事ではないでしょうか。

2013.03.21

春爛漫 No.2365

早いものでお彼岸の中日も過ぎてしまいました。暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、このまま暖かくなってくれればよいのでしょうが、北国の人から言わせればそれは贅沢というものなのでしょうね。

それにしても暖かな日が続いたために、各地で咲き始めた桜の便りが多く聞こえてきます。例年なら入学式近辺なのでしょうが、今年はいち早く卒業式シ-ズンです。これでは今週の日曜日ぐらいが見頃となって、4月までは持たないのではないでしょうか。

全国各地における今年の開花はおよそ10~14日ぐらい、例年より早いと言われています。冬が寒かったのになぜと思ったのですが、かえって秋から冬にかけて寒い方が開花が早いというのです。

それはこの春に咲く桜は、前年の夏に花芽が作られると言います。そして花芽ができると成長はいったん止まり、休眠するというのです。それが「休眠打破」といって、秋から冬にかけて寒く、気温の低い日が続くとこの眠りから覚めるそうです。

そして春になって気温が上昇すると、再び成長が加速され開花されるという仕組みです。ですから冬が暖かいと休眠からしっかり覚めないため、開花が遅れてしまうのです。おもしろい仕組みですね。

そんなわけでこれから絶好の花見シ-ズンを迎えるわけですが、我が静岡県では知事が会長を務める県さくらの会というものがあり、県内にある67箇所のさくらの名所をホ-ムペ-ジで紹介しています。開花情報を4月中旬まで教えてくれるというのです。

その中でも我が地域の比較的知られている所といったら、門池公園、光長寺、香貫山、そして一番近い所では国道1号線のバイパス沿いといったところでしょうか。

今年は娘たちの家族も増えたことだし、できればみんなで繰り出し、おだやかな春の一日を楽しみたいと思っています。やはり暖かくなると面白いもので、私たちの心までうきうきして和んでくるものです。

2013.03.19

感動のドラマ No.2364

日本のWBC3連覇という夢はついに途絶えてしまいました。初対戦のプエルトリコに負けてしまったのですが、これでキュ-バ、アメリカ、日本、韓国といった決勝進出常連国が全て姿を消した大会になってしまったわけです。

それでも予選第2ラウンドなど、多くの人の胸をときめかせる良いゲ-ムで、よくやったと言えるのではないでしょうか。特に中田選手など、初出場の若手の選手には今後に繋がる良い経験になったと思われます。

WBC同様、感動と言えばこの日曜日が最終回の放送だった、TBSドラマ「とんび」には結構泣かされました。重松清さんの原作をドラマ化したもので、不器用な男がある日父親となり、母親を事故で亡くしたため、男手1つで息子を一生懸命育てる、そんな物語にすぎないのですが、描かれていた親子の愛や絆の深さには強く惹かれてしまいました。

それだけ、もっとその絆が強かった、過ぎし昭和の時代への郷愁みたいなものがあったからかもしれません。また主人公のどうしようもないように見える姿や、ただただ真っ直ぐに生きていく純真無垢の姿に、自分たちならやりたくてもできない、憧れに似たようなものを感じていたのかもしれません。

両親がいないで育ったヤスという主人公は、親や家族の愛というものを知りません。それだけに自分自身で掴んだ妻や息子との家族の幸せを、必死になって守りながら自分なりに育んでいきます。

そして最愛の妻の死という最大の不幸に直面するのですが、温かな周囲の人間に諭されたり、励まされたりしながら、親ばかと言われるまでに、生活の中心を全て息子の成長に賭けて生きていくのです。

こうして立派に息子は成長していくのですが、どうしようもないように見える親父が立派な息子を持つことから、とんびが鷹を生んだように例えられているのです。でも、このとんびなくして鷹は生まれていないわけで、最終回の中にもグッとくるようなセリフや場面が少なくありませんでした。

この先、親父と一緒に住みたいと誘う子に対して、一度は住もうと決め上京するのですが、思いとどまります。なぜと問う子に対しての言葉がよかったですね。「お前と俺が一緒に住んだら、お前が逃げ帰る場所がないだろう。親はその逃げ帰れる場所を作っておくものだ」と。

とにかく演じた主役の内野聖陽さんはじめ、周囲で支えていたキャストの演技が素晴らしいものでした。そこには何とも言い難い、いつも人間的温かさが溢れていたのを感じられたからです。

テレビもくだらない番組作りだけでなく、こうした視聴者が家族や親子の素晴らしさを実感できる、温かなドラマ作りなどを望みたいものです。蛇足ながら、初回の主人公親子や最終回の息子の新しい家族が訪れていた、海を臨む素敵なシ-ンは我が街・沼津の牛臥海岸で撮られたものです。

原田監督の映画「わが母の記」でも使われたこのロケ地は、本当に綺麗な映像で描かれていました。親と子、家族の絆がだんだん薄まっていくようにも思える現代、今一度、家族や周囲の愛を見直す意味で、よい投げ掛けの番組ではなかったでしょうか。

2013.03.18

台湾戦の美談 No.2363

先日触れたWBCでの嬉しかった出来事なのですが、もっと知らなかった事情があることを昨夜のテレビ報道で知ることができました。

過去のWBCの試合の中でも名勝負と言えるのではないかと思える日本対台湾戦、ゲ-ム終了後に台湾選手が監督を含む全員マウンドのところに集まり、観客に向かい360度の方向で深々とお辞儀をしていた件です。

何も知らなかった私は、両チ-ムの息詰まる熱戦を最後まで温かく応援してくれたファンに、野球人として本当にやりがいがあったから、ただありがとうの意味で頭を下げていたのだと思っていました。

ところがもっと他に隠れていた事情があったのです。それはゲ-ム以前にさかのぼる話です。私たち日本人も知っているとおり、東日本大震災が起こった直後、真っ先に寄付など莫大な支援をしてくれたのが、この台湾の人々です。また救助の支援チ-ムもどこの国よりもいち早く駆けつけてくれました。

この忘れてはいけない台湾の人たちの善意に応えるために、日本の一部ファンがTwitter上で次のようなメッセ-ジを掲げたのです。

2011年に発生した東日本大震災で、台湾が全世界の国と地域の中で最も多額の義援金などを贈ってくれたことに対して、『台湾でも大きな注目が集まる日本-台湾戦は、台湾の人びとに謝意を伝える絶好の機会』と指摘し、感謝の意を伝える横断幕を日本-台湾戦で掲げよう

そしてFacebookでも「私たちの計画は台湾の試合が行われる日に、東京ドームで1000枚のポスターを配り、台湾を応援することです! 今回の活動の目的は、311の大地震から2年が経ち、もう一度台湾に対して、震災の際の日本への支援に感謝の意を表すためです」と綴られました。

こうした日本の動きがFacebookを通し、事前に台湾の国の人々にまで伝わり、また試合当日も球場のあちこちに掲げられた、感謝の意を示すポスタ-がテレビ中継の中で紹介されていたのです。

これでは両国が勝っても負けても殺伐としたものにはならず、友好ム-ドになるわけです。そして当然、台湾の選手、スタッフにまで、こうした日本人の義理堅い謝意は伝わっていたのです。

このように人から頂いた温かい善意には、いつまでも忘れず、感謝の気持ちを持ち続けたいものです。ある意味、これが昔からの日本人が持っている、他の国に誇れる美徳かもしれません。本当に嬉しく、こうありたいものです。

2013.03.15

考えさせられる事件 No.2362

広島の江田島で惨い殺傷事件が起こってしまいました。中国人技能実習生による、社長や社員を8人も殺傷したものですが、ちょっと考えさせられてしまいました。

もちろん、犯人の実習生による凶悪な犯行はとても許すべきものではありませんが、ここまで至ってしまった経緯についてです。情報によると、あまり人付き合いのよい方ではなかったと言いますが、実習生も勤務ぶりは真面目でよく働いていたとのことです。

ただ仕事の手が遅いことなどもあり、社長にはよく叱られていたと言い、同じ実習生仲間には「社長は人使いが荒い。妻子や母親の待つ中国に帰りたい」と、泣いてこぼしていたとも言われています。またこちらの言葉もあまり解らなかったそうです。

どうなんでしょうか。決して亡くなった社長を冒涜するものではなく、詳細な事情を全く知らない、門外漢の私が口を挟むことではないことかもしれませんが、ちょっと感じたことだけ述べさせていただきます。

この実習生を同じ人間として見ていたのでしょうか。どちらかと言えば、沖に出て養殖いかだのカキを採り、持ち帰る作業や、カキを殻から取り出すような仕事は、冬は寒くて辛い仕事のように思えます。

こうした仕事に対して、ただ使い捨てのように雇用していた点はないでしょうか。この会社が決してそういうことではありませんが、一部には研修生や実習生を大勢雇用し、劣悪なただ寝泊りができる部屋に押し込め、残業料も十分に支払うことなく、こき使っている水産加工会社があるとも聞きます。

やはり血の通っている同じ人間として、同友会がいつも言うところの人間尊重の経営や、社員は経営者のよきパ-トナ-として位置付けたいものです。山本五十六元帥の次の語録にもあるとおりです。

やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」「し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず

苦しいこともあるだろう 言い度いこともあるだろう 不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 泣き度いこともあるだろう これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である

褒めてやることと、我慢をしながら修業を積むことの大切さを教えられたような気がします。

2013.03.14

お年寄りの楽しみ No.2361

お陰さまで家内が地元でやっている、ひだまり亭というボランティ事業も、もう少しで1年が経とうとしています。その間、多くの関係者、特に全くの報酬なしで働いていただいている12名ぐらいのスタッフの方々などには、本当に気持ちよくご協力とご支援をいただき、心より感謝しております。

私も出張や会社から離れることがなければ、お昼にこのひだまり亭に出掛け、昼食を頂いているのですが、毎回顔を会わせる常連さんの方々と日に日に親しさが増しているものです。

そんな皆さんからの相談を最近受けていたのは、高齢の方々を中心として行っている、週に1回のカラオケ教室が最近途絶えているというのです。それはカラオケの装置がうまく動作しないからです。

そのような話を聞いていながら、自分自身の仕事が忙しかったので、なかなかその不具合の状況を見ることができなかったのですが、今日のお昼になってやっと装置を少し覗いてみました。

レ-ザ-カラオケとディスプレイとして使っているテレビとの接続は全く問題ありません。ところがレ-ザ-ディスクを挿入しても、曲のチャンネル番号は出るのですが、肝心の映像と音声が全く出てこないで、そのうちSTOP表示が出てしまいます。

こうなるとカラオケ装置本体にある読取装置に異常があり、レ-ザ-ディスクからの信号を受け付けることができないものと思え、専門でない私には手が負えません。このため社に戻ってから、この装置のメ-カ-であるコロンビアをネットで探してみました。

そうしたところ、そのホ-ムペ-ジに平成16年3月末日を以って、レ-ザ-ディスク及び関連装置の製造は一切中止したとの表記がありました。でも何とか食い下がる道はないものかと思い、その問合せ先にメ-ルで送ってみました。

また送った後に装置関連の修理の連絡先を見つけたものですから、この辺で管轄になってる名古屋の部署に、電話をしてみました。そうしたところ、現象から判断すると、これは読取装置の寿命以外考えられないとのことで、しかも製造がもう何年か前に中止していることから、保守部品もないし修理は一切できないとの返事です。

自分なりに、週に1回でもこのカラオケ教室を楽しみに集会所に集まる方々のために、何とかしてあげたいと思ったのですが、これでは全くのお手上げ状態になってしまったのです。どなたか、ご自宅に眠っているレ-ザ-カラオケ装置をお持ちの方はいないでしょうか。

もし、いらっしゃったら是非、ご連絡をいただきたいと思います。お年寄りのささやかな楽しみを奪いたくなく、また再び楽しんで喜んでいる姿を眺めたいと思っています。厚かましい話で恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。

2013.03.13

微妙な中国と北朝鮮の仲 No.2360

国連の安全保障理事会での北朝鮮制裁決議に中国まで賛成し、全会一致で採択されました。これは3回目の核実験を強行した北朝鮮に対して、経済制裁を追加、強行しようとするものなのですが、蜜月関係にあった中国までが制裁に加わったことは少し驚きのことでもあります。

決議内容は北朝鮮の核兵器・弾道ミサイル開発計画に関係するカネ、モノ、ヒトの移動の制限・監視を大幅に強化し、主要な制裁措置の実施を各国に義務づけたものです。過去3度の安保理の制裁決議は要請という範囲にとどまっていたため、その開発を阻止できなかったからです。

この移動の制限はまずカネにおいては、それぞれの国は北朝鮮との金融取引や金融サービスを停止し、大量の現金持ち運びを制止しなければならないというものです。またモノにおいても、禁制品積載が疑われる貨物船への検査実施や、検査を拒否した船の入港禁止も定めています。

このように、がんじがらめに北朝鮮を締め付けようとする内容のものですが、よくこの決議に中国が賛成したものだと思っています。おそらく中国当局も、この傍若無人に振舞う北朝鮮に対して、手を焼いていて、再三の忠告を無視する北朝鮮に愛想を尽かしているのではないでしょうか。

それと核開発が進んでいる現状に、将来的に脅かす存在として脅威を抱いてきたのかもしれません。またある人に言わせると、先程、北朝鮮を訪れたアメリカの元NBA(バスケット)のスタ-選手、デニス・ロッドマン氏を金正恩第1書記が夕食に招き、歓待したと言います。

金正恩氏のバスケット好きからのことらしいのですが、一部報道にあるように、オバマ大統領に電話を掛けるように伝言したとか伝えられていて、中国執行部を意識して刺激しているような言動も見られます。

これがかつてのピンポン外交のように、中国とソ連の対立する間隙を縫って、アメリカと中国が近づいたケ-ス同様、中国と北朝鮮が反目するなか、アメリカと北朝鮮が近づくきっかけになるのではないかという、中国を苛立たせたことだったかもしれません。

一方の北朝鮮は制裁決議に対して、核先制攻撃の権利を行使することになるという、強く反発した対抗措置をとるとまで発表しています。こうした北朝鮮の言い分は相変わらずのところですが、制裁決議を一番身近な中国までが実際に断行したら、その効果は限りなく大きなものになるのではないでしょうか。

おそらく最大の貿易相手国で援助国でもある中国に見放されたら、北朝鮮は口ほどにもなく、大きく怯(ひる)むものと思われます。いたずらっ子を懲らしめるように、一度無軌道な北朝鮮を是非、四面楚歌に追い込んで窮地に立たせたいものです。

2013.03.12

WBC第2ラウンドから No.2359

WBC第2ラウンドでは多くの方がモヤモヤしていた気持ちから、一気に溜飲を下げたのではないでしょうか。それにしても先週、金曜日の台湾戦は良い試合でした。また長いゲ-ムで、終わったのが12時近くだったと思います。

この試合、勝ったからよいものの、あれで負けていたらどっと疲れていたのではないでしょうか。とにかく井端選手の功績でしょう。第1ラウンドの初戦、ブラジル戦に続いての大殊勲で、あの場面で打てるのは本当に勝負強いバッタ-と言えるのではないでしょうか。

でもその前の鳥谷選手の2死からの盗塁はきわどかったですね。一か八かのセカンド盗塁だったのですが、二塁に進んでなければ続くヒットで同点にはならなかったし、アウトであればゲ-ムセットでした。

ある意味、これが野球の難しさであろうし、醍醐味なのでしょう。台湾のバッタ-も良い選手が揃っていました。マ-くんが出てきて気合の入っている投球で、2回を完璧に抑えたのですが、8回表味方が2点を上げ、同点に追いついたその裏、3連続安打で3-2と勝ち越されてしまいました。

これなどはマ-君を攻めるより、台湾選手の凄まじい執念によるものと思われます。こうした重苦しい雰囲気の中、負けるのではないかと思われた土壇場だっただけに、何度も言うようですが、井端選手の同点打は見事でした。侍ジャパンを2度救ったとも言える、価値ある一打だったと思います。

この台湾戦での見事な逆転劇での勝利が、日本に非常に良いム-ドをもたらし、功を奏した次のオランダ戦ではなかったでしょうか。気持ちの良いように次から次へとホ-ムランが乱れ飛び、久しぶりに安心して観戦ができるゲ-ムでした。

この試合を観ていてつくづく感じたのが、精神的プレッシャ-の大きさです。勝たなければとか、ここで打たなければといった、いつもと違った選手の動きです。これが日の丸を背負ったプレッシャ-の大きさと言えるのではないでしょうか。

さあこれで決勝ラウンドへの進出が決まりました。あとは今日のオランダ戦での結果如何で、1位通過か2位での進出する違いです。どちらにせよ、第2ラウンドで選手の硬さがとれたと思いますので、決勝ト-ナメントは期待できるのではないでしょうか。

それにしても台湾戦での試合後、負けた台湾のチ-ムが遅くまで残って観戦してくれた、多くの観客のいるスタンドに向かって、丁寧にお辞儀をしている姿は好ましく思えたものでした。

また同じ試合後に、台湾の観客が自国の台湾の国旗の上に「日本おめでとうございます。」と書き込むという暖かいシーンもあったそうです。東日本大震災の時にも多くの支援をいただいた同国だけに、本当に嬉しい話です。隣接する国との関係は是非、こうありたいものです。

2013.03.11

あの日から2年 No.2358

金曜日はカキコミができず失礼しました。さて熱戦のWBCの話題を書きたかったのですが、今日ばかりはそうは言っていられないでしょう。あの日から2年が経ちました。多くの犠牲になった方々にとっては、3回忌となるわけですが、心からお悔やみ申し上げます。

でも新聞にも載っていましたが、普通の3回忌とは違い、なかなか区切りがつかないものではないでしょうか。何しろ未だに行方不明のご家族が見つかっていない人も少なくありません。死者は1万5881人、そして行方不明の方は2700人近くと言われているのです。

その中の一人のことが天声人語にも書かれていました。宮城県名取市の会社員、桜井謙二さん(38)は妻(当時36)と長女(同14)次女(同10)を、マイホームもろとも津波に奪われ、いっぺんに天蓋孤独となってしまいました。

「みんな復興へと動いている。でも、私は家族を失ったという思いにとどまっています。そんな気持ちを口にすることも難しくなっている」。こう話し、自宅跡の更地にたたずみ、3人との日々をただ感じていると言います。

茫然自失のまま、2年経ったといえどもなかなか立ち直れないのではないでしょうか。それはそうだと思います。愛する家族がいっぺんに目の前からいなくなってしまい、そしてその若さでは必死になって建てたマイホ-ムではなかったかと思われます。

限りなく虚しい喪失感と絶望に苛(さいな)まされてしまったのです。自分がもし同じ立場に立たされたらどうでしょうか。おそらく自暴自棄となって、もっと落ち込んで這い上がれなくなっているのではないでしょうか。

また復興や生活の再建は依然として進まず、仮設住宅などに住む人たちが31万5000人もいると言います。それから福島に住む人たちの中には、故郷を追われ、いつ戻れるのか全く判らないまま暮らさなければならない人たちが少なくありません。

改めて原発の怖さを知らされているわけですが、安倍政権はこの脱原発の動きにストップをかけ、原発推進に再度舵を切り直そうとしています。いったい何を考えているのか、全く理解ができないものです。

とにかく東日本大震災から丸2年経った今でも、時が止まったままの方が少なくないわけですから、区切りは何もついたわけではありません。未だに黙々と震災復興のボランティアを進めている方には本当に頭の下がる思いですが、少しでも私たちのような何も被害を受けなかった人々が、被災者の立場になって考えてやれる社会創りを心がけていかなければと思っています。

2013.03.07

日本のトイレ No.2357

今日は臭い話で恐縮ですが、日本のトイレについて触れさせていただきます。昨日の茅ヶ崎出張時にラジオから聞こえてきたことですが、日本にやってきた旅行客の多くが日本のトイレは素晴らしいと語っているそうです。

何が素晴らしいのか、よく聞いていなかったのですが、1つにはあまり探すのに苦労することなく、どこにも公衆トイレがあるということではないかと思います。聞くところによると、ヨ-ロッパのフランスなどでは街に出たとき、このトイレを探すのに苦労するそうです。特に車の場合は渋滞などしていたら大変みたいです。

それに引き換え、我が国では公園には必ずトイレが備わっているし、ス-パ-などのお店では必ずあることから、いざという時にも困らなくて済みます。それから賞賛されるのはやはりトイレの持つ機能性ではないかと思われます。

今の日本ではウォシュレットが当たり前のように、あちこちに備えられています。ホテルや自宅はもちろんのこと、高速道路のパ-キングの公衆トイレにまで完備されています。それは温水や脱臭、乾燥機能まで備えているものです。

こうしたウォシュレットが少しずつ世界に普及しているのでしょうが、元々作り出しているのは日本のメ-カ-です。それは留まることなく、どんどん多機能で進化しています。今ではセンサで人を感知すると、自動的に上蓋が開き、いちいち手を使わなくてもよいようにまでなっています。

これから先、もっともっとハイテクでペ-パ-レスのトイレまで、そのうち生まれるのではないでしょうか。こうしたトイレに快適さや利便性を求めるのは日本の文化ではないかと思われます。ただ用を足すだけではなく、トイレが自分ひとりになってホッとするような、癒しの空間的存在でもあるからではないでしょうか。

また歌にもあったように、古くからトイレには神様が住むと言います。それゆえ綺麗にしていなければいけないとも言われています。私ももうずっと前ですが、1年半もの間、毎日欠かさずトイレ掃除をしていた時期があります。

それが今では2週間に1度となってしまいましたが、この毎日掃除をしていた時期が懐かしく思い出されます。今考えると、少しは人間的にも成長できたような気がするし、充実していたようにも思えます。やはり神様が住んでいたのでしょうか。

話が少し横道に逸れてしまいましたが、とにかく日本のトイレは素晴らしいと、世界の人からも絶賛されているようです。一事が万事、このトイレと同じように、日本の技術や文化が世界をリ-ドしていくことはまだまだいっぱいあるようにも思えます。「頑張ろう!ニッポン」まだまだ捨てたものではありません。

2013.03.06

父の尊い愛 No.2356

北海道を襲った暴風雪により9人もの方が亡くなられました。その中の一人である岡田さんの話に胸を打たれました。自分は犠牲になったのですが、愛する娘を10時間も抱き続けてその尊い命を守ったのです。以下はそのときの記述です。

オホーツク海に面する人口1万人ほどの漁師街、北海道・湧別町。昼までの春らしい陽気が一変し、大雪が降り始めた3月2日午後3時過ぎ、漁師の岡田幹男さん(享年53)は、学童保育に通うひとり娘・夏音ちゃん(9才)を迎えに、自宅から6km離れた児童センターへ車で向かった。

自宅と児童センターの送り迎えだったため、岡田さんは薄手のジャンパーをはおっただけの軽装で家を出てしまったという。漁師という職業柄、天気を読むことができるという岡田さん。児童センターに着くと、先生や親たちにこう言った。

「今日は酷い天気だから、早く帰ったほうがいいよ」 上下スキーウエアの夏音ちゃんを車に乗せ、帰り道を急いだ。だが、雪は彼の予想を超えて、激しさを増していった。帰り道の景色が、いつもと違っていた。雪で視界が遮られ、どこが車道かさえもわからないほどだった。

岡田さん父娘を乗せた車は、児童センターから約4km離れた場所で、道路脇にあった雪の吹きだまりに突っ込んでしまう。岡田さんは知人に、「車が動けなくなった」と助けを求め、消防や警察が捜索を始めたが、難航を極めた。

エンジンはかかるものの車は動かない。車内で救助を待とうにも、ガソリンが少なく、暖房も長くは使えない。何より、恐怖と寒さで凍える夏音ちゃんを早く安心させてあげたい。そう考えた岡田さんは、夏音ちゃんを連れて、近くの知人宅に避難しようと車を降りて歩き始めた。

この時の最大風速は20.1mで、気温はマイナス6℃。風速が1m増すと体感温度は1℃下がるといわれていることを考えると、その寒さは想像を絶するものだっただろう。風が強くて息をすることすら難しい。そんな過酷な状況下でも、岡田さんは夏音ちゃんを抱きかかえて、一歩ずつ前へと進んでいった。

数時間後、岡田さんがやっとの思いでたどり着いたのは、車から300m先の牧場倉庫。だが、入り口の扉には鍵がかかっていて、中に入ることはできなかった。吹雪は岡田さんの体力を奪い、もう一歩も歩けない。朦朧とした意識の中、彼は、ある決意をする。

「この子だけでも守る」着ていた薄手のジャンパーを脱ぎ、夏音ちゃんに着せると、雪が少しでも入ってこないように、両手で強く覆いかぶさるように抱きしめた。それから約10時間もの間、父は、祈る思いで娘を抱き続けた。

翌3日午前7時、警察官がふたりを発見。岡田さんの脈はなく、すでに死後硬直が始まっていたという。「ふたりの上半身は雪で埋まっていたのですが、夏音ちゃんが窒息しないように小さい穴が掘られていたんです。

岡田さんは娘を温めながら、顔に積もった雪を必死で振り払っていたんです。それを見た救急隊員は、岡田さんがどれほど必死で娘を守ろうとしていたのか、胸がつまる思いがしたそうです」(消防関係者)

この父の命と引き換えに守られた夏音ちゃんは、凍傷だけで済み、奇跡の生還を遂げたのでした。一昨年、妻に先立たれた岡田さんは、この長女と二人暮らしでした。そしてこのひとり娘のために、ひなまつりのケ-キまで予約していましたが、一緒に祝うことが叶わなかったのです。

何とも切ない話で胸が詰まります。自分は死ぬ覚悟を決め、愛する娘だけは必死に何とか守ろうとしたのです。これが我が子を持つ、真の親の愛情というものでしょう。心からお悔やみを申し上げます。そして一人きりになってしまった夏音ちゃんですが、守られた尊い命に少しでも幸多かれと祈ります。

2013.03.05

生き残り戦略その1 No.2355

先日も少し触れましたが、私たち中小企業の生き残る要素は他社にないものを持つということではないでしょうか。それは技術や商品、そして人や情報の差別化にあると言われていますが、大企業と違って私たちの一番手っ取り早いのは、やはり人という分野です。

なかなか他社にない技術を持つと言っても、中小企業、特に私たちのようなレベルでは難しいものです。従って比較的簡単に取り組むことができるのが、人(社員)の差別化ということになります。

それは社員一人ひとりが、いかにお客様の喜ぶ姿を描きながら仕事ができるかということに掛かっています。今回の弊社のように、大手が納期が無いからといって断わった物件を、同じように断わっていて私たちの存在価値は生まれるものでしょうか。

納期がなくて確かに厳しかったのは事実です。エンドユ-ザ-の開店を4月に控え、引き合いを頂いたのが1月末、3日間で5面の盤の大きさ等算出しながら見積を提出、納期は2月20日頃と言います。それゆえ、注文を頂けるなら早急にと申し入れたのですが、なかなか返事がありません。

きっとお客様の仕様がコロコロ変わっていたのでしょう。1週間後の2月4日にようやく最終仕様が固まり、手配を進めるようにと返事をいただき、部品手配と図面作成に取り掛かりました。間に軽井沢や平塚の出張工事を挟んで厳しかったのですが、早朝や夜遅くの時間を活用しながら図面が完成し、客先に確認申請をしたのが3連休の最終日である11日です。

ですから実質の製作に取り掛かったのが連休後の12日以降です。一部は先行手配していた関係で入荷していた部品もありましたが、板金等の製作モノはそれからの手配になります。こうしてそれから約7日間で盤を作り上げるのだから大変です。

おまけに忙しいときは仕事が重なるもので、16、18、20、21日と、この現場製作に携わっている社員も別の出張工事に出掛けなければなりません。この社内製作が忙しいなどという理由は他のお客様には通用しないのです。

こうして仕事を進めたくても掛かれないジレンマはありましたが、出張工事から帰ってきて、疲れている体に鞭打ってもらって製作を進め、何とか指定されていた21日に納めることができたのです。本当に感謝以外の言葉が何もないものです。

これは自分たちの会社に求められているものを、私だけでなく、社員全員が理解しているということではないでしょうか。一度約束した納期は絶対的なもので、言い訳ができないものです。そうした使命感に支えられているとも言えるものでしょう。

またどこでも楽にできるのでは何の差別化にもなりません。言い換えれば、そうしたものでは私たちにお鉢が回ってこないとも言え、無理なようなものでも可能にするから出番があるのです。納期に追われていたため、小さな社内的ミスはありましたが、幸いお客様に迷惑を掛けることなく、何とか仕事を完了できました。

予定通り納めてもらって助かりました。これからもまたよろしくお願いします。」こうしたお客様の声や喜ぶ姿に、「やってよかった」という、新たな生きがいが生まれるもので、小さな会社の生き残りに繋がるものではないでしょうか。

2013.03.04

WBC開幕 No.2354

球春を告げるかのようにWBCが開幕しました。先週、土曜日にはブラジル戦、そして昨日は中国戦と、何とか日本が2連勝を飾り、良いスタ-トを切りましたが、少し不安の残る内容ではなかったでしょうか。

それというのも、ブラジル戦では8回表になってやっと逆転してくれたのですが、それまで観ている私たちは冷や冷やもので、負けるのではないかと思ったほどです。この回、先頭の内川選手がヒットで出てくれたからよいものの、出ていなければたぶん負けたのではないかと思います。

ですから代打の井端選手の貴重なタイムリ-で同点にしたわけですが、井端選手同様、負け試合にならなかった殊勲は内川さんではないかと思っています。とにかくイライラさせるゲ-ムには違いありませんでした。

それからこの試合、投手陣がいまいちでしたね。先発で先取点をとられた田中投手は2回で早々に見切りをつけられ、絶対的安定感を誇っていた杉内、摂津の両投手まで、ブラジル打線につかまってしまいました。ブラジル打線を見くびっていたのか、少し組み立てが甘かったような気がします。

でも勝ち越してからリリ-フした能見、サブマリンの牧田の両投手はよかったですね。特に牧田投手の下手投げはこれからの試合、結構武器になるのではないでしょうか。それから中国戦で5回まで完璧に抑えていた前田健投手も見事でした。

こうした中、今後の試合に向けて期待できる選手はやはり内川選手ではないでしょうか。前回のWBCでの活躍とその経験が凄く生かされているような気がします。追い込まれた空気の中、何とか活路を開くことができる選手だからです。

それから糸井選手がいいですね。第1戦では同点に追いつく早々のタイムリ-、そして続く第2戦でも満塁一掃の勝利を決める見事な2塁打を放ちました。その性格どおり、何かにとらわれない思い切りの良さを発揮しています。

また足も速いし、守備だって悪くありません。こんな素晴らしい選手を日本ハムはなぜ手放したのでしょうか。聞くところによると、契約で球団と揉めたと言います。球団が嫌いな代理人を交渉に立てたからです。でも手放すのはもったいない選手のように思えるものです。

とにかく、少しモタモタしている侍・ニッポンですが、大リ-ガ-抜きの純正日本でも3連覇を果たしてもらいたいものです。そのカギはちょっと出遅れている長野、坂本の両選手と、やはりキャプテンで4番の重責を担っている阿部選手の巨人勢の出来如何ですね。大活躍を願っています。

2013.03.01

ちょっと良い話part104 No.2353

ひさしぶりのちょっと良い話ですが、今朝の新聞に、「サッカ-のポジションは駐車場」という心温まる話を見つけました。こういった話は私は大好きですので、是非とも紹介させて下さい。

小学校からサッカーを始めプロ選手になりましたが、何と言ってもつらかったのは中学校の部活時代です。サッカーの名門校で夏休みは朝から晩までボール拾い。しかも、ポジションはグラウンドの中にはなく駐車場の担当でした。

日曜日は先生たちの車をボールから守るために下級生といっしょに立たされました。つらくて何度もやめようと思いましたが、やめられない理由がありました。それは「頑張ってね」とだけ言って、お弁当を作ってくれる母親がいたためです。

その一言を励みに必死に努力し、ついに試合に出られる日が来ました。ただ、母親にはこれまでのこともあり、言えませんでした。当然、母親は来なかったのですが、試合には勝ちました。

昼にお弁当を食べようとふたを開けてみると、何と赤飯に一言だけ「おめでとう!」と書いてありました。母親はすべてを知っていたのです。その日のお弁当は、涙でしょっぱかったことを忘れられません。

このように自分の子どものことは全てお見通しなのですね。奈良時代の歌人である山上憶良が「銀(しろがね)も金(こがね)も何せんに、まされる宝、子に及(し)かめやも」と詠んだ歌があります。金や銀の財宝があろうとも、可愛い我が子にまさる宝が他にあろうはずがないとの意味ですが、まさにその通りですね。

辛くてやめてしまうのはいとも簡単ですが、このように必ず自分を温かく見守ってくれる人がいると思えば、軽はずみのことはできないはずです。また朝の来ない夜はないとも言われ、嫌なことや苦しいことばかりは続きません。

ですから何かあってもそれから逃げ出すことなく、お互い前向きに生きたいものです。自分の誕生月でもある、寒さの厳しかった2月も昨日で終わり、今日からはいよいよ春の到来を告げる3月です。天声人語にも「幼い春に、老いる冬が少しずつ道をあけていく」と記載されていました。待ち望んだ、心も体も温まる季節の到来を楽しみたいものです。

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