社長の三行日記

2013.11.29

取り違え No.2494

 60年もの長い年月が経ってから、自分の生まれたル-ツが違うなんてことに気がつくという、信じ難い話があるものですね。60年前に東京都墨田区の病院で、出生直後に取り違えられたとして病院を訴えていた男性が記者会見をしました。

それによると、取り違えられたのではないかと知らされたのが、実の弟たちからで2011年の末のことでした。そんなことがあるわけないと、認めたくはなかったのですが、昨年1月のDNA型鑑定の結果、取り違えが判明したのです。

この男性に不運なのは、育てられた家庭では2年後に父親が亡くなり、母子家庭で働きながら定時制高校を卒業するという、あまり経済的に裕福な家庭環境ではありませんでした。そして本来の育つはずだった家庭の方は、両親が教育熱心で経済的にもゆとりがあったのです。

そして可哀想なのが、実の両親が共にもう亡くなってしまっているのです。何とも不運を絵に描いたような話なのですが、自分が育った家庭にも、貧しいながらも母親はできることを精一杯やってくれ、兄二人にも可愛がってもらったと、感謝の気持ちを表わしています。

そのように聞くと、果たして取り違えが判明したことがよかったのかどうか、疑問に思ってしまいます。人間というものはとかく他と比較したりすると、自分の足りないものに気付いたりして不足の念を持ちやすいものです。

でもいくら貧しい時代を経てきても、それが定められた自分が置かれてきた環境として受け取れば、自分なりに納得できるもので後悔などしないものです。この男性が不幸なことは、もし取り違えられていなかったら、もっと別の良い環境があったはずだと気付いてしまったことです。

それはある意味では今まで自分が歩んできた道を否定することにもなりかねません。時間を生まれた日に戻して欲しいとか、本音は実の両親に育ててもらいたかったという言葉は、取り違えが判明されなければ絶対出るものではありません。

でもそうはいっても自分がもし同じ立場であったら、まったくどうなるか予測がつかないものです。それだけに取り違えた病院の罪は重いものです。3800万円の支払いという判決が出たらしいのですが、とても金額に代えれるものではありません。

それから病院側に謝罪の言葉を求めたのですが、答えはノ-というのも納得がいきません。二度とこのようなことが起こらないよう、誓う意味でも謝罪して欲しいものです。

今日11月29日は私を世に送り出してくれた父親の、90歳の誕生日です。世では卆寿と呼ぶらしいのですが、いつまでも元気でいて欲しいという願いと、今までの感謝の気持ちを込めて、内輪でささやかな祝宴を開くつもりです。やはり今の自分が存在するのは全て親のお陰です。 

2013.11.28

防空識別圏 No.2493

 中国が防空識別圏という、へんてこな設定を勝手に打ち出してきました。あの尖閣諸島を含む空域に去る23日、唐突に防空識別圏なるものを設定したことから、関係諸国の間に少なからぬ動揺を巻き起こし、不測の事態を招きかねないと言われています。

特には日本に対する敵対行為が顕著になってきたと言えるものです。というのは防空識別圏とは戦闘機が緊急発進(スクランブル)する際の判定基準となる空域を指すからです。

領空は領海と違い、無害通航権と言って、敵対的でなければ自由に通航してもよいという権利が認められていません。そのため領空を航空機が勝手に侵犯すれば、場合によっては問答無用で撃ち落とされる可能性もあるわけです。

また航空機のスピ-ドが速いことから、領空侵犯が起こってからでは間に合わないため、各国は領空の周囲に防空識別圏というエリアを設定して、外国の航空機が勝手に侵入した場合スクランブルをかけれるようにしているのです。

ですからこの防空識別圏の空域に航空機が侵入した場合、国際法上の領空侵犯にはならないが敵対的行為と見なされるわけです。ご存知のように、以前から日本の領土とも言える尖閣諸島の領海には、中国は何度ともなく自国の船舶を侵入させています。

その行為がさらにエスカレ-トしたとも言える、今回の防空識別圏の勝手な設定は、領海より領空の方がはるかにル-ルが厳しいことから、かなり日本に対して挑戦的とも言える敵対行為なのです。

ある人が言うのには、1つにはアメリカの出方を試しているのではないかということです。いくら日米安保というものがあっても、本当に日本を助けるかどうかを見極めたいということです。むしろアメリカは日本より中国を大切に思っているのではないかという考えが、中国に少なくないからです。

でも26日アメリカは自国の爆撃機を2機、中国が求める飛行計画を無視して、この防空識別圏に飛行させました。この結果、中国側の一方的通告では、指示に従わない飛行機に対しては緊急措置をとるとのことでしたが、何のアクションもなかったのです。

こうした動きは見方を変えれば、内憂外患とも言える中国政府の実情を示しているのではないでしょうか。国民の不満を少しでも内政から外、特に日本を標的に向けようとしているものと思われます。あの百貨店など多くの被害の出た反日デモと同じ類です。

ですから中国の仕掛ける罠におめおめと、はまってはいけません。特に自衛隊など、アメリカの爆撃機がよくても日本に対しては無反応とは言えないからです。それがまんまと民衆の不満の捌け口にすり替えられてしまっては、相手の思う壺です。とにかく結論的には1年以上も経過した習近平政権、決して安泰政権ではないということです。

2013.11.27

賞金王 No.2492

昨日の衆議院で特定秘密保護法案が強硬可決されました。十分な審議がされないままに無理やり通過させたのです。安倍首相はこの国をいったいどういう方向に持っていこうとしているのでしょうか。

さて話題はガラッと変わりますが、女子ゴルフの賞金王争いが面白くなっています。先週のエリエ-ルレディ-スで森田理香子選手が優勝し、横峯選手を再逆転して首位に立ちました。横峯さんは1週間だけの賞金王だったのですが、その差は約281万円ですからまだまだ判りません。

最終戦となる今週の宮崎で行われる、LPGAツアー選手権リコー杯で決着がつけられるわけですが、何とも目が離せない面白い戦いになりそうです。

それにしても先週の優勝をほぼ手中にした、森田選手の17番のイ-グルパットにはシビレました。ロングホ-ルのこのホ-ル、第2打で2オンしたのですが、グリ-ンの右サイドで距離は15m以上あるような長いパットが残りました。

下りだけに2パットで寄せてバ-ディ-でいいかなと誰しもが思っていた矢先、フックラインを見事読みきり、1パットでイ-グルを奪ったのです。本人のプレ-後の話ではラインがなぜか見えたというのです。

不思議な話ですが、トッププロになると究極の集中力を発揮した時、ラインが浮かび上がるとも言われています。そして優勝をほぼ確信させる、このイーグルをとった後、震えがとまらなくなったみたいです。

面白いのは次の18番のティ-グランドに向かう途中、「フンドシ、フンドシ」と言い続けてやっと震えが収まったそうです。若い可愛い子がフンドシとは奇妙なものですが、師匠の岡本綾子プロから「いい時こそフンドシを締め直しなさい」と言われていた言葉が思い浮かんだからです。

こうして決着をつける今週の最終戦に向かうわけですが、一方の横峯さくら選手もなかなかしぶとく、このまま引き下がる選手ではありません。4年前の2009年、前週まで首位の諸見里しのぶ選手に約540万円の差をつけられていたのですが、最終戦のこのリコ-杯で優勝し、見事逆転で初の賞金女王に輝いたのです。

それだけにどちらに軍配が上がるか、全く判らないものですが、心情的には今シ-ズンを盛り上げてくれた森田選手に肩入れしたくなるものです。テレビで解説していた岡本さんも、「賞金王になれば終世、その名前が残るが2位ではすぐ忘れ去られてしまう」と述べていました。

決勝まで残っても、優勝できなかった2位は他の負けと同じと言われているとおりです。それゆえ、一度はその座に就いている横峯選手ではなく、森田選手の名前も刻んでやりたいものです。でもどっちにしても、その座が3年続いていた韓国勢ではないことから、二人の今シーズンの活躍に敬意を表したいと思っています。

2013.11.26

特定秘密保護法案 No.2491

 政府は特定秘密保護法案なるものの衆議院通過を急いでいます。何をそんなに急ぐことがあるのか、全く理解と判断に苦しむものですが、異常なまでにこの法案成立に奔走しているようです。

たぶん依頼されるところのアメリカの圧力が小さなものではないと思われますが、遅々として一向に進まない災害地復興や原発事故後の対策に比べても、その動きは異常とまで言えるものです。

私もこの特定秘密保護法案というものがどんなものなのか、皆目見当がつかないものですが、25日に福島で開かれた地方公聴会では参加した地元有識者の他、与党が推薦した陳述者まで全員が反対の意見を述べる、異例の公聴会だったと伝えています。

自民党の推薦で出席した、原発の被害者である福島県浪江町の馬場町長は、秘密の範囲が明確でないと以下のように述べています。福島第一原発事故の発生直後に、国が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の情報を速やかに公開していれば「低線量の被曝(ひばく)を避けることができた」と批判しています。

こうした情報を囲い込もうとする国への深い不信感をあらわにしているのです。法案はその対象を防衛、外交、スパイ活動などの特定有害活動の防止とテロ防止の4分野としていて、原発情報は特定秘密にはならないとしていますが、拡大解釈されればいくらでもその情報は寸断されます。

また今回の事故時での情報隠しされた体験が何よりもその不信感を高めています。この法案にあるとおり、テロ防止の必要をもちだせば情報は全て伏せられ、国民の知る権利という、基本的人権を侵害することにも繋がります。

今朝の朝日新聞1面にも俳優の菅原文太さんが述べられているとおり、そもそも、特定秘密保護なる言葉からして、えらく物騒なものに感じられます。そして文太さんは次のようにも述べています。

政権は憲法改正を96条から始めようとしたが、うまくいかなかった。この法案で危機感をあおり、改正につなげようとしているのでは、と考えてしまいます。憲法は、戦争に敗れた日本人にとって「精神的財産」と言っていい。改正には大反対です。

そしてやはり述べられているとおり、今はなんだかんだと言っても国内は平和です。そんな平和で不穏な動きがあるわけでもないのに、何の必要があって時代にそぐわない法案が出てきたのか、本当に考えさせられてしまいます。

とにかく国民の知る権利とか、報道の自由といった観点で十分、その説明責任が果されていないだけに政府の意図する、早急な法案成立には国民はノ-とはっきり意思表示すべきだと考えます。

2013.11.25

見損なった都知事 No.2490

 猪瀬知事、あなたもか、と思わせられる事実が発覚しました。作家や評論家として活躍していた時期、こうしたことにはずいぶん厳しかったように感じていましたが、いざ都知事のような政治家を目指すと、人はこんなにも豹変するものでしょうか。

選挙疑惑で今を騒がせている徳州会から、5千万円もの大金を借り入れしていたというのです。当初、その受領すら言葉を濁していた都知事が一夜明け一転してその受領を認め、あいまいな説明ながら次のように答えているのですが、疑問に感ずる点が少なくありません。

まず記者会見では選挙資金ではなく、個人的な貸し借りとのことですが、この日の登庁時に述べていた、選挙の支援で提供を受けていたという説明を翻しています。選挙とは関係ない、あくまでも個人としての借り入れと強調していたようですが、選挙前の挨拶回りから出た話です。選挙運動費用収支報告書に記載していなかった事実から、急遽、翻したのではないでしょうか。

次に猪瀬都知事は徳州会の徳田虎雄前理事長に初めて会ったということですが、初対面で会う人から5千万円もの大金を無利子・無担保で借り入れができるものでしょうか。猪瀬さんの前知事である石原慎太郎さんは、この徳田虎雄さんとは親しい間柄だったとも言われています。そこに事前での根回しがないとも言えません。

また徳州会が家宅捜索を受けた後の9月になってから、慌てて返済したというのも引っ掛かる話です。選挙資金ではなく個人的な貸し借りなら、慌てて返す必要もないものと思われます。別の伝えるところによると、徳州会側は金銭の授受に関して、アシがつかないようにとの前理事長の指示から、徳田毅氏の議員会館で受け渡しが行われたと言います。

何とも臭い話ではないでしょうか。徳州会に捜査の手が回らなかったら、たぶん返すこともなかったのではないでしょうか。返すどころか、借りた金などと一応言っているものの、そのまま貸し金庫に預けっぱなしの危ないお金のままだったかもしれません。

このように普段強気な都知事がこの日の記者会見に限っては、小さな声が時折上ずり、額には汗を浮かべた様子で、全く普段とは異なる素振りだったと言われています。これでは2020年の東京五輪誘致に多少の貢献があったとしても、功績など台無しと言われても仕方がありません。

もっともその誘致運動の最中、言わなくてもよいことまで述べて一時期、誘致に暗雲が閉ざされたことも思い出されました。とにかく政治家なるもの信用をなかなか持てなくなるものです。5000万円でうちの病院をよろしく、ということではないかと訝(いぶか)るのは、決して私だけではないものと思われます。

昔から「李下に冠を整(ただ)さず」という言葉があり、他人から疑いを持たれる恐れがある行為は避けるべきと教えられていますが、私たちと違って政治家にはそんなことは、とんと関係のないように見えるものです。

2013.11.21

大勝軒 No.2489

 ラ-メン屋さんの話です。大勝軒という名前をよく見掛けると思いますが、行列が40年も続いていると言われるこのお店の本質に迫っていた記事から少し採り上げてみました。

よく見掛ける大勝軒というのは、ここから分かれたチェ-ン店だと思われますが、そのル-ツである東池袋のラーメン店「大勝軒」の話です。ここの店主の山岸一雄さんはラ-メン界のカリスマとしてよく知られた方です。

その山岸さんが創業したのは昭和36年、以来40年以上も毎日、行列が途絶えず続いているとのことです。本質は店主である山岸さんがいつも持ち続けている、感謝の気持ちにあるとのことです。

まずラ-メンを作っている素材への感謝です。よく自分が気に入らない味だとス-プを捨ててしまう料理人を目にします。でも山岸さんは「ス-プの素材は元をたどれば肉、魚、野菜などそれぞれが生命であり、ス-プを捨てることは生命を軽んじている証拠である」と疑問を投げ掛けています。

素材に感謝の気持ちを持たなければ素材を活かせず、美味しいス-プを作れるはずがないと指摘しているのです。素材を扱う姿勢に問題があるのです。また山岸さんはこれもよく見掛ける、カウンタ-越しにお客にあれこれと注文をつける店主ではありません。

いつも黙々とラ-メンを作っているのですが、何も言わなくてもお客にはしっかりとその思いが伝わっているそうです。お客の振る舞いに現われているみたいで、ここのお店のお客は食べ終わった後、器を自分で下げているとのことです。

これは店側の要請ではなく、客の間で自然に生まれたル-ルだというのです。美味しいラ-メンを作ってくれた山岸さんへの感謝の証しとみてよいとのことです。きっと無意識に店主から感謝の気持ちを学んでいるのではないかと指摘しています。

そしてもう一つ、お客への感謝の気持ちを最重要視しているのです。それは自著にも書かれている次の言葉にも表れています。「精一杯努力して、美味しいものをつくって、お客さんに喜んでもらいたい。これこそが、どんな高級食材にもまさる最高のスパイスなのである

飲食店主なら誰しもそう思い描いているかもしれませんが、それが一旦、マスコミなどに取り上げられて有名になると、薄れかけてしまうことが少なくありません。それが一過性の人気店で終わってしまうことになってしまうのです。

でも大勝軒がこれだけ人気を維持し続けるのは、常に感謝の気持ちを失わないからです。そして売上げの落ちた店が新メニュ-などに走ることを強く戒めています。初心に返らずに、つまり感謝の気持ちを持ち直さずに小手先に走ると、「心」を取り戻せず、やがてはお客からの支持を失っていくということからです。

このように、素材やお客への感謝の気持ちを持ち続けていることに秘訣があったようです。一口に長年にわたって持ち続けるといっても容易なことではありません。まさに「言うは易し、行いは難し」です。やはり継続は力なりですね。

明日22日から2日間、商工会議所主催で、私たちの片浜産業クラブも共催していることから、東大阪中小企業視察研修に出掛けます。このためカキコミは休ませて下さい

2013.11.20

意外と知らないこと No.2488

 意外と知らないことと称して、こんな記事がいくつか挙げられていました。若者の間にも潔癖症と言われる人も増えていると聞きますが、そんな人には目を塞いでいてもらって、ちょっと紹介したいと思います。

1つ目は洗濯機を1回廻すたびに、数日分の下着に付いた大腸菌が水を汚染し、他の衣服に付着すると言います。またその大腸菌の数が1億個にも及ぶとのことです。大腸菌を減らすのには水温を65度ぐらいにして、洗濯後すぐに乾燥機に入れるのがよいそうです。

でもだからと言って、別々に分けて洗っている人も少ないのではないでしょうか。よく言われる、娘たちがオヤジの洗濯物だけ別に分けたいなどと言われているのは、こんなところから出ているのかもしれません。

次にはトイレのふたをしないで水を流すと尿便の菌が2メ-トル近く飛ぶと言われています。ホテルなどに泊まるとき、ユニットバスですから洗面所に置いてある歯ブラシなどは要注意ですね。

これは実験でも証明されている事実ですから、気を付けたいものです。案外、無神経に用を足したら水を流してしまいますが、フタを閉めてから流すような習慣にしたらよいですね。

それからキッチンの流しは便器よりも汚いと言われています。3センチ平方メ-トル当たり、50万のバクテリアが存在しているとのことです。食べ残しや腐りかけた食材が小さくなって蔓延(はびこ)る所だけに、当然の話かもしれませんが、やはり余り物を残さず綺麗にしておきたいものです。

また公衆トイレなどは手洗いの後にエアドライヤ-で手を乾かしたりしていますが、これよりペ-パ-タオルの方が衛生的とのことです。乾かすのに掛かる時間はエアドライヤ-が45秒ぐらいなのですが、平均的な使用時間は13~17秒と言われています。

これだと十分乾ききっていないため、その手にはバクテリアが繁殖しやすくなるそうです。ですからペ-パ-タオルかそれがなければ自分持参のタオルで拭き取るほうがよいわけです。余分な電気もくわない節電ということからも、心がけた方がよいのではないでしょうか。

最後に頭を洗うシャンプ-は週に2~3回ぐらいが適切だと言われています。私は頭が痒くなりそうになる前に洗うようにしているため、ちょうどこの2~3回というところですが、人によっては毎日洗うという習慣もあります。

これでは頭皮の皮脂を余分に取り除いてしまい、皮脂腺が皮脂を補おうとさらに皮脂を分泌するため、頭皮にも髪にもよくないと言われています。ですから、潔癖すぎて毎日、髪の毛を洗うというのも、かえって逆効果なわけです。

このように意外と知らないことも多いわけです。テレビなどのCMにもあるとおり、あまり抗菌や除菌に神経質になるのも良くないものですが、余分な病気をもらわないためにも知っておいて損にならないこともあるわけです。可能なものから心がけた方がよいでしょうね。

2013.11.18

マ-くんの去就 No.2487

 楽天の優勝投手・田中将大投手の大リ-グ行きに暗雲が差し込めてきました。日本プロ野球選手会が一度は反対していた新ポスティング制度を受け入れることを決め、これで一件落着かと思ったのですが、今度は米大リーグ機構(MLB)がこの新制度を取り下げて修正案を出すことになったのです。

つまり一旦、新ポスティングシステム(入札制度)が白紙に戻されたのです。ポスティング制度とは、FAといって9年間、同一球団に所属すれば自由にその後の球団(大リ-グも含め)を選択する権利を持てるのですが、そうではなくそれ以前に大リ-グに行きたい場合、6年の所属で行使できるものです。

但し、FAとは違って自分が行きたい球団を選択する権利はなく、球団側がその選手を獲得したい場合、入札金額で一番高い札を提示した球団のみ交渉権を得られるのです。

そして新制度では最高価格提示の球団が、金額としては自身の提示額と、2番目に高い球団の提示金額の中間程度の金額を支払うように変更されているものです。これは大リ-グ側の負担を少しでも減らそうということからです。

こんなことから日本の選手会は当初、反対したのですが、結果的にはその期間が大リ-グ側にまた制度そのものを再考することになってしまったのです。それは資金が潤沢な球団に比べ、そうでない球団が高額になると競争に加われないということからです。

これなどその対象が全て、田中投手に向けてのことからだと思われます。そして伝えるところによると、後日出てくると思われる修正案には、入札額を分割払いでも可能だとする事項が加わるのではないかと言われています。

こうなると資金力の乏しい球団でも入札に加わることができるからです。それにしても、こうした制度そのものも見直さなければいけなくなるほどの、唯一の対象とも言える田中投手の存在は凄いものです。

日本ではきっちりとやることは全てやり尽くした彼だけに、できれば早くその去就を決めて、気持ちよく送り出してやりたいものです。また彼の今シ-ズンでの大きな働きに皆、敬意を表していることから、誰も異議を唱えることもないでしょう。そして入札額は彼自身に入るものではなく、球団に入ることから、できれば活躍が注目される球団に入れることを願っています。

明日19日は私用で一日、お休みをいただくため、カキコミは休ませて下さい。

2013.11.15

LINE No.2486

昨日はどうしてもカキコミする余裕がなく失礼しました。 LINE(ライン)はビジネスで利用できるのか?という記事を読みました。現在そのユ-ザ-数が2億5000万人を超えたと言われるLINEですが、友達同士の軽いメッセ-ジに使うものと思っていましたが、どうもそれだけではないようです。

ビジネスとは関係ないように思われていたものですが、仕事やマネジメントにも役立つみたいです。以下その記事を紹介します。

今では組織のマネジメントをするにあたって、LINEは手放すことのできないコミュニケーションツールになっています。 LINEでビジネス活用する機能は2つだけでメッセ-ジ機能とグル-プ機能の2つです。

部下と私とでグループを作り、そのグループ内で用件を短文メッセージに書いて送り合う。基本はこれだけ。グループは私たちが関与している商談、コンサルティング案件、セミナー企画など、プロジェクトごとに作っています。 

当社のコンサルタントは4人しかいませんが、同時並行でかなりの数のプロジェクトを抱えているので、グループの数は結構あります。「人」単位ではなく、「グループ」単位でメッセージをやり取りすると、有益なことがたくさんあるからです。 

それではLINEを仕事で使ううえでの、3つのポイントを最初に整理しておきます。1)単純接触効果 2)エレベ-タピッチ 3)備忘録

テレビCMに代表されるように、人はある物事とシンプルな接触を繰り返すと、無意識下において刷り込まれていき、いつのまにかその物事と信頼を構築していきます。この心理効果を「単純接触効果」と呼びます。

LINEの特徴は何といってもその手軽さにあります。すぐに、誰でも、簡単にメッセージを送ることができます。だからこそ使っているとコミュニケーション相手と単純接触効果が生まれやすいのです。電子メールとの差は、まさにここにあると言えるでしょう。

「東京駅を出ました。10時にエントランスで待ちます」 「はい。いま駅弁たべています」 「駅弁もいいけど、見積資料は3部印刷した?」 「大丈夫です。私は9時半に到着予定。スタバで時間つぶします」

こんなやり取りをスピーディにできます。電子メールで書く内容は、事務的用件に偏りがちで、かつメールの編集にはいろいろと決まりがあるため、メールを書くのにも時間がかかり、手軽とは言えません。受け取った相手が読んで読解するまでにも時間がかかります。 

またその効果を生み出すポイントは、アイコンに自分の写真を設定することとスタンプをうまく使うことだと言っています。それから短文がコミュニケ-ション能力を高めるそうです。

2つ目のポイント「エレベーターピッチ」。LINEのメッセージを書く際に意識していただきたいのが、短い文章を書くようにすることです。強制的に短くすると、一つひとつの文章にスピード感が出てきます。すると相手は読んだ後に「すぐ返信しなくては」という気持ちになりやすい。 

スピード感のあるLINEのメッセージとは、例えば次のようなものを言います。「A商事から問合せあり。大至急、部課長と打合せしたい。来週火曜の朝8時半からはどう? そこ以外スケジュール隙間ゼロ」 

短い時間でポイントを正しく伝えることの大切さを表現した言葉です。話が長い人ほど要点がわかりづらくなる、ということは確かにあります。また、文章を短くできない人は電話に頼ろうとします。伝えたいことを整理できないので、「話したほうが速い」と思い込むのです。LINEのメッセージを使って、頭を整理し、短い文章を書く力を鍛えましょう。 

その他LINEはタスク管理にも使える。グル-プ内でやり取りするメッセ-ジは、業務連絡や相談、指示などがメインですが、たまにメモもあります。部下と面と向かって話し、そこで決定したことも「備忘録」としてメッセ-ジを送ります。グル-プごとにメモやタスクを残しておけば、全員で共有できます。

このように仕事にも活用できるのですね。私はまだ使ったことがありませんが、グル-プ内でのやりとりには便利なようです。若い人だけが使うものと、てっきり思い込んでいましたが、そうでもないようですね。前向きにチャレンジしていかなければいけないものです。

2013.11.13

楽天社長の驕り No.2485

 今日の新聞にこんな投稿がありました。楽天・三木谷社長への苦言で、「三木谷社長は楽天球団を見習って」というものです。

楽天の三木谷浩史会長兼社長が政府の産業競争力会議の議員を辞任することになったが、いやな後味が残った。自分の主張が受け入れられなければ辞任すると「脅し」をかけ、実際にそうなるや否や実行するという、これまで連綿と続いてきた「圧力団体」の行動パタ-ンとだぶって見えたからだ。

辞任の根拠として薬のネット販売の規制を挙げているが、自分の会社が薬のネット販売を手掛けているという。これでは、どんなに立派な理屈をつけても自己の利益のためと思われても仕方がない。

さらに深刻なのは「起業家」を「やっぱり、ワンマンでわがままな人」と印象づけてしまったことだろう。一度引き受けた役職を簡単に投げ出すのは、いい大人のすることではない。

地道に、ひたむきに「耐えて勝つ」姿を見せてくれた楽天球団を見習ってほしいものだ、と思ったのは私だけではないと思う。

痛いところを突かれているのではないでしょうか。そもそもこの薬のネット販売を政府に仕向けたのは、誰であろう、他ではない三木谷さん自身です。安倍首相に急接近している間柄で、このネット販売を可能となるよう仕向けてきたのです。

それを一部規制が解かれないといっても、99%近く薬のネット販売を可能としたのです。それを不満で自分の思い通りにならないと言って、議員を辞任するとはあまりにも大人げないものというものです。

それより以前、経団連からも自分の意に添えないといって、メンバ-から脱退し、新たに新経済連盟というものを立ち上げました。もっともこれは震災後、電力団体の擁護に回った経団連に愛想をつかして抜けたものですから、一概に非難されるものではありません。

でも自分の思い通りにならなければ面白くないといった、このところの傾向は勝ち組のベンチャ-経営者が持つ驕りのようなものを感じてしまいます。次代を背負う代表的経営者として少し恥ずかしくないでしょうか。

通常価格を不当に高くして割引率を大きく見せた、優勝記念の還元セ-ルにしても同様です。いくら加盟の店が勝手にやったということでも、それでは済まされない市場の最高責任者としての責任があるというものです。

これでは投稿にもあったように、折角、楽天球団が人々に夢と希望を与えてくれたのに、水を差してしまうというものです。現在、政界にも大きな影響力を持つ三木谷氏だけに、一流の経営者としての自覚を持ち、その行動を謙虚に自戒してもらいたいものです。

2013.11.12

磐田のJ2降格 No.2484

 ジュビロ磐田が来季からJ2に降格する結果となってしまいました。クラブ史上初めての降格で、過去Jリ-グ優勝3度を誇る名門チ-ムだけに、関係者のショックは大きいのではないでしょうか。

ヤマハ発動機サッカ-部が前身の磐田は、Jリ-グ発足2年目でJFLから昇格し、4年後の97年に初優勝、そして99年、2002年にも優勝し、翌年天皇杯も制し、この時期、黄金時代とも言えるチ-ムを築き上げました。

当時は監督に元日本代表のオフト氏を迎え、オランダ代表ファネンブルグ、元イタリア代表スキラッチ、ブラジル代表でキャプテンを務めたドゥンガなど大物外国人選手を補強した、そうそうたるメンバ-だったのです。

そして日本人選手も藤田、田中誠選手に次ぎ、名波、福西選手らが相次いで入団して加わり、常勝集団となるチ-ムが出来上がったのです。またゴンこと中山選手もこのチ-ムに所属していて、シンボル的存在だったのです。

ところがこうした黄金時代を支えた主力を次々と放出し、2009年にはついに中山選手にまで戦力外通告を出し、生え抜きのメンバ-を一掃したのです。過去の栄光にすがらず、人事を一新して新たな飛躍を目指そうとしたのです。

でも十分な補強をしなかったことから結果は伴いませんでした。そして今シ-ズン、開幕から7戦未勝利で内容が良くても勝てない試合が続いたのです。途中、監督がロンドン五輪で日本チ-ムを率いた関塚監督に代わっても、チ-ムの立て直しを図ることができなかったわけです。

磐田市にあるヤマハの本社前の道を通って、私もよく別のお客様の工場に行くのですが、先日も「頑張ろうジュビロ」の看板がいくつも掲げられていました。その会社奥には本拠地とする、チ-ムカラ-の青色の基調としたヤマハ・ジュビロスタジアムが構えるわけですが、果たしてこの先、立て直しができるのか心配になります。

J2ともなれば十分な補強もなかなか難しいものです。それに現在の主力メンバ-も残留するかどうかも判りません。こうしたことからこのニュ-スを伝えるテレビでも、今まで多くの観客に賑わったスタジアムで、お弁当の供給をしていた業者の方の不安そうな面立ちが印象的でした。

とにかくエスパルスと並び、地元・静岡のチ-ムだけに何とか1年でJ1復帰を果たしてもらいたいものです。それには相当な覚悟とそれなりの復帰戦略がなければ難しいのでしょうが、日本代表経験者もチ-ム内に少なくないだけに、皆が再起を誓い力を合わせて、もう一度ファンを魅了するチ-ムを目指すことを願っています。

2013.11.11

経営指針セミナ-より No.2483

 先日、静岡同友会で行っている経営指針を創る会半日セミナ-に参加してまいりました。祭日の休みで、ちょうど静岡の街では大道芸が行われている日とあって、駅周辺から少し離れた場所に留めなければいけないほど、駐車場を探すのには一苦労でした。

これに限らずいつも感ずることですが、静岡まで来ると我が街・沼津とは大きく違い、活気があるものです。さてその静岡まで出掛け、休日返上で学んできたセミナ-ですから、自分のためにも少しまとめておきたいと思います。

この半日セミナ-はいつものとおり、同友会ではお馴染みの丸山博先生が講師を務めていただきました。14時から19時までという長い時間でしたが、相変わらずのユ-モアたっぷりの進行もあって、退屈することなく、時の経つのも忘れるほどでした。以下その内容を記します。

はじめにやはり時代認識をしっかり持たなければということです。経済は需要と供給のバランスより成り立つものですが、消費とは人口が増えているのが条件です。そうした意味では先進国の経済発展モデルは行き詰まりとも言えるもので、新たな枠組みを求める、時代の転換期を迎えています。

ですから今までこれでやってきたから、そのまま踏襲すればよいという時代ではないのです。中小企業の戦略は絞って深めるということで、浅く広くはその道ではない。その分野の第1人者を目指さなければならない。

それにはT.T.Pといって、中小企業は徹底的にパクることも必要です。パクるとは本質を真似ることで、成功企業には多くの成功事例を含んでいることからそれを知り、時流を理解し、いろいろな組合せを考えていくことです。

また外部環境分析においても、お客様の変化に適応していかなければならず、競合ということでも真の敵は誰かと見抜く力を持たなければならない。目先の競合先ではなく、周辺異業種かもしれないということからです。

そして自社の真の強みを分析することです。強みという、ちょっとの差を活かすことによって、新たな付加価値や事業機会が発見できるかもしれません。この付加価値はヒトが生み出すものと言われています。

従ってやりがいのある仕事をいかに持つかです。やりがいはお客様の「ありがとう」という声や、喜ぶその姿から生まれます。それは自身の仕事への誇りを持たせ、目標達成に向けての原動力となるわけです。

そうしてみると、やはり「人」という分野が占めることが何よりも大きいわけです。いつも副読本にしている経営指針作成の手引きに載っているように、時代の流れを洞察し、企業の事業機会を変化の中から見つけ出し、自社の長所、短所を見きわめ改善する、つまり裏返して言えば、時代の流れにただ流されてしまっては、淘汰されてしまうという警鐘です。

またその他、同友会の各地で、こうした先進的な事例や差別化戦略を実施している企業をいくつか紹介していました。また改めて別の機会に紹介させて下さい。

2013.11.08

素敵なバスガイド No.2482

嬉しい悲鳴なのですが、ここのところ業務多忙で、なかなか落ち着いてこのカキコミができなくなっています。納期のない仕事が多いわけですが、それがニッチの部分として私たちが生かされる分野だと肝に命じています。昨日と一昨日、カキコミができず失礼致しました。 

鹿児島への小旅行から戻ってから、早2週間が経とうとしています。以前にも触れたかもしれませんが、隣近所の気の合う夫婦、5組10人での旅です。毎月奥様たちが積み立てをしていて、そのお金が貯まると3年に1度、どこかしらに旅行するというものです。

毎月1万円ぐらいの積み立てでも3年経つと馬鹿になりません。ですから比較的リッチな余裕のある旅行が組めるのです。この行き先を決める時から、何だかんだとメンバ-が集まるわけですが、顔を会わせるのが皆、楽しみにしているようです。

そんなわけで今年は2泊3日の鹿児島への旅に決まったわけですが、ちょうど台風27号と28号がこちらに向かっているときと重なり、いろいろと気を揉み、行く前から毎日、天気予報とにらめっこの状態でした。

でも誰の心掛けが良かったのか、台風がうまく逸れてくれ、往きに降りた宮崎空港は雨だったのですが、青島グランホテルでの昼食後、鵜戸神宮あたりはパスして一路鹿児島に向かいました。そして鹿児島市内に入ったときはもう雨がすっかり上がったのです。

こうして2日目、3日目と絶好のお天気に恵まれたわけですが、何と言ってもこの旅を満喫できたのは南国交通観光の素敵なバスガイドさんのお陰とも言えます。私たち一行はたった10人のツア-なのですが、現地での観光は本当に贅沢とも言える、大型バスに匹敵するような30人ぐらいのバスを貸切り、ガイドさんまでついていたのです。

まだ若くて可愛らしいガイドさんだったのですが、たった3日間といえども、少しでも私たちに旅を楽しんで頂こう、またご当地・鹿児島を好きになって帰ってもらおうとの心配りに溢れていました。特にはまた別の機会に、この地のことを触れたいと思いますが、胸に迫るものがあった知覧を見学後、車中でこの特攻兵士にまつわる話を聞かせていただきました。

それぞれの遺書まで詳細に聞かせてくれたことから、私はてっきり何かを読みながら話をしているものと思っていました。でも顔を上げてガイドさんを眺めると、手にしているものは何もありません。そう、すべて頭の中に入っていて、それを引き出してくれているのです。さすがプロの仕事だと感じたものです。

私はこちらに戻ってからもこの旅が楽しくて忘れられないものになったことから、このガイドさんにお礼の手紙を出したほどです。単純な私のことですから、お陰で鹿児島がとても好きになりました。食べ物はどれもおいしかったし、触れ合う人たちの温かさみたいなものを感じられたからです。

このように一期一会の出会いになるかもしれませんが、触れ合う人たちの印象がよいとその土地まで好きになるものです。私が手紙を書いたのは、そうした職業意識がどんどん乏しくなっている現在、いつまでもその良きものを忘れず、誇りを持ってその職に努めてもらいたいと願ったからです。良き思い出を持って帰ってくることができ、改めて人との出会いの素晴らしさを感じています。

2013.11.05

感動の楽天シリ-ズ制覇 No.2481

 ついに楽天が日本一になりました。球界の盟主とも言える、宿敵・巨人を倒しての堂々の日本一は、今尚、苦しんでいる東北の方々にとって、星野監督が言っていた雀の涙どころか、大きな元気と癒しをもらえるものになったのではないでしょうか。

それにしても異常なくらいの興奮と感動をもたらしてくれた日本シリ-ズ第7戦でした。特に前日の第6戦で160球も投げ完投した田中将大投手が、最終回マウンドに上がった時は球場のみならず、お茶の間でも最高のボルテ-ジが上がったのではないでしょうか。

テレビでも解説者の元投手の工藤さんが言われていたように、前日160球も投げれば肩から肘にかけて腕がパンパンに張って、とても投げれるものではないとのことです。まさに支えていたのは前日の口惜しさを晴らし、何とか優勝したいという、一途の精神力だけだったものと思われます。

ですから観ているこちらまでが何とか勝たせてあげたいという、強い気持ちになるものです。この執念と選手ひとり一人が持っていた、自分たちが優勝して東北を少しでも元気にさせてあげたいという思いは、私たちに涙が出るくらいの大きな感動を与えてくれました。

そうした意味ではやはり解説の古田さんが言っていたように、球史に残る日本シリ-ズではなかったではないでしょうか。正直、本来の力からすれば巨人の方が一枚も二枚も上だと思います。その巨人が持ち前の打棒が振るわず、対する楽天が失うものが何もないと伸び伸びとやっていたのに加え、東北地域を全て巻き込んだ大応援と願いがあったからこそ、もたらした勝利ではないでしょうか。

私はいろいろな行事が重なり、観たくても観れなかった今回の日本シリ-ズだったのですが、ようやく第7戦になって初めて最初からテレビ観戦することができました。そんなことからつい力が入ったかもしれませんが、近年になく、一挙手一投足に大声を出して観たほどです。

とにかく、東北の人たちのためにも楽天が勝ってくれて最高でした。これでマ-君にとっては、おそらく日本で投げることはもうないものと思われます。一部には来年も日本でその勇姿を見たいという人もいますが、これで潔く送り出してあげることができるのではないでしょうか。

大手を振って出て行けるだけの文句なしの大貢献だったと思います。それにポスティングが認められれば、球団にも一説には50億円以上という途方もないお金が入ってくるというものです。しばらくはそのお金で思い切った補強もできるでしょうし、球団経営が潤うものと思われ、何も反対する理由がないものです。

そんなわけで今年の上原投手同様、来年のマ-君の大リ-グでの大活躍を是非とも期待したいものです。久しぶりに大きな感動を与えてくれた両チ-ムの選手の皆さんに、ただただ感謝の一言です。そして優勝を決めたのが11.3日、あの3.11の裏返しで、奇妙な縁を感じています。

2013.11.01

大谷徹奘氏法話会よりその2 No.2480

 いよいよ今日から11月です。2ケ月綴りのカレンダ-は最後のペ-ジとなってしまい、今年ももう残り少ないことを実感させられます。さて、少し間が空いてしまいましたが、前回に引き続き、薬師寺・大谷徹奘僧侶のお話をもう少し紹介したいと思います。

大谷さんは東日本大震災が起こった後、東北各地を何べんとなく回られたとのことですが、大きな被害を受けた地域の中に閖上(ゆりあげ) という所があります。宮城県南東部、名取市の一地区ですが、ちょうど仙台空港のすぐ近くの地域です。

ご存知の通り、仙台空港は飛行機が津波で流されたりして大きな被害を受けたわけですが、隣接する閖上地域もかつては閖上浜といい、名取川と貞山堀(ていざんぼり)との結節地ということで、その被害は痛ましいくらいのものでした。

閖上という字を見ても解るとおり、門の上に水と書きます。これは遠い昔の先祖から伝えられていて、この地名が付いたと言われます。つまり昔から津波に襲われていて、警戒しなければいけない地域ということで名付けられたみたいです。

ですから、先人の教訓に後世の人たちが耳を貸さなかったとも言えるというのです。やはり大きな被害に遭った地域である、石巻市の渡波(わたのは)という地域も同様だと指摘していました。

このように過去から未来へと引き継ぐ立場にある私たちの使命は、決して軽いものではないということから「中今」という言葉が生まれたのではないでしょうか。また人間の一生も同様で、生まれたときから亡くなるまでを1本の線で表わすと、緩やかに昇ったピ-クからまた下るという、放物線を描きます。

その人生において30~40歳代はピ-クと言えるでしょう。そして私たちのような60代を過ぎると、下りのカ-ブでどんどん終息に近づいていくわけです。そんなピ-クのところにいる人たちが、終息を迎えようとしている方々に対してやっていることを、れから昇りに差し掛かろうとするカ-ブの人たちがしっかりと眺めていると言うのです。

つまり例を挙げれば、お嫁さんが姑さんに対しての接し方を、そのまま子どもである世代が眺めているということです。そして時代が繰り返すように、いつの日かピ-クにいた人たちが終息に近づいてきたときに、また同じことが待ち構えていると言うのです。

ですから本当に心底よく尽くした人には晩年はそれなりの幸せが、逆にひどい仕打ちをしてきた人にとっては辛い晩年が待っているということです。そして人間は死んだ瞬間にその人の評価が分かると言われていました。

また死んだ後にも幸福があるといい、残された人からよく思い出してもらうことがそれに当たるそうです。従って死んだら終わりではなく、亡くなってからも残っている人たちに思い出してもらえるような生き方をしたいものです。

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