社長の三行日記

2011.02.28

第7期経営指針を創る会卒業式より No.1964

昨日までの26~27日の2日間、県同友会の主催する経営指針を創る会の、最終発表会となる卒業式が地元・ウェルサンピア沼津で行われました。
 
今期が第7回目を迎えるものですが、当初の受講生15人のうち、最終発表に臨んだのは10人と、1/3の方々が参加できず少し寂しい思いもしましたが、それでも会社を何とか変えよう、社長である自分自身がまず変わらなくてはと、強い決意で臨んでいる方々の卒業式はやはりさすがなものです。
 
私もこの卒業式に限らず、昨年6月から始まっているこの会にスタッフとして例年通り参加しているものですが、受講生の方々から最後に、スタッフが本当に自分のことのように考えてくれて取り組んでいたことに感謝しますと、お礼を述べて頂きましたが、そういった義務感より、むしろ自分自身の学びを深めることの方が少なくなかったものと思われます。
 
学んだことをいくつか紹介したいと思いますが、まず業種はそれぞれ違っても、置かれている経営環境は誰しも決して楽なものではないということです。
 
ですから、そこから逃げ出したくなる気持ちは解らないわけではないのですが、社長である自分の責任とその使命は大きいことです。従って共に歩んでいる社員の生活を少しでも豊かにできるよう、しっかりと会社を守り、発展させていかなければいけない役目を一層強く感じたものです。
 
近年、業績が悪くなるとすぐ廃業してしまったり、また倒産して夜逃げまでしたりする、社業を投げ出す例が少なくありません。やはり借りたものは何としてでも返していかなけれないけない、大きな責任を自覚すべきです。
 
2日間に亘る受講生それぞれの持ち時間では、報告と共にアドバイスや鋭い指摘が飛び交います。中には本当に厳しいものがあるかもしれませんが、それを自分自身がいかに前向きに受け取るかに掛かっています。
 
受け取り方次第でそれは大きく変わるもので、この機会を良いチャンスとして出発点にしなければと考えます。何しろ、当たり前のことを当たり前のようにやっていたら、生き残れない時代になったからです。
 
そしてこうして1冊の指針書にまとめあげたことは何よりも評価できることですが、大切なことは指針の成文化ではなく、いかにその内容にあるものを1つ1つ実践していくことにあります。
 
また今回培われた、かけがいのないメンバ-との熱い絆や同友会会員の持っている貴重な情報源を、宝の宝庫として十分活用していかなければいけません。
 
以上のような学びは決して受講生だけのものに限らず、私たちも毎回味わうことができるゆえに、益々虜となって抜けられないことになっているのかもしれません。改めて今のままではいけないという、自社の変革をしっかりと考えさせられた卒業式でした。

2011.02.25

ニュ-ジ-ランド大地震 No.1963

こちらでは春を思わせるような暖かな朝を迎えました。ところが海の向こうでは大変なことが起こってしまいました。ニュ-ジ-ランド第2の都市・クライストチャーチで起こったM6.3の大地震です。
 
既に死者は100人を超えると伝えられていますが、生存の可能性の限界とも言われている72時間を迎えようとしている今、現地での日本をはじめとした国際緊急援助隊による捜索は急ピッチでその作業が進められています。
 
特に語学学校「キングス・エデュケーション」の入居する建物崩壊では、富山からの留学生など、まだ数多くの日本人を含む被災者が取り残されていると言います。
 
その中で救助された一人である、富山外国語専門学校の学生である、19歳の奥田さんのことが新聞に紹介されていました。
 
記者の撮影した、入院中のベッドの上で、明るく気丈にVサインまで出して振る舞う姿の写真が掲載されていましたが、母親のコメントにあるように、周囲を安心させる為にとったポ-ズだと思われます。
 
というのも、もう一人の比較的軽傷で救出された女子学生と違って、奥田さんは右足が瓦礫に挟まれていたため、救助の際、切断されたというのです。
 
切断しなければ救助できなかったのか、それとも挟まれていた為、足が壊死を起こして、放っておいたらその毒が全身に回って死の危険が迫る為だったのかは、定かではありませんが、助かるために切断せざるを得なかったのです。
 
聞くと高校時代はサッカ-部のキャプテンだったと言われます。大切に使い続けた右足を、まさかこんな所で失うとは夢にも思わなかったはずです。
 
また救出されるまでの間を次のように伝えています。昼食をとっていたら、大きな揺れが来て、いきなり床が落ちた。周りのみんなは「痛い」などと言いながら下に落ちていき、自分は気づいたら真っ暗な中で何かに右足を挟まれて動けなくなっていた。 

最初は助けが来るかどうかも分からずパニック状態だったが、一緒に埋まった先生が「落ち着いて」「長期戦になるかもしれないから体力を残そう」と声をかけてくれた。「みんなで生きて帰ろう」と呼びかけ合い、励まし合って救助を待った。挟まれたまま、兄に携帯で電話をし、ここにいることを大使館に連絡してもらった。

 
その兄への電話では、「兄ちゃん助けて」「真っ暗で挟まっている」と訴えたそうです。ずいぶんと不安で長かった時を過ごしたのではないでしょうか。
 
この奥田さんが言われるように、是非、行方不明になっている多くの仲間にも助かってもらいたいものです。また私たちの住む所も、この地と同様な地層形態であると言います。それだけにいつ降り掛かってくるか判らないだけに、他山の石とはしないことです。犠牲者のご冥福を心からお祈りします。

2011.02.24

おはよう先生 No.1962

昨日は朝から賑やかな通学の子ども達の声がしないと思ったら、学校は休みだったのですね。この2月23日は富士山の日ということで、県内の小・中学校(中学校は分かりませんが)はお休みだったようです。
 
奇しくも昨日、この富士山のことに触れたのですが、そんなこととは露知らず、何か以心伝心のようなものがあったのでしょうか。全く偶然な話だったのです。
 
さてこのすぐ近くにある小学校には、毎朝、多くの生徒達が我が家の前を通り過ぎて行きます。またちょうどこの前が信号機の交差点で横断歩道があるため、ほとんど毎日と言っていいほど、小学校の校長先生が交通整理に立ってくれています。
 
この女性の校長先生が素晴らしく良い方なのです。子ども達ひとり一人に「おはよう」の挨拶を掛けるのはもちろんですが、見ていると注意してそれぞれを観察しているようです。
 
今日はお兄ちゃんはどうしたのかとか、具合はどう?といったようにです。またすぐ近くがゴミの集積場の関係で、近所の人もここを多く通り掛かるのですが、その人たちにも丁寧に「おはようございます」と、声を掛けられています。
 
その声がとても明るく大きなものですから、私たちは家の中にいても校長先生がやってきたのがすぐ分かります。ですから私たちの間ではこの校長先生のことを「おはよう先生」と呼んでいるくらいです。
 
また先生が犬が大好きなことから、交通整理の合い間をみて我が家にもやってきて、愛犬としっかり遊んでくれてもいます。こうしたことから私たちともずいぶん親しくなっているわけです。
 
学校は何か事故とか間違いがあると、この校長先生が全責任を負うことになっています。ですから子ども達に何か不測の事態がなければよいと思い立ち、その前の時代から校長先生自らが先頭に立ってこの交通指導に当たっているわけです。
 
でも眺めていると、おはよう先生はそうした義務感だけではなく、やはり子ども達のことが愛しく好きなのでしょう。また生来の天真爛漫さに加え、女性ならではのきめ細かさを備えているように感じます。
 
やはり学校はこうした地域に根ざし、開かれたものでなくてはなりません。そうした意味ではおはよう先生は自ら積極的に声を掛けて、早く地域に溶け込むよう努めているように思えます。
 
モンスタ-ペアレントなる親が昨日もテレビで紹介されていました。先生が携帯を取り上げたら、その使えなかった期間の料金を、基本料金の日割りでよこせという親も少なくないと言います。
 
このため鬱に悩まされている先生も全国には大勢いると言いますが、是非そんな、とんでもない親には屈せず、負けないでもらいたいと思っています。
 
蛇足ですが、2月23日は皇太子さんの誕生日でもあるわけですから、近い将来、国民の休日となって、富士山の日イベントも大いに盛り上がるのではないでしょうか。

2011.02.23

恵まれた地域 No.1961

ちょっとグズグズしていると、朝の愛犬との散歩が6時近くになってしまうのですが、以前は真っ暗だった6時の時間帯が今ではだいぶ明るくなってきました。着実に春の訪れはやってきているのですね。
 
さて、中東の混乱する民主化運動の影響で、我が国もその例外でなく、依存する原油高の関係でガソリン価格が軒並みに上がってきています。また数年前のように、160円とか170円にならなければよいのですが果たしてどうなることでしょうか。
 
こうした少しずつ値上がり傾向にある物価に比べて、依然として伸びないのが消費者の購買意欲です。まあ、その責任は一向にらちが明かない、混乱する政府にあると言っていいものですが、ほとんどの人から、もう当てにされていないと言ってもいいのではないでしょうか。
 
そんな中、一部でこの日本を支えていると言ってよいのが日本への観光旅行客です。そして大多数を占めているのが中国人旅行者です。
 
この日本への中国人旅行客を調査した結果、その訪れたい場所として、東京や京都を抑えて我が地元の富士山が堂々の2位であるとの記事を読みました。
 
1位は7割以上の人が望んでいる北海道ですが、富士山がその次に37%を占めたと言われています。それは日本の象徴であると同時に、景観の美しさやパワ-スポットとして知られていることが人気の理由のようです。
 
日本を知っていて富士山を知らない人はまずいないでしょう。年々その形がほんの少しずつ崩れているような気がするのは、私だけではないと思うのですが、やはり霊峰富士とも言われているとおり、日本に来たら一度は眺めてみたいと思うのでしょう。
 
そんな富士山を朝晩毎日のように眺めることのできる私たちは、本当に恵まれているとも言えるものです。家内の父などは沼津にやって来る度に、この富士山を撮りまくっているくらいです。
 
また日本で体験したいことと言ったら。温泉がトップでダントツとのことです。そして食べたいものはすし・刺身が一番人気であるそうです。
 
ということは、手前味噌かもしれませんが、富士山を眺めて温泉に入ることができ、そして美味しいお寿司や刺身をいただけると言ったら、我が地域しかないのではないでしょうか。
 
改めて、今住んでいるところの豊かさを感じないわけにはいきません。こうした恵まれている所に住んでいるだけに、ただノホホンと暮らしていてはいけないものです。自戒させられますね。

2011.02.22

横浜国際女子マラソン No.1960

日曜日の昼下がり、テレビ中継されていた横浜国際女子マラソンを観ました。いつもなら途中眠くなって、観ながらすぐ寝てしまうものですが、この日は違いました。
 
それと言うのも、日本人選手の活躍があったからです。優勝した尾崎好美さんはもちろんのこと、2位にもマラソン2回目の中里麗美さんが入り、タイムも世界選手権選考基準の2時間26分を大幅に切る結果となったからです。
 
この標準記録を意識しての、3人のペ-スメ-カ-が良かったとも思える30km地点までのレ-ス展開でしたが、抜けた後もポルトガルの選手1人に日本人選手が3人もいたのが、まず目の離せないところでした。
 
そしていつもなら日本人選手が徐々に脱落していくというのが、今までのパタ-ンでしたが、今回に限っては、マラソン初出場の永尾薫さんは36km過ぎに抜けたものの、ほぼ3人が互角のように見えたからです。
 
そして圧巻は残り3kmとなった地点です。突然尾崎選手がスパ-トをかけ、他の二人をぐんぐん引き離していったのです。伝えるところによると、これは本人の意図ではなく、山下佐知子監督の夫であるコ-チの指示だったとのことです。
 
ですから予定していたより早めのスパ-トだった関係で、残りの距離がだいぶきつかったみたいですが、後でポルトガルの選手が残り2kmになったら仕掛けるつもりだったと話しているように、勝因はここにあったように思えます。
 
従って観ている私たちにとっては、何度も最後になって期待を外されているだけに、とても溜飲を下げる思いにさせてもらったものです。
 
また今をときめく、あの斎藤佑ちゃんと同郷で同年齢だと言われた、中里選手も見事でした。前回の自己記録を10分も短縮した2時間24分29秒というタイムは、これからに大いに期待の持てるものではないでしょうか。
 
それから惜しくも途中で脱落し、4位になった永尾選手にも期待が持てるものです。監督である、Qちゃんこと高橋尚子選手を育てた小出監督も、将来性といった点では太鼓判を押している選手です。
 
また中里、永尾両選手は共に22、21歳と年齢も若く、これからの飛躍がさらに望めるものと思われます。そうしてみると、高橋尚子、野口みづき両選手の華々しい活躍の後、しばらく低迷していたかのように思われる日本女子マラソンに、ようやく灯りが差してきたように思えます。
 
是非、今年の8月、韓国で行われる世界選手権で結果を残し、ロンドン五輪に繋げていってもらいたいものです。とにかく、久しぶりの日本人選手のアッパレな勝利は、やはりとても気分がよいものです。

2011.02.21

五体不満足のその後 No.1959

土曜日は仲間内の新年会で、やはり恒例となっている仲間の一人が営む民宿で行われました。この民宿が諸事情で今年3月一杯で営業を終了するということですが、今までずいぶんと楽しませて頂いただけに、とても寂しく思っています。
 
でも心置けない同級生の集まりは、いつも賑やかで楽しいものです。永年続くそのやりとりは年が変わっても少しも変わるものではないのですが、やはり捨てることのできない貴重な繋がりです。さてこのベ-スがなくなってしまう来年からは果たしてどうなるものでしょうか。
 
話題は変わりますが、あのベストセラ-となった「五体不満足」の著者である、乙武洋匡さんが今度は保育園を作るという記事を見ました。昨春までは3年間、東京杉並区の小学校教員として勤められていた方です。
 
ご存知の通り、乙武さんは生まれつき両腕と両脚がない、先天性四肢切断という障害を抱えているのにもめげず、都立の高校から早稲田大学政経学部に進み、その大学時代の活動と生活体験を綴った著書「五体不満足」が大きな反響を呼んだものです。
 
特に「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」という言葉は、人々の胸に大きく刻み付けられ忘れられないものとなっています。
 
この乙武さんが大学卒業後、一時期、スポーツライターとしての時代を経て、以前より教育について関心が高かったことから、教員免許を取得して先生となったのです。そして2001年には結婚して、今は既に二人の男の子の父親でもあるわけです。
 
そして3年間の小学校の教員生活を無事に務め上げ、今度は保育園にチャレンジすると言うのです。伝えるところによると、保育園は地域に根ざした開かれたものにしたいとのことです。
 
園舎の入口には園児の作品を展示したギャラリ-や、地元のパン屋さんがプロデュ-スするカフェも開くと言います。また地域コ-ディネ-タ-を専属で置き、園の紹介や地域住民と園児と親が交流するイベントなどを手がけたいとのことです。
 
近年、園児や児童への危害を恐れ、安全を重視し門扉を閉ざして、地域との結びつきが弱まる傾向が強くなっていますが、これを改善しようというものです。また教員経験から「子育てに悩んでいる親や、大人の愛情が不足している子どもを地域で助ける必要がある」との考えからです。
 
さすが乙武さんですね。少しもその体の不自由さを感じません。絶えず前向きに突き進むその姿に、本当に敬意を表するものです。体に少しも不便は感じなくても、心に障害を持つ人がいっぱいいるだけに、是非その前向きな話を聴かせてやりたいものです。

2011.02.18

ちょっと良い話part72 No.1958

自販機と若者という、地元の人が書かれたちょっと良い話です。
 
バスが遅れて沼津駅に着いた。8時28分の電車に乗りたくて、身近な自販機に千円札を入れた。950円という表示が出るはずなのに...機械音で何かを言っている。

「エ-ッ!?」と見直す。オレンジカ-ドの自販機だった。あわてて呼び出し釦を捜して押した。

きっとすごい表情をしていたのだろう。「どうかされたのですか?」背の高い若者。私は恥ずかしく照れながら「私って馬鹿なの、静岡への切符を買おうとして違う自販機にお金を入れてしまい駅員さんを待っているんです」

彼は「馬鹿ではなく、間違えただけですよ、僕が駅員さんを呼んできますよ」と行ってしまった。私は決心して他の自販機で切符を買ったところへ、彼と駅員さんが来た。事情も話してくれたらしく、すぐお金は戻った。

お礼もそこそこに電車に飛び乗った。片浜、原と景色が移る頃、私の息も整ってきた。先ほどの好青年のことが思い出された。

呼びに行ってくれたのに待たずに行動したこと、丁寧にお礼を言わなかったこと、彼は自分の乗る電車に間に合っただろうか?

何と失礼なおばさんだろうと思っているのだろう。ひと電車遅らせても、きちんとやれば良かったという思いが一杯になった。

彼はおっちょこちょいのおばさんだと思って通り過ぎず、事情を知り「間違っただけですよ」との言葉はとても嬉しかった。

メガ等の現代社会の中で、次第に誰かのお世話になっていくだろうとつくづく思った。

 
よくある話ではないでしょうか。親切にして頂いたのに、自分の用のことで頭がいっぱいで、お礼もそこそこにその場を立ち去り、後から申し訳ない気持ちに駆り立てられる経験が、誰にもきっとあることと思います。
 
それにしても「間違っただけですよ」という言葉は、素敵な言葉ですね。なかなか言えそうで言えない、この言葉を発することのできる人は、やはり心豊かな優しい人なのでしょうね。

2011.02.17

大学連携講座より No.1957

一昨日、お客様とのお付き合いが終わるや否や、静岡に飛び、静大連携講座・評価会議なるものに出席してまいりました。産学連携で先に静大で行われた、14回にも及ぶ同友会13人の講師陣による講義の集大成としての評価会議です。
 
平たく言えば、講義への出席と提出されたレポ-トの採点から、学生の成績付けと言ってよいでしょう。成績は秀、優、良、可、不可の5段階に分かれており、そのうち不可のみは単位が与えられないことになっています。
 
同友会事務局で細かくまとめてくれた評価の一覧表には、履修した学生全員の各講義への出席状況や提出レポ-トの採点が記載されていました。
 
また事前での学生への通達事項として、この14回の講座を4ク-ルに分け、1ク-ル各3~4回の講座のうち、レポ-トは1回分だけ選択提出すればよく、全体でも少なくとも2ク-ル分(2回)以上の提出を義務付けているものです。
 
ですから、言い換えると14回のうち、2回以上の講義で指定されたテ-マに添ってレポ-トを書けばいいわけですから、そんなに大儀なことではないと思われます。
 
一覧表を眺めてまず驚いたのは、14回の講義に1回しか、もしくは全然出席していないにもかかわらず、レポ-トを4回も提出している学生が2名いたことです。
 
これは明らかにテ-マだけを後で調べ、それに添ったような形でレポ-トを作成して提出したのです。また私自身の講義へのレポ-トも9通ほどあったのですが、1名を除き、そのほとんどがテ-マにただ添ったような形で内容を作成してあり、講義内容には全然触れていないのです。
 
まさにこれなどはネット等で調べて、テ-マに添うよう取り繕ったとしか考えられないもので、少し寂しい思いがしました。人によってはネットの関連サイトに記載されたものをそのままコピ-、貼り付けしているのかもしれません。
 
もちろんこの会議では、講義への出席もなく、ただレポ-トを提出すればよいといった学生は認められませんでした。またこうした反省を踏まえて、こちら側で定める学生へのレポ-トテ-マについても、ただ取り繕うだけでは作成ができないよう、検討されたものです。
 
やはり当代気質と言うのでしょうか。テ-マにある共通の語句を入力すれば、ネットからあらゆる関連文書が飛び出してくる当世ですから、これを使うなと言うのが無理かもしれません。
 
しかし、おざなりに労力も掛けず、ましてや自分の考えが何も入っていないレポ-トは、大学生としてはあまりにもお粗末過ぎると言えるものです。
 
もちろん、大部分の学生がそうであるわけではありません。ほとんどの学生が14回全部の講義に出席していて、4ク-ル分のレポ-トをしっかりと提出してくれていたことを補足しておきます。

2011.02.16

投高打低の気配 No.1956

2月16日、あの北朝鮮・金正日の誕生日です。チュニジア、エジプトと相次いで独裁政権が崩壊し、次は北朝鮮なのでしょうか。聞くところによれば韓国の口蹄疫が北朝鮮にも広がり、国民が大変な思いをしているのに、贅沢に誕生日の祝いもないものです。
 
国民の怒りが爆発するのも、そう長い先のことでもないと思われるだけに、そうそう枕を高くして眠ってもいられないものと思われます。
 
さて話題はガラっと変わりますが、今年のプロ野球はいつになく投高打低になりそうで、ちょっと目が離せなくなるかもしれません。それというのも、日ハム、西武、広島に入団した早稲田の3羽ガラス以外に、各球団即戦力の新人投手が活躍しそうだからです。
 
ご存知の通り、斎藤佑ちゃんは先日の韓国・サムスンとの練習試合で、なかなか良いピッチングを見せました。1回を投げただけですが、空振り三振を含む3者凡退で抑えました。やはりクレバ-で実戦向きな投手なのでしょう。
 
また昨日は巨人の沢村投手が紅白戦で初登板し、2回を無安打1三振と、文句なしのピッチングを見せたようです。ストレ-トもキレがあるし、スピ-ドもこの時期では異例の150km近い球を投げ込んでいたとのことです。
 
アンチ巨人のこちらとしては、あまり望むところではないのですが、この沢村投手は結構イケるのではないでしょうか。何しろこのスピ-ドボ-ルに加え、スライダ-とフォ-クまでその武器として兼ね備えていると言います。
 
また勝負度胸もありそうだし、負けず嫌いの性格がそのまま出ているような、精悍な顔つきがいいですね。厄介な対戦投手となりそうです。
 
まだ自軍の紅白戦ですから早呑み込みはできませんが、あの野茂、松坂、田中将大といった、今をときめく大投手でも、その自軍での実戦のデビュ-戦は散々だったようです。
 
そうした意味からも、早稲田出身の3投手へのライバル意識も強そうで、かなりの活躍が期待されるのではないでしょうか。このように野球は打つだけでなく、良い投手をいかに攻略するかも見どころです。
 
そしてそれが球界全体のレベルアップにも繋がるわけです。その多くがアメリカ・大リ-グへとなびく今日だけに、日本球界の救世主が是非、現われてもらいたいものです。

2011.02.14

一小燈、一隅を照らす No.1955

エジプトのムバラク政権が崩壊しました。先週末、その大統領職を辞任し、全権限を軍に移譲したとのことです。これで30年にも及んだ長期強権体制が終焉を迎えたのです。
 
そもそも、このきっかけとなったのは、チュニジアの独裁政権を倒した市民の民主化運動に始まり、それがエジプトに飛び火して大きな暴動にまで発展したのです。
 
また過日の朝日新聞記事によれば、チュニジアの大規模デモの始まりは、リヤカーの荷台で果物を売って生計を立てていた、一人の青年の抗議の自殺だったというのです。
 
この青年は昨年12月の朝、いつもの路上で商売を始めようとしたところ、そこへ役人3人がやってきました。そして営業許可がないからと言って、罰金(日本円で約2万3000円)を要求されたのです。
 
しかし青年の売り上げは1日でわずか290~400円です。法外な金額をふっかけ、いやがらせをする役人は、チュニジアでは日常茶飯事でありました。商売道具のはかりを奪われ、激しく抵抗しましたが、さんざん殴られたり蹴られた上に果物まで持ち去られました。
 
怒りが収まらない青年は、地元知事の事務所を訪れたが相手にされず、近くの商店で買ったガソリンを頭からかぶり、ライターを手に火をつけると叫んだそうです。
 
こうして誰も耳を貸さず、とりあってくれないことから、ついには火をつけ抗議の自殺を図ったのです。この衝撃的な事件があっという間に広がっていき、我慢に我慢を重ねていた民衆の怒りがとうとう火を噴き出したのです。
 
ですから、こんな小さな出来事がそもそも、その始まりだったと言うのです。それにしてもネットの威力の凄さを改めて知らされたものです。昨日もテレビでこの影響が大きいと言われている、フェイスブックのことを採り上げていました。
 
まさに友達の輪みたいなものなのでしょう。クチコミで良いことや悪いことが、忽(たちま)ちのうちに広がっていくのです。また気が合えば、その場で友だちになれるような仕組みになっているそうです。
 
こうしてひとり一人の力は小さなものですが、大きな塊りとなって終には政権までひっくり返す大きな力となったのです。まさに禅の哲学でいうところの「一小燈、一隅を照らす」と言えるのでないでしょうか。
 
それにしてもムバラク大統領の隠し財産は5兆円を超えるとも言われ、何とも驚かされるものです。国民が貧困に喘いでいる陰で、我が身はせっせと財産作りですか、とても許されるものではありません。
 
「市中引き回しの上、張り付け獄門」と、遠山の金さんに言われても仕方のない罪状です。悪い奴ほどよく眠るとも言われていますが、今はとてもおちおち眠ってはいられないのではないでしょうか。とにかく悪いことはできないものです。
 
明日15日は一日、お客様からの招待で会社を留守にします。カキコミは休ませて下さい。

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