会長の”三行日記”

2011.02.16

投高打低の気配 No.1956

2月16日、あの北朝鮮・金正日の誕生日です。チュニジア、エジプトと相次いで独裁政権が崩壊し、次は北朝鮮なのでしょうか。聞くところによれば韓国の口蹄疫が北朝鮮にも広がり、国民が大変な思いをしているのに、贅沢に誕生日の祝いもないものです。
 
国民の怒りが爆発するのも、そう長い先のことでもないと思われるだけに、そうそう枕を高くして眠ってもいられないものと思われます。
 
さて話題はガラっと変わりますが、今年のプロ野球はいつになく投高打低になりそうで、ちょっと目が離せなくなるかもしれません。それというのも、日ハム、西武、広島に入団した早稲田の3羽ガラス以外に、各球団即戦力の新人投手が活躍しそうだからです。
 
ご存知の通り、斎藤佑ちゃんは先日の韓国・サムスンとの練習試合で、なかなか良いピッチングを見せました。1回を投げただけですが、空振り三振を含む3者凡退で抑えました。やはりクレバ-で実戦向きな投手なのでしょう。
 
また昨日は巨人の沢村投手が紅白戦で初登板し、2回を無安打1三振と、文句なしのピッチングを見せたようです。ストレ-トもキレがあるし、スピ-ドもこの時期では異例の150km近い球を投げ込んでいたとのことです。
 
アンチ巨人のこちらとしては、あまり望むところではないのですが、この沢村投手は結構イケるのではないでしょうか。何しろこのスピ-ドボ-ルに加え、スライダ-とフォ-クまでその武器として兼ね備えていると言います。
 
また勝負度胸もありそうだし、負けず嫌いの性格がそのまま出ているような、精悍な顔つきがいいですね。厄介な対戦投手となりそうです。
 
まだ自軍の紅白戦ですから早呑み込みはできませんが、あの野茂、松坂、田中将大といった、今をときめく大投手でも、その自軍での実戦のデビュ-戦は散々だったようです。
 
そうした意味からも、早稲田出身の3投手へのライバル意識も強そうで、かなりの活躍が期待されるのではないでしょうか。このように野球は打つだけでなく、良い投手をいかに攻略するかも見どころです。
 
そしてそれが球界全体のレベルアップにも繋がるわけです。その多くがアメリカ・大リ-グへとなびく今日だけに、日本球界の救世主が是非、現われてもらいたいものです。