会長の”三行日記”

2013.11.15

LINE No.2486

昨日はどうしてもカキコミする余裕がなく失礼しました。 LINE(ライン)はビジネスで利用できるのか?という記事を読みました。現在そのユ-ザ-数が2億5000万人を超えたと言われるLINEですが、友達同士の軽いメッセ-ジに使うものと思っていましたが、どうもそれだけではないようです。

ビジネスとは関係ないように思われていたものですが、仕事やマネジメントにも役立つみたいです。以下その記事を紹介します。

今では組織のマネジメントをするにあたって、LINEは手放すことのできないコミュニケーションツールになっています。 LINEでビジネス活用する機能は2つだけでメッセ-ジ機能とグル-プ機能の2つです。

部下と私とでグループを作り、そのグループ内で用件を短文メッセージに書いて送り合う。基本はこれだけ。グループは私たちが関与している商談、コンサルティング案件、セミナー企画など、プロジェクトごとに作っています。 

当社のコンサルタントは4人しかいませんが、同時並行でかなりの数のプロジェクトを抱えているので、グループの数は結構あります。「人」単位ではなく、「グループ」単位でメッセージをやり取りすると、有益なことがたくさんあるからです。 

それではLINEを仕事で使ううえでの、3つのポイントを最初に整理しておきます。1)単純接触効果 2)エレベ-タピッチ 3)備忘録

テレビCMに代表されるように、人はある物事とシンプルな接触を繰り返すと、無意識下において刷り込まれていき、いつのまにかその物事と信頼を構築していきます。この心理効果を「単純接触効果」と呼びます。

LINEの特徴は何といってもその手軽さにあります。すぐに、誰でも、簡単にメッセージを送ることができます。だからこそ使っているとコミュニケーション相手と単純接触効果が生まれやすいのです。電子メールとの差は、まさにここにあると言えるでしょう。

「東京駅を出ました。10時にエントランスで待ちます」 「はい。いま駅弁たべています」 「駅弁もいいけど、見積資料は3部印刷した?」 「大丈夫です。私は9時半に到着予定。スタバで時間つぶします」

こんなやり取りをスピーディにできます。電子メールで書く内容は、事務的用件に偏りがちで、かつメールの編集にはいろいろと決まりがあるため、メールを書くのにも時間がかかり、手軽とは言えません。受け取った相手が読んで読解するまでにも時間がかかります。 

またその効果を生み出すポイントは、アイコンに自分の写真を設定することとスタンプをうまく使うことだと言っています。それから短文がコミュニケ-ション能力を高めるそうです。

2つ目のポイント「エレベーターピッチ」。LINEのメッセージを書く際に意識していただきたいのが、短い文章を書くようにすることです。強制的に短くすると、一つひとつの文章にスピード感が出てきます。すると相手は読んだ後に「すぐ返信しなくては」という気持ちになりやすい。 

スピード感のあるLINEのメッセージとは、例えば次のようなものを言います。「A商事から問合せあり。大至急、部課長と打合せしたい。来週火曜の朝8時半からはどう? そこ以外スケジュール隙間ゼロ」 

短い時間でポイントを正しく伝えることの大切さを表現した言葉です。話が長い人ほど要点がわかりづらくなる、ということは確かにあります。また、文章を短くできない人は電話に頼ろうとします。伝えたいことを整理できないので、「話したほうが速い」と思い込むのです。LINEのメッセージを使って、頭を整理し、短い文章を書く力を鍛えましょう。 

その他LINEはタスク管理にも使える。グル-プ内でやり取りするメッセ-ジは、業務連絡や相談、指示などがメインですが、たまにメモもあります。部下と面と向かって話し、そこで決定したことも「備忘録」としてメッセ-ジを送ります。グル-プごとにメモやタスクを残しておけば、全員で共有できます。

このように仕事にも活用できるのですね。私はまだ使ったことがありませんが、グル-プ内でのやりとりには便利なようです。若い人だけが使うものと、てっきり思い込んでいましたが、そうでもないようですね。前向きにチャレンジしていかなければいけないものです。

2013.11.13

楽天社長の驕り No.2485

 今日の新聞にこんな投稿がありました。楽天・三木谷社長への苦言で、「三木谷社長は楽天球団を見習って」というものです。

楽天の三木谷浩史会長兼社長が政府の産業競争力会議の議員を辞任することになったが、いやな後味が残った。自分の主張が受け入れられなければ辞任すると「脅し」をかけ、実際にそうなるや否や実行するという、これまで連綿と続いてきた「圧力団体」の行動パタ-ンとだぶって見えたからだ。

辞任の根拠として薬のネット販売の規制を挙げているが、自分の会社が薬のネット販売を手掛けているという。これでは、どんなに立派な理屈をつけても自己の利益のためと思われても仕方がない。

さらに深刻なのは「起業家」を「やっぱり、ワンマンでわがままな人」と印象づけてしまったことだろう。一度引き受けた役職を簡単に投げ出すのは、いい大人のすることではない。

地道に、ひたむきに「耐えて勝つ」姿を見せてくれた楽天球団を見習ってほしいものだ、と思ったのは私だけではないと思う。

痛いところを突かれているのではないでしょうか。そもそもこの薬のネット販売を政府に仕向けたのは、誰であろう、他ではない三木谷さん自身です。安倍首相に急接近している間柄で、このネット販売を可能となるよう仕向けてきたのです。

それを一部規制が解かれないといっても、99%近く薬のネット販売を可能としたのです。それを不満で自分の思い通りにならないと言って、議員を辞任するとはあまりにも大人げないものというものです。

それより以前、経団連からも自分の意に添えないといって、メンバ-から脱退し、新たに新経済連盟というものを立ち上げました。もっともこれは震災後、電力団体の擁護に回った経団連に愛想をつかして抜けたものですから、一概に非難されるものではありません。

でも自分の思い通りにならなければ面白くないといった、このところの傾向は勝ち組のベンチャ-経営者が持つ驕りのようなものを感じてしまいます。次代を背負う代表的経営者として少し恥ずかしくないでしょうか。

通常価格を不当に高くして割引率を大きく見せた、優勝記念の還元セ-ルにしても同様です。いくら加盟の店が勝手にやったということでも、それでは済まされない市場の最高責任者としての責任があるというものです。

これでは投稿にもあったように、折角、楽天球団が人々に夢と希望を与えてくれたのに、水を差してしまうというものです。現在、政界にも大きな影響力を持つ三木谷氏だけに、一流の経営者としての自覚を持ち、その行動を謙虚に自戒してもらいたいものです。

2013.11.12

磐田のJ2降格 No.2484

 ジュビロ磐田が来季からJ2に降格する結果となってしまいました。クラブ史上初めての降格で、過去Jリ-グ優勝3度を誇る名門チ-ムだけに、関係者のショックは大きいのではないでしょうか。

ヤマハ発動機サッカ-部が前身の磐田は、Jリ-グ発足2年目でJFLから昇格し、4年後の97年に初優勝、そして99年、2002年にも優勝し、翌年天皇杯も制し、この時期、黄金時代とも言えるチ-ムを築き上げました。

当時は監督に元日本代表のオフト氏を迎え、オランダ代表ファネンブルグ、元イタリア代表スキラッチ、ブラジル代表でキャプテンを務めたドゥンガなど大物外国人選手を補強した、そうそうたるメンバ-だったのです。

そして日本人選手も藤田、田中誠選手に次ぎ、名波、福西選手らが相次いで入団して加わり、常勝集団となるチ-ムが出来上がったのです。またゴンこと中山選手もこのチ-ムに所属していて、シンボル的存在だったのです。

ところがこうした黄金時代を支えた主力を次々と放出し、2009年にはついに中山選手にまで戦力外通告を出し、生え抜きのメンバ-を一掃したのです。過去の栄光にすがらず、人事を一新して新たな飛躍を目指そうとしたのです。

でも十分な補強をしなかったことから結果は伴いませんでした。そして今シ-ズン、開幕から7戦未勝利で内容が良くても勝てない試合が続いたのです。途中、監督がロンドン五輪で日本チ-ムを率いた関塚監督に代わっても、チ-ムの立て直しを図ることができなかったわけです。

磐田市にあるヤマハの本社前の道を通って、私もよく別のお客様の工場に行くのですが、先日も「頑張ろうジュビロ」の看板がいくつも掲げられていました。その会社奥には本拠地とする、チ-ムカラ-の青色の基調としたヤマハ・ジュビロスタジアムが構えるわけですが、果たしてこの先、立て直しができるのか心配になります。

J2ともなれば十分な補強もなかなか難しいものです。それに現在の主力メンバ-も残留するかどうかも判りません。こうしたことからこのニュ-スを伝えるテレビでも、今まで多くの観客に賑わったスタジアムで、お弁当の供給をしていた業者の方の不安そうな面立ちが印象的でした。

とにかくエスパルスと並び、地元・静岡のチ-ムだけに何とか1年でJ1復帰を果たしてもらいたいものです。それには相当な覚悟とそれなりの復帰戦略がなければ難しいのでしょうが、日本代表経験者もチ-ム内に少なくないだけに、皆が再起を誓い力を合わせて、もう一度ファンを魅了するチ-ムを目指すことを願っています。