会長の”三行日記”

2014.03.19

山歩き No.2545

 四国の高知では桜の開花が伝えられました。いよいよ桜前線の北上です。我が地域でも26~27日には咲き始めると言われています。こんな陽気に誘われて山歩きをしたくなりました。

今年はまだ1回も歩いていないのですが、それに備えて常日頃、朝の散歩やゴルフに行ってもカートには乗らずに歩いていますから、準備は万端とも言えるかもしれません。

でも山歩きを侮ってはいけません。先日、初めての山歩きにはどんなことに注意したらよいか、載っていた記事を目にしましたので改めて確認してみました。

まず整備された平らな道なら運動靴でも構わないのですが、足場の悪い泥道や勾配のきつい場所ではやはり登山靴が必要です。登山靴は底に凹凸があって滑りにくく、くるぶしまで保護して足首を痛めないように作られているからです。

そして服装は動きやすく、汗が乾きやすいもの、冬なら保温力に優れたものが必要です。従って綿は汗が乾きにくく、汗で濡れてしまうから避けたほうがよいと言われています。

Gパンなどデニムの素材も向かず、化繊で伸縮性のある素材がよいそうです。また山の天気は変わりやすいことから、急な雨に備えて上下の雨具と軽い折りたたみの傘は必携です。

雨具は昨年、中央アルプスで遭難した韓国人グループのように、上からただ被るだけのポンチョではなく、やはり上と下が別々のものがよいわけです。また水筒かペットボトルも用意し、暗い場所など両手が自由に使えるヘッドライトも必要です。

こうした準備を整え、いよいよ歩き始めるわけですが、歩き始めはペースや服装を調節しながら、10~20分で休みます。そしてその後は30分歩いて5分休んだり、50分歩いて10分休むといった一定のペースで歩くのがよいと言われています。

こうして暑くなったら上着を脱ぎ、寒くなったらまた羽織るといった重ね着が原則です。そして歩幅を狭く、ゆっくり歩くことを心がけることです。大股で歩くとすべったり転んだりしやすく、太ももの筋肉が痛くなりかねないからです。

またつま先で歩くと、ふくらはぎが痛くなる恐れがあるので、足の裏全体が地面につくようにしっかり踏みしめるのがよいと言います。それとこまめに水分を補給することです。とにかく気持ちよく山歩きをするには良い季節が訪れようとしています。できれば今年は数多く、いろいろな山を登りたいと思っています。

2014.03.18

整理・整頓 No.2544

 個人的に掲げた今年の目標の1つでもある、整理・整頓が相変わらずできません。このため今朝も置いたはずの書類が見つからず、あちこち探し回らなければいけない始末です。

結局探していた事務所の中にはなく、1階の工場の中に部品と一緒にあったのです。その探していた時間も馬鹿にならず、大きなロスにもなるのです。そして皆さんも経験があると思うのですが、探し物が見つからないと気分的にもすっきりしません。

従って剥きになって、あるまで探し続けることになるのです。幸いあったから良いものの、見つからないと下手をすれば一日中そのことを引きずることにもなるわけです。ですから全く困ったことなのです。

特に会社のデスク周りの書類などは、使ったらまず元に戻すことが大切のように思えます。私のようなずさんな人間は後で片付けるからといって、ついそのままに放置しがちです。

これが積もり積もって収拾がつかなくなるのです。そして一旦奥に入ってしまった書類はなかなか見つからなくなってしまうのです。やはりこれを防ぐのには、きちんと分類したファイル等に収め、決まった置き場所を定めることです。

このことが分かっていないわけではないのですが、やろうやろうと思いながらつい、延ばし延ばしにしてしまっているのです。仕事のできる人間はこの整理がうまいと言います。

そういった意味では仕事のできない類に入ってしまう私ですが、寄る年波のことも考えると、いつまでもこのことを改善しないわけにはいきません。近年忘れっぽくなっているのがこのことに輪をかけるからです。

とにかく気持ちよく仕事のできる環境にするためには、整理・整頓は不可欠です。そして不要なものは何よりも捨てることです。私にとって無駄な時間をなくし、少しでも円滑に仕事が回っていくためには早急にこの改善が求められているものです。

2014.03.17

おもてなし企業その2 No.2543

 おもてなしを実践している会社の第2弾です。この会社は以前にもこの欄で紹介したことがあると思うのですが、日本中のおもてなし経営企業50選にも選ばれていることから、改めて紹介いたします。

でんかのヤマグチと言って、「まちの電気屋さん」として、商圏を東京都町田市・神奈川県相模原市とその周辺に絞って地域密着型の経営をしている企業です。何とその粗利率が40%に迫ると言いますから、こうした企業の中では注目に値するのではないでしょうか。

今から16~17年前、町田市には大手の家電量販店が次々と進出してきました。このためヤマグチの山口勉氏は眠れない日々を過ごしたと言います。そして考え抜いた末、1つの結論に達したのです。

それは高売りによる粗利率の増大という、常識を覆す方向転換だったのです。特に大切にしたことは「お客様にとことん喜んでもらうこと」です。中でも特徴的なことは「ヤマグチはすぐトンデ行きます」を合言葉に、お客様の困っていることに喜んで応えてあげることです。

例を挙げれば、お客さんの犬の散歩を引き受けたり、通りがかったとき、お客様に頼まれればタクシー代わりに車を使ってもらったりして、何でも屋さんとして無料のサービスを行っているのです。

従って「遠くの親戚より近くのヤマグチ」といった、顧客との密接な関係が築かれているのです。また毎週末や毎月、さまざまなイベントを開催し、お客との親密度を高めています。それは徹底した顧客の絞り込みにも繋がり、集中してアプローチができる体制を整えているとのことです。

その絞り込みは、5年以上取引のない顧客はリストから外したりしている、思い切ったものと言います。さらにその顧客管理台帳には「その家に、何年前に買ったどんな家電製品があり、家族構成はこうである」といった情報が丁寧に更新されており、どの家庭でどういった商品がいつ必要になるかを事前に把握できるそうです。

まさに地元という地域に密着した営業を行っているのです。また社員ごとの粗利率を把握してフィードバックすることで、社員のやる気を引き出しているとのことです。これではいかに大手が進出してこようとも強いわけですね。

とにかく地域に密着してお客にとことん喜んでもらう「便利な電気店」という一面と、管理台帳など緻密な経営管理を駆使した両輪により、非常に高いおもてなしと粗利率を実現しているのです。まさにニッチの分野で活躍している、中小企業のお手本とも言える企業ですね。