会長の”三行日記”

2015.05.11

お知らせ

 4月15日以来、長い間このカキコミができず誠に申し訳ありません。言い訳以外の何物でもありませんが、ゴ-ルデンウィ-クも挟み、いろいろと落ち着かない毎日が続いていたことから、なかなか着手できませんでした。

そしてこの連休明けから何とか立て直そうと思っていたのですが、お取引様の社長に声を掛けていただき、本日午後から韓国・釜山の方へ現地モノレ-ルのお引合いと視察を兼ね、急遽出張することになりました。従って来週からは再開したいと思っていますので、どうぞご容赦頂きますようお願い申し上げます。

2015.04.15

ちょっと良い話120 No.2706

 あのノ-ベル医学・生理学賞受賞の山中伸弥教授が、雑誌・致知の中でこんな素晴らしい話を紹介していました。「おかげさま」と「身から出たサビ」という、ちょっと良い話です。

この頃(中学生)、特に忘れられない思い出があります。教育大学の学生さんが教育実習に来た時のことです。彼は柔道三段という腕前でした。その人と練習で組み合うと、いとも簡単に投げられる。

受け身を取って一本にされるのは悔しいので、私はちゃんと受け身を取らずに最後まで粘り、変な手の付き方をしてしまった。そのために、腕がボキッと折れてしまったのです。

実習の先生としてみれば、大変なことです。部活動をしている最中に、生徒の腕を自分のせいで折ってしまったのですから。その日の夜、慌てたように先生から電話がありました。

電話を取ったのは母ですが、そばで聞いていると、先生は受話器の向こう側で平謝りをしている様子でした。しかし母はその時、こう答えたのです。

「いやいや先生、気にしないでください。うちの息子の転び方が悪かったんだと思います。怪我したのはうちの息子のせいです。明日からも気にせず、いろんな子を投げ飛ばしてください」

その時の態度は、わが親ながら立派だと感じたものです。母親からはあまり教えられたことはありませんが、その出来事以来、私はいつも次のことを心掛けるようにしています。

何か悪いことが起こった時は「身から出たサビ」。つまり自分のせいだと考える。先生に投げられた時、自分がちゃんと受け身さえしておけば怪我をしなかった。そのために三か月ほど柔道ができなくなりましたが、それも身から出たサビなのだと。

逆に、いいことが起こった時は「おかげさま」と思う。確かに、自分が努力をしたためにうまくいくことはありますが、実はその割合は少なくて、周りの人の助けがあって初めて物事はうまくいくものなのだと思います。

とても味わい深い言葉ではないでしょうか。とかく他人の責任にしたがるのが最近の風潮です。権利ばかり主張して、自分が為すべきことをしっかりと行っていないことが多いものです。その意味でも山中さんのお母さんのように言ってくれる方って、本当に素敵な人ですね。

明日、明後日とまたまた会社を離れるため、カキコミは休ませて下さい。

2015.04.13

アッパレ松山選手 No.2705

 先週木曜日は鎌倉山設置のモノレ-ルで一部不具合があり、急遽、早朝より駆けつけました。また金曜日の10日は以前より予定が組まれていた、お客様である日立ITプラットフォ-ム事業本部の分電盤改造工事で出掛けていました。

このため2日間カキコミができなかったわけですが、このところ何かと出掛けることが多くなっていて、なかなか落ち着いて会社にいることが少なくなっています。これも私たちの使命からすれば有難いことなのですが...喜ばなければいけないことなのでしょうが、ちょっとしんどい毎日が続いています。

さて週末のここ数日は早朝からテレビにかじりついていました。それというのもマスタ-ズのテレビ中継があったからです。また日本選手の中で唯一出場していた松山選手の活躍がその気にさせてもらったわけです。

やはり日本人プレ-ヤ-が決勝ラウンドまで残り、活躍してくれないと面白くありません。幸い今年のマスタ-ズは松山選手が尻上がりに調子を上げ、最終日には何と66というスコアを出してくれました。

日曜日の晩、昼間にソフトボ-ルの試合などがあった関係で、その日は早々に床に就き、翌朝の中継を早くから観てやろうと決め込みました。そんなわけで3時には目が覚め、テレビをつけるとちょうど松山選手がスタ-トするところでした。

これ幸いとばかり食い入るように画面を見つめると、出だしの6~7ホ-ルは我慢のゴルフが続いていました。1mぐらいのパ-パットが何度か残り、これをことごとく沈めてパ-セ-ブをしていたのです。

解説の中島さんに言わせると、3日目まではこのくらいの距離がなかなか入らなかったとのことです。でもこの日は何とか沈めてくれていたので、これがきっと中盤から後半に繋がるはずという、中島さんの解説通りにその後は展開していったのです。

最初のバ-ディが8番のロングホ-ルで来て、INに入るや否や、いきなり10,11ホ-ルでも来てくれました。こうなるともう松山選手のペ-スで、13番の池越えロングでは見事2オンし、完璧なラインでイ-グルを奪ったのです。

そんなわけでこの日はノ-ボギ-、マキロイと並ぶベストスコアです。そして3日目まで本人は悪かったと言ってはいるものの、4日間全てアンダ-パ-のスコアなのです。このへんが大きな可能性を秘める、この人の魅力ではないでしょうか。

ですから日本人の他の選手ならこれで十分満足したものと思われますが、本人はさほど嬉しそうではないのです。それよりむしろ初めの3日間のことを悔やみ、最終日のようなゴルフを続けないとここでは勝てないとインタビュ-に答えていました。

まさに優勝することしかその照準になく、このへんが私たち周囲から大いに期待を持てるところなのです。本当に1番ホ-ルから彼のプレ-を観ていて、つまらないボギ-を出すことなく、パ-セ-ブを繰り返していればきっとチャンスが出てくるものだと実感しました。

これは日常の生活でも同様なことが言えるのではないでしょうか。地味なようでも我慢を重ねていれば、そのうちきっと運は開けてくるはずです。松山選手の素晴らしいプレ-から、そんなことも感じさせてくれた、気持ち良いその日の朝でした。

明日14日は茅ヶ崎にある湘南東部総合病院に工事で出掛けるため、度々で申し訳ありませんがカキコミは休ませていただきます。