会長の”三行日記”

2013.03.29

叱り方 No.2369

叱り方について触れている記事を見ました。人間は褒められている方が伸びるとよく言われますが、時にはお互いの今後のことを考えたり、人に迷惑を掛けたりしたような場合は、きちんと叱らなければいけません。

でもこの叱り方って結構、難しいものです。時にはこちら側が感情的になり過ぎ、相手の人格否定に繋がってしまったりすることも少なくありません。そうした叱り方のポイントのようなものが載っていました。

1つにはその場で短く、明確に伝えることです。できれば早いタイミングで注意したり叱ったりするのがよいそうです。時間が経ってから「あのときはよくない」などと言っても、実感しにくし嫌味にすら聞こえてしまい、効果が半減するとのことです。

 
また人前で注意しないことが2つ目のポイントです。人前で特定の相手を注意すると、その相手のプライドを傷つけてしまい、注意を素直に受け取りづらくなってしまうので逆効果だと言います。また、周りの人たちにも戸惑いを与えたり、不快な思いをさせたりしてしまいます。

そして感情的にならないことです。人は怒って頭に血が上ってしまうと、つい感情的になってしまいがちです。でも感情的な発言が混じると、いくら正しいことを言っていても説得力がなくなってしまいます。相手を叱る際は、まずは自分自身が冷静になることが求められるわけです。

それから最後に、人格否定をせず、相手の行為だけを注意することが挙げられています。注意すべきなのはその人の行為であり、人格まで否定するのはタブ-です。ですから叱っていても、相手のやる気やがんばりは認めてやって、後に繋がるようなメッセージも必要だと言われます。

私などはこの叱り方が全く駄目ですね。幾つになっても直らないものです。すぐ感情的になるし、周りに人がいようと、いまいとお構いなしにやってしまいます。つい最近も帰ろうとしたとき、会社の出入口になっている道の前に乗用車のワゴンが無断で停められていて、私の車が出られません。

クラクションを再三再四鳴らしたのですが、無しのつぶてで誰も来ません。ホトホト困って警察に連絡しようと思ったのですが、思いとどまり、家内に別の車で迎えに来てもらうことにしました。そして家内がもうじき着くと思われた頃、若い青年二人組がやっとその場に現われたのです。その間、待つことおよそ15分ぐらいです。

後は言わなくてもだいたい想像がつくものと思います。このようなときでも、冷静に対処しなくてはいけないということだと思います。でも結構難しいものですね。叱るということは自分自身への精神修養にもなるわけです。

2013.03.27

北朝鮮との気になる仲 No.2368

鹿児島市にある宗教法人・最福寺というお寺が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地と建物を落札する見通しとなったという、新聞の記事を読みました。

ここは東京都千代田区という都心の一等地にある、北朝鮮の大使館とも言える場所なのですが、その額は45億1900万円とも言われています。いったいなぜ鹿児島のお寺が、東京のこのような場所を取得するのか、その狙いは何なのか、大きな疑問を投げ掛けています。

最福寺は真言宗のお寺で、清原和博さんら元プロ野球選手が、火柱の前でお経を唱える護摩(ごま)行を重ねた寺として知られています。また法主である池口恵観さんという人は、日本の与野党の政治家との交流も盛んで、安倍晋三首相とも懇意にしていると言われています。

そしてその一方で北朝鮮に5回も訪れていて、日航機をハイジャックして亡命した過激派「よど号グループ」と面会したり、故・金日成主席の生誕イベントに出席して勲章を授与されたりもしています。

新聞の取材に対し、今回の取得目的を次のように語っています。「総連から依頼を受けての入札ではない。将来は英霊の供養と民族融和の拠点となるお寺を建立したい」。これは靖国神社が近いという立地条件からでしょうが、、「総連から貸してくれと言われた場合、政府の許しがあれば、優先的にお貸ししたい」とも述べています。

それではいったいどこから45億円もの大金の捻出があるのか、このお寺を知っている人には出どころが不思議がられています。一説には朝鮮総連から資金提供を受けているのではないかとも言われていますが、何しろ得体の知れない北朝鮮のことだけに、皆目見当がつきません。

でももし朝鮮総連からの資金提供であれば、落札の資格を失うとのことです。とにかくこの落札の真相は計り知れないわけですが、少なくとも北朝鮮とこのお寺とが全く無関係ではないはずです。

こうした一方では依然として北朝鮮との間で、拉致問題のその後が一向に進みません。横田夫妻をはじめとして、被害者家族の方々はそれぞれ高齢化し、せめて生きているうちにその解決をと焦りが見え始めている時期でもあります。

それだけに何とかしてあげたいと思うのが、私たち国民の共通した願いでもあるわけですが、このように北朝鮮と通じている人物が存在しているのなら、何とかそうした人間の力を借りることができないものでしょうか。

何もしないで、指をくわえて待っていたって、何の解決も図ることはできません。残された時間が少なくなっているだけに、政府の早急な問題解決への行動力が何よりも求められているものです。

明日28日は早朝より工事で秦野に出張します。このためカキコミは休ませていただきます。  

2013.03.25

大使館カジノ No.2367

朝日新聞に載っていた大使館カジノという、とんでもないことをやっている大使館員の記事を読みました。自分たちが持つ特権をいいことに、都心の雑居ビルの一室を借り受け、バカラ賭博をやっていたというのです。記事の要約は次のとおりです。

「大使館カジノ」をうたう闇カジノがあるという情報を聞きつけ、昨年8月、東京・赤坂の繁華街の外れにある雑居ビルを訪れた。エレベ-タ-の扉が5階で開くと、重々しい鉄製のドアの上に、赤を基調としたある国の国旗が掲げられていた。

ドアは中から施錠されている。情報をくれた常連客が内部に携帯電話で連絡し、一緒に入ることができた。30畳ほどの室内は、シャンデリアの下に大きなバカラ台とル-レットが2台ずつ。30代前後のス-ツ姿の日本人男性3人が、蝶ネクタイのディ-ラ-を囲んでバカラ賭博に興じていた。

素早い手つきでディ-ラ-がトランプをめくるたび、「ほら見ろ」といった歓声と深いため息が混じり合う。赤と青のチップが目の前をめまぐるしく動く。「赤は1枚1万円、青は千円です」と店の責任者が説明した。

客の一人に話しかけると、何度も来たことのある常連だという。「ここは大使館のお墨付きで治外法権。安心して遊べるよ」と男性はささやいた。警視庁に取材すると、店はすでに内偵捜査の対象になっていた。店のある5階は丸ごと、欧州のある国の大使館の1等書記官名義で、「居住用」の名目で数年前から借りられているという。

このカジノは2011年秋頃から営業していることも判ったそうです。そして警視庁の内偵捜査が進んでいた昨年の11月ごろ、カジノは突然営業をやめ、フロアの賃貸借契約も解除されたというのです。ですから実態が何も解明されないまま、捜査は幕引きせざるを得なくなったのです。

また居住用の名義にあった1等書記官は既に昨年の初めごろ、本国へ帰国したという大使館からの回答でしたが、在任中は居住先として別の住所を外務省に届けていたとのことです。こうした自国を出て職務にあたる大使や外交官には、「外交関係に関するウィ-ン条約」で外交特権が定められています。

このため身体や居住先、通信、文書などは不可侵とされ、捜査機関が逮捕したり、家宅捜索したりすることができないのです。この外交特権をいいことに、好き勝手に振舞うことができる輩が出てきてしまうのです。

過去にも駐日コ-トジボワ-ル大使館の元外交官が、同じようにビルの一室を借り、賭博店に貸して報酬を得ていたとして、逮捕された事件がありましたが、これなど珍しいケ-スで、なかなか逮捕にまでは至らないようです。

こうした治外法権を隠れ蓑に、このようなケ-スは少なくないのではないでしょうか。職権乱用での悪事には本当に腹が立つものです。何か防ぐ良い手立てはないものでしょうか。

明日26日は一日研修で会社を留守にするため、カキコミは休ませていただきます。