会長の”三行日記”

2013.05.22

飼い主のマナ- No.2396

 飼い主のマナ-が問われています。世の中ペットブ-ムで、あちこちで犬と散歩する姿を見かけます。それは微笑ましいことなのですが、中にはマナ-を守れない飼い主がいて問題となっています。

まずノ-リ-ドと言って、綱をつけずに歩く飼い主が増えているそうです。これは主にチワワとかトイプ-ドルといった小型犬に多く見られるみたいですが、小型犬ブ-ムと自分のペットを、生きたぬいぐるみのように扱う、ファッション感覚に問題が潜むみたいです。

もちろん小型犬と言っても、幼児などは咬みつかれたら大変です。伝えるところによると、2~3年前の記録でも年間、4400件も人が犬に咬まれるといった事故が起きているそうです。

それだけにノ-リ-ドでは、飼い主にいざという時にコントロ-ルができないわけですから、極めて危険だとも言えるわけです。また自分の犬ばかりに意識が注がれていて、他のことなど目に入らないといった人たちも少なくありません。

このことは今の時代を反映しているようなことなのですが、自分さえよければいいとばかり、散歩で顔を会わせても会釈すらしない人もいる始末です。こういった人に限って、自分の犬の排泄物の処理を怠るのかもしれません。

また私のところのラブラド-ルのような、中型犬以上の犬は小型犬への配慮もしなければいけません。一度私も失敗してしまったことなのですが、散歩の途中、小型犬と出会い、じゃれあっているうちに相手の犬が怒り出してしまったのです。

するとこちらも本気ではなかったのでしょうが、相手にちょっかいを出したのです。そうしたら、すかさず相手の飼い主が怒り狂い私の犬を蹴りまくったのです。一瞬腹が立ちましたが、こちらが悪いと思い平謝りに詫びたのです。それでもまだこちらの犬の腹を蹴っている始末です。

これなどはまさに犬が可愛いのではなく、自分の持ち物だけがただ愛しいという、典型的なケ-スです。それから何日か経ってのこと、時には同じような散歩のコ-スを辿ることもあります。でもやはり自分のしたことにバツが悪いのでしょう、遠くから私たちを見つけた途端、慌ててコ-スを変えています。

自分のしたことでそれだけ行動範囲が狭まっているのです。つまらない話です。少し話題が逸れますが、自分の犬にあった餌というものがあることに気づいています。以前はよく食べ物を吐き出すことが多く、この犬は胃腸が弱いのかなと思っていました。

そしてあるとき、家内が動物病院で餌を変えてみたらというアドバイスをいただいたことから、それまでの餌をやめ新しいものに変えてみました。その途端、それからはあれだけ戻していた犬が一度も吐かないようになったのです。

やはり合う合わないということがあるのでしょう。また今までよりずっと排泄物もよくなったものです。とにかく人間様同様、自分の持ち物だけを大切に扱うというのでなく、周りの迷惑もしっかり考え、周囲への気配りや思いやりを持っていたいものです。その方が愛するものからも、ずっと癒されることが多いのではないでしょうか。

2013.05.21

元気な中高年 No.2395

 先週末、シニアのソフトボ-ル県大会があり、静岡・安倍川の河川敷グランドに行ってまいりました。すこやか長寿祭スポ-ツ大会と銘打ったものだったのですが、60歳以上のシニアのメンバ-が一同に会し、元気な姿を見せていました。

シニアというと年寄りの集まりと思うかもしれませんが、どうしてどうしてプレ-ぶりは昔取った○○で、シャープな動きで溌剌としていたものです。私どものチ-ムもなかなかのもので、ト-ナメントの試合、負ければそれで終わりなのですが、土曜日に2試合勝ち抜き、続く日曜日に行われた準決勝では焼津のチ-ムに勝ち、とうとう決勝進出です。

しかしながら決勝では好ゲ-ムだったのですが、どちらかと言えばミスの多かった私どもより、好投手を備え抜け目のないゲ-ムを進めていた磐田のチ-ムに軍配が上がってしまいました。勝てば10月に行われる高知での全国大会に出場できたのですが、後一歩のところでその夢が叶いませんでした。

やはりここ一番という試合ではミスをした方が負けです。ということで、残念ながら涙を呑んで沼津に引き揚げてきたのですが、自分のチ-ムながら良いチ-ムだなとつくづく感じたことがあります。

それは決して他より技量が優れているといったことではなく、チ-ムのまとまりの良さです。土曜日からの2日間、我がチ-ムからはそれぞれ25名ぐらいの多くの人たちがこの大会に出掛けました。でもその中で試合に出るのはたったの9人です。

まして負ければ終わりという試合では、そんなにメンバ-は替えれません。従って9人以外の人たちは2日間、安倍川まで通ってほとんど試合には出られないのです。中には高齢の方もいて、試合に出るよりゲ-ムを見て楽しむという方もいないわけではないのですが、決してそういう人ばかりではありません。

でも帰ってからの飲み会でも、皆さん和気藹々で試合に出れなかった鬱憤や不満など、一切聞くことがありません。私のように特別、技量が優れているわけではないのですが、4試合ずっと出場している人間には、そういう人たちを気の毒に思っても、心底秘めた気持ちなど、とても計り知ることはできないものです。

得てしてそういったところからチ-ムの綻(ほころ)びが大きくなっていくものですが、私どものチ-ムに関しては知る限りでは一切そういったものが見られず、愚痴を聞くこともありません。皆さん、大人だと言ってしまえばそれまでですが、そういった素晴らしいチ-ムに入っていて良かったと、つくづく感じたものです。

2013.05.20

橋下発言の波紋 No.2394

 「戦時中、従軍慰安婦は必要だった」、また在日米軍に対しての「日本の風俗業を活用して欲しい」といった、一連の橋下徹大阪市長の発言が内外に大きな波紋を広げています。

まず従軍慰安婦についてですが、戦時中のことだからよく分かりませんが、いろいろな資料によると第二次世界大戦中、朝鮮半島、中国、フィリピン、インドネシア、オランダ等の女性が動員され、旧日本軍兵士によって旧日本兵の性的処理を押し付けられ、性的な凌辱を受けた、極めて恥ずべき制度であると記述されています。

ですから橋下さんが言うような、命をかけて戦場を駆けずり回る兵士にはそうした性的処理が必要だったということより、それ以前の制度そのものが全く認められないものであったという事実認識に欠けていたのではないでしょうか。

また女性たちは監禁され、性行為を強要され、拒絶すれば残酷な暴力がふるわれたとのことですから、女性蔑視だけでなく、人間としての尊厳まで大きく踏みにじられていたものです。

それを単なる性的処理のはけ口が必要だったと捉えられても仕方がない発言は、あまりにも浅薄で乱暴だったと言えるものです。また日本維新の会の共同代表という、公の地位に就いている人の発言としては品位に欠け相応しくなかったものではないでしょうか。

元々のそうした本音の持論が建前を飛び越して出てしまったのでしょうが、立場上、吐いてよい本音とそうでないものがあるはずです。確かに沖縄で再三起こっている、現地女性へのレイプ等の問題には、橋下さんの何とかしなければという気持ちは感じ取ることができます。

でももっと人々に説得力のある表現ができなかっただけに、このような大きな問題に発展してしまったのです。この結果、日本維新の会はみんなの党からもそっぽを向かれ、選挙協力を断ち切られました。

お陰でいい迷惑を蒙っているのが、同級生でもあり、今度の参議院選・静岡地方区から出馬することになっている、土田博和氏です。本人は決してそのような発言は、もちろんしているわけではないのですが、日本維新の会所属だけに、さも維新の会全部がそうであるかのように受け取られるかもしれません。

私も今までこうした選挙にはタッチしたこともなく、あまり好きでもありませんが、同級生だけに見てみぬふりもできません。脱原発もうたい、地元では昼夜を問わず患者を診てくれるという、評判の良い病院の理事長だけに、何とか既成勢力に大きな風穴を開けてもらいたいと願っています。