会長の”三行日記”

2014.02.07

ソチ五輪開幕 No.2525

 ソチ五輪が開幕しました。日本人選手の活躍はどのくらい期待できるでしょうか。アメリカのスポーツ誌がメダル獲得の事前予想をしていましたが、それによると日本勢はジャンプ女子の高梨沙羅ちゃんと、フィギュアスケート男子の羽生結弦くんが金メダルに輝くと報じていました。

しかし同じフィギュアの女子では、日本期待の浅田真央ちゃんが韓国の金妍児選手に連覇を許し、銅との予想でした。前回五輪のバンクーバーで敗れているだけに、トリプルアクセルを見事に決め、雪辱を果たしてもらいたいものです。

またこの他、スノーボードのハーフパイプ男子は15歳の平野歩夢選手がアメリカのショーン・ホワイト選手に次ぐ銀、そしてスピードスケート男子500mの加藤条治選手とスノーボード女子パラレル大回転の竹内智香選手がそれぞれ銅との予想です。

ですから獲得メダルとしては金2、銀1、銅3の計6個の予想です。これは前回五輪の5個を上回りますが、これでは私たち日本のファンとしては満足できないものです。沙羅ちゃんと羽生くんは余程のことがない限り、このスポーツ誌が言われるとおり優勝は間違いないものでしょう。

でもまだまだ他にも可能性はあるものと思われます。1つには、フィギュアスケートの団体という種目が今回からできました。日本はエースの羽生君と真央ちゃんがそれにも出場すると言われていますので、ペアとアイスダンスがあるにしても結構、そこそこのよいところまでいくのではないでしょうか。

またスマイルジャパンと呼ばれる女子のアイスホッケーも面白いと思います。強豪のアメリカとカナダとの対戦を避けることができた、予選リーグでうまく勝ち残ることができればダークホース的存在になることと思われます。

また羽生君と真央ちゃん以外のフィギュアシングルでも、男子の高橋・町田両選手、また女子の鈴木・村上両選手にも大いにその可能性を秘めているのではないでしょうか。ひょっとすると表彰台にワン・ツー・スリーというのもあり得ないことではありません。

それからジャンプのベテラン葛西選手にも期待したいと思います。最年長として日本選手団のキャプテンでもありますし、他国の選手からも一目置かれる存在だけに、できれば念願の金という輝くメダル獲得を願いたいものです。

このようにこれから2週間余りの期間、毎日目が離せなくなりそうです。でも主要競技が全て時差の関係で深夜となってしまう関係で、観ることができなくても翌朝目覚めたときに朗報を期待したいものです。とにかく場所がロシアだけに、テロなどの心配がなく、無事開催されることを祈っています。

来週10~11日の2日間は工事で平塚に出張するため、カキコミは休ませていただきます。

2014.02.06

豪華バス No.2524

 こんなバスに乗ってみたいものです。四国の徳島と東京を毎日結んでいる豪華バスです。大型バスなのに座席はわずか12席、運転手出身の創業経営者は「バスは劇場。きれいな車内と運転手のもてなしで感動をもたらしたい」と語っています。

夜の10時、JR徳島駅の近くの停留所から乗り込むお客は、まず運転手に靴を預けます。中央の通路がカーペットを張ってあるからです。通路を挟んで左右に6席ずつある座席は、70センチ幅で155度までリクライニングできるそうです。

木目調の仕切りにつけられたカーテンを閉めれば、もう自分だけの世界になれるのです。DVDも見れるし、テレビも使えます。走行中は多少揺れますが、マッサージチェアでくつろいでいる感覚だと言います。

また最後部にあるトイレは着替えスペースもあり、東京駅に着く直前には身だしなみも整えることができるわけです。その名を「マイ・フローラ」というこの豪華バスは、創業者である海部観光の会長・打山昇さんの夢を実現したものだと言われます。

地元で観光バスの運転者をしていましたが1996年に独立、2005年に高速ツアーバスに参入しました。インターネットで安い運賃を提示したため乗客は集まりましたが、終点の東京で降りる客の多くは疲れ果てていたそうです。

着いてからが本来の目的なのにこれではと、もっとゆったりくつろげる空間を作りたいと思ったのがその原点です。そして11年4月からこのバスの運行を開始しました。それ以降、9割を超える乗車率を維持し、予約数、売上額とも右肩上がりを続ける原動力となっているそうです。

ご存知の2012年4月に起こった関越道での高速ツアーバス事故をきっかけに、13年8月に低価格を売りにした高速ツアーバスの廃止など、制度改正を実施した結果、手掛けていた企業の7割を超える会社が高速ツアーバスから撤退しました。

新制度は従来より厳しい安全対策が求められることになったからですが、海部観光はより規制の強い高速路線バス業者に移行して事業を継続する道を選択したのです。まさにJRなどの大手と真っ向から勝負を挑むことになったのです。

快い中小企業の挑戦とも言えるのではないでしょうか。やはりここにも他社との差別化が見られます。横並びの当たり前のことをやり続けていれば、いつかは淘汰してしまうのが現代です。応援したくなる豪華バスですね。

2014.02.05

変質者 No.2523

 早朝から東京に取引先の元会長の葬儀に出掛けてきました。昨晩は雪だったみたいですが、私はこのお通夜を避け、今日の告別式に参列してきました。たまたま昨晩は他の用事と重なったためですが、参列者の多いお通夜より比較的少ない告別式の方が、関係先ともゆっくり話ができるし、参列した意味があるようにも思えます。

それにしても東京は寒いですね。14時前にこちらに戻ってきたのですが、体感温度が3~4度ぐらい違うように感じました。朝昼の違いはあるかもしれませんが、暖かな静岡に生まれ育ち本当によかったと思っています。

さて行方不明だった札幌の小学3年生の女子が無事、保護されました。26歳の無職の男に監禁されていたとのことですが、その期間は1週間にも及びます。少女漫画を持った不審な男がいるとの、タクシ-運転手の通報で逮捕することができたのですが、おかしな世の中になったものです。

女児を保護した際、特に拘束はされていなかったそうですが、行方不明時の服装も変わっていたり、食事やこの漫画などを与えていた様子から、長期の監禁目的があったように思えます。それだけに貴重な情報からの逮捕に結びつき、本当によかったと思っています。

それにしても怖い話です。普通に街を歩いていてもこのように誘拐されてしまうのです。私のところも二人の孫が女の子だけに、将来こうした危険も潜んでいると思うと、取り越し苦労も出てくるというものです。

また同じアパ-トに住む別の住人からは、悲鳴や泣き声も聞こえてこなかったと言いますから、目撃情報がなかったらずっとそのまま監禁されていたかもしれないのです。そして犯人は意味不明な供述をしているということですから、刑事責任能力を問えない人かもしれないのです。

そう考えると、こうした変質者のような人が野放しになっているのも怖い話です。もっとも聖職とも言われる先生が女子トイレに潜り、盗撮して捕まっている世の中です。ですから何があっても不思議ではないのですが、もう少し被害を未然に防ぐ手立てはないものでしょうか。

このような世の中だけに、子どもたちに見知らぬ人にも挨拶をしなさいと言っても無理なことかもしれません。とにかく女児に危害は加えられていないようで安心しましたが、周囲の人たちが自分のこと以外は無関心ではなく、もっと注意して目を配らせる必要があるように思うものです。