会長の”三行日記”

2014.06.16

初戦の重圧 No.2581

 残念ながら日本はコ-トジボワ-ルに逆転負けしてしまいました。試合はしっかりと観ることができませんでしたが、ソフトボ-ルの試合の後、友人のスマホやナビについているワンセグなどで、少しだけ眺めました。

ですから少ししか観ていないのでいい加減なことは言えませんが、相手の攻撃に劣勢に立たされているように見えました。私たちの試合中、1-0で日本が前半終わってリ-ドしていると聞いて喜んでいたのですが、後半の展開は上記のとおりで、ボ-ルの支配率からして全然違っていました。

そしてそうした懸念が結果として出てしまったのが後半の19分です。なぜか前半は出ていなかったエ-ス・ドログバの登場で、リズムに乗ったコ-トジボワ-ルが続けざまに2点を挙げ逆転したのです。

あとからニュ-スやいろいろなハイライトでも観たのですが、いつもの日本のサッカ-をやっていないようにも感じました。それは初戦ということもあり、多くの期待を背負ったプレッシャ-なのでしょうか、また1点リ-ドして守ろうという気持ちになったのかなどは、門外漢の私たちには知る由もありません。

でも戦前言われていた、「攻撃は最大の防御なり」という戦術とは大きく違っていたように思えました。終始、引き気味で日本らしいリズミカルなパスワ-クも見られませんでした。しかしこれが本番のワ-ルドカップの試合とも言えるかもしれません。

やはり本番で自分たちの実力を十分発揮できるかどうかの違いです。今大会の有力国のエ-スストライカ-を見ても、ここぞという場面でしっかりと決めているものです。それはゴ-ル前の難しいパスを受けても、難なくワントラップで見事なゴ-ルに繋げています。

この辺に我が国の選手に比べ、一日の長があるようにも思えるものです。でもそうした意味ではさすがは本田選手ですね。やはり物怖じしないエ-スとも言えるのではないでしょうか。これで日本は次のギリシャ戦に絶対負けられなくなりました。

対するギリシャも第1戦を落としているだけに必死になって向かってくるものと思われます。それだけにかなり厳しい試合になるものと思われますが、日本の意地を見せてもらいたいものです。

それが前回大会から大きくレベルアップしていると思われる、日本チ-ムを証明するにもなるわけです。テレビでも岡田前監督が言っていたように、前回までの日本チ-ムなら1回戦を負けてズルズルと予選リ-グを敗退したでしょうが、このチ-ムは違うと思われます。

それゆえに是非その違いを見せて欲しいものです。個人的には大久保選手の先発を期待したいですね。第1戦は1-2の展開での登場だっただけに、その持ち味が半減されました。とにかく今度の試合は日本の持ち味を十分発揮し、決勝ト-ナメントに望みの持てる試合を期待したいものです。

2014.06.13

ボッチ席 No.2580

 ボッチ席という言葉を聞いて果たして何だろうと思いましたが、孤独を愛する一人ぼっちの席のことを言うみたいです。このボッチ席が大学生の間で増えているとのことです。以下このような記述が紹介されています。

全国の大学の食堂で、テーブルをついたてで仕切るなどした「1人用席」を設ける動きが広がっている。相席を嫌がる学生が増え、「1人でも周囲の目を気にせず食事をしたい」という声に応えたもので、「独りぼっち」を意味する「ぼっち席」と呼ばれ定着している。

1人でラーメンをすする男子学生や、スマートフォンを見ながらお握りを食べる女子学生。東京都豊島区の学習院大の食堂では昼休み、高さ約40センチのアクリル板で中央を仕切ったテーブルが次々に埋まった。向かいの人の視線が遮られ、「ここなら1人でも落ち着く」と文学部1年の男子学生(19)は話す。

同大では今年4月、学食の改修に伴い、約470席のうち100席を「1人用席」と位置づけた。1人で利用する学生が増えたためで、テーブルを仕切った40席に加え、窓際のカウンター席や、向かい側と視線が合わないよう工夫された三角形のテーブル席も設けた。

テーブルを仕切った1人用席は、12年に京都大の学食に登場。学生が「ぼっち席」と呼ぶようになった。「ぼっち」は若者言葉で、友人がおらず孤独な状態を指すほか、集団と一定の距離を置くという意味でも使われる。

従来のテーブル席は学生が相席を避け、混雑時も空席が目立っていた。「1人用席の導入で、席の利用が効率的になった」と同大生協。国際文化学部3年の男子学生(21)は「手早く食事ができて便利。テーブル席にグループや知らない人がいると気兼ねして座りにくい」と歓迎する。

大東文化大も昨夏、埼玉県東松山市にあるキャンパスの学食(約370席)に、仕切り付きの72席を設置。福井大でも昨年、同様に1人用の64席を設けた。 大学生協が加盟する事業連合によると、改修時に1人用席を設ける学食が増えているが、「対話や交流が学生生活の基本だ」と、増設に反対する教員もいるという。

何かちょっと考えられないような話です。大勢でワイワイと賑やかに食事をした方が、食べるものもおいしいというものです。でもこれが今の時代を反映しているというものでしょうか。歩くときはスマホとにらめっこで、食事はついたてで囲われて一人ぼっちですか。

とても寂しい話に思えます。これでは社会人になったらどうするのでしょうか。全然見ず知らずの人とも交流し、まして客筋に当たる人なら、気まずい雰囲気をこちらが和らげる気遣いを見せなければなりません。

そんなとき気まずいなんては、とても言っていられないものです。まあ、ときにはそうした煩わしい場所から逃れ、一人でのんびりと過ごしたいと思うこともあるかもしれませんが、四六時中、そうしたものを避けていては人間関係まで損なわれるというものです。

世の中にうつ病などが増えているのはこのためかもしれません。とにかく大いにいろいろな人と接し、良いところを吸収しながら自分を磨かなければなりません。自分は外でお酒を飲むときでも、一人ぼっちではとても耐えられないものです。何か学校側も学生に迎合しているように感じています。

2014.06.12

いよいよW杯開幕 No.2579

 いよいよW杯が日本時間の明日早朝より開幕となります。開幕戦は地元ブラジルとクロアチアの試合なのですが、過去5度の優勝を誇るブラジルも地元での優勝がないだけに、地元では熱狂的な応援で盛り上がっているみたいです。

ところで我が日本は日曜日の午前10時から1次リ-グの最初の試合、コ-トジボア-ル戦を迎えるわけですが、この試合を始めとして対戦国全てがFIFAランキングが上位のチ-ムだけに、かなり手ごわいものになるのではないでしょうか。

戦前では希望的観測から予選リ-グを突破してベスト8狙いなどと言われていますが、そんなに甘いものではないと思われます。しかしながら現在の日本の真の実力を占う意味では、本大会は格好の機会ではないでしょうか。

今度の日曜日、同じ時間帯でソフトボ-ルのシニアリ-グ戦が予定されているのですが、友人は4年に1度のW杯を観なければと、早々に不参加を告げていました。そのくらいサッカ-ファンにとっては待ちこがれた大会だと思われます。

このコ-トジボワ-ル戦を予想すれば、日本の組織的サッカ-に対する卓越した個人技との戦いと言えると思います。どこから足が出てくるか判らないアフリカサッカ-に、日本の守備陣がどこまで対応できるかがカギになるのではないでしょうか。

ちょうど4年前の南アフリカW杯の直前、最後の親善試合として対戦したのがこのコ-トジボワ-ルです。0-2で日本は完敗とも言える試合だったのですが、それから4年経ち、現在のメンバ-のほとんどがヨ-ロッパ等で揉まれてきているだけに、当時とは比較にならないものと思えます。

とにかく日本にとってこの初戦をいかにものにするかがかかっています。もし運悪く負けるようなことがあれば、そのまま1勝も挙げられず、予選リ-グ敗退ということも十分考えられます。それくらいデ-タにも示されている通り、初戦を落としたチ-ムは決勝ト-ナメント進出が難しいというわけです。

ブラジルとクロアチアの開幕戦は日本人審判のトリオが務めると言います。それくらい日本のサッカ-のレベルが上がってきたとも言えるのではないでしょうか。選手もこの審判に負けないよう、是非、思う存分自分たちの実力を発揮して欲しいものです。私はこの初戦、観たいのはやまやまですが、やはりソフトが好きだから試合に行くことにします。