会長の”三行日記”

2014.06.24

セクハラヤジ No.2587

 都議会議員のレベルなんてこんなものなのでしょうか。去る18日の都議会の一般質問で、みんなの党の塩村女性議員が子育て支援策について質問を行った際、自民党議員だと思われる一部の議員から、えげつない女性蔑視のヤジが飛びました。

それは「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」といったものだったらしいのですが、女性議員がそれにより大きく傷ついた関係で、その後、大きな問題に発展しています。

そして昨日になってようやくヤジの一部を認めた議員が現われ、謝罪したわけですが、どうやらヤジの出所はこの一人ではないようです。名乗った議員にしても、その資質を疑うのは当初、ヤジが本人ではなかったのかという問いかけに、自分ではない、そんなことをする議員は議員資格剥奪だとも言っているのです。

つまり潔く認めないどころか嘘までついているのです。またもっとそれよりひどいのは、自分が汚いヤジを飛ばしているのになかなか名乗り出ないのです。こんな輩は最低とも言えるのではないでしょうか。

まあ所詮は議員なんてこのくらいのレベルかもしれません。会社のように運命共同体のような社員は持たないし、あると言っても自分に逆らうこともないと思われる秘書が身近にいるだけです。

また今朝の天声人語にも載っているように、秘書まで自分が偉くなったような錯覚に陥り、セクハラまがいの行為をする始末です。やはり一匹狼でやっている弊害で、自分を顧みないことが多いのでしょう。残念な話です。

ある人のブログにこんな驚くべき記述が載っていました。紹介するのも恥ずかしくなるような話です。議会に入ってまず驚いたことは、議員が議員に平気で相手を傷つけるようなことを真顔で言ってくることや議会でくだらない嫌がらせをすることであった。

例えば、大きな声で「今日はパンツスーツだけど生理なの?」と8割以上が男性である議場で言われたこともある。一般企業で社員同士が普通の会話で小中学生並みの悪口を言うことはまず有り得ない。これが社会人の常識であろう。

まさに永田町の常識は世間の非常識と言われるくらいのもので、これが決して永田町だけのことではなく、地方議会でも同様なことが繰り返されているみたいです。本当に何をかいわんや、驚くべき実態です。

とにかく未だに女性議員が少ないため、議会は男性社会を象徴するような弊害が出ているのでしょう。ヤジにしたって面と向かって言えない人に限って、群集心理のような形で現われているのでしょう。何ともお粗末な話です。

明日は一日、現場調査や打合せ、また別の客先への御挨拶等あって会社を留守にします。また翌々日も私用で会社を休ませていただきますので、25~26日のカキコミは休ませて下さい。

2014.06.23

2025年問題 No.2586

 2025年問題ってご存知でしょうか。最近よく耳にする言葉なのですが、私たち団塊の世代に関係が大ありのことです。つまりベビ-ブ-ムとして世の中に送り込まれた、多くの私たち団塊の世代が2025年には75歳以上となり、いわゆる後期高齢者となる時代なのです。

高齢者には前期と後期があり、75歳以上の後期高齢者になると、いろいろと心身の不調が目立って多くなると言われています。つまりこの時代になると介護される人が急増するからです。

現在、介護に就いている人たちは150万人いると言われていますが、この2025年になると、あと100万人増やさなければいけないとされています。少子化でどんどん出生率が低下している中、介護する人、される人は別として介護に無関係な人がほとんどいなくなるこのときは、日本中が総介護社会となると言われている問題なのです。

同友会が出している新聞にも、今年の定時総会議案書の中に中小企業をめぐる情勢として、加速度的に進む人口減少と高齢社会の問題が取り上げられています。

それによると、2060年までに地方圏では4割弱の減少、3大都市圏においては3割弱の人口が減少すると予測されています。また生産年齢人口についても地方圏では半分近くになり、東京圏においても約4割が減少すると言われています。

ですから大きな問題であることには違いなく、中長期的な視野では恒常的な採用難の時代が到来すると指摘しています。こうした問題の対策としてはまず第1に出生率の回復がありますが、今のままでは人口問題の解決には程遠いものではないでしょうか。

それから次には私たち団塊世代の人間が、たとえ後期高齢者になったとしても、いつまでも元気でいることが求められます。それには健康はもちろんのこと、多くの趣味を持つことが必要ではないでしょうか。

スポ-ツや体を動かすことをはじめとして、できればのめり込むような楽しみを増やすことです。よく「亭主、元気で留守がいい」と言われますが、「年寄り、元気で留守がいい」となることです。

今までどうしても仕事に追われてなかなかできなかったこと、またやってみたかったことがそれぞれ多くあるはずです。それに向けて今すぐはできないかもしれませんが、今からでも十分準備を図っておくことが必要ではないでしょうか。

そしてもう一つ、議案書には地域の崩壊を防ぐため、地域の雇用やくらし、文化を守る砦としての中小企業の振興をはかることが一層重要になっていると指摘しています。

また個々の企業が中長期な人材戦略のもと、若者、高齢者や女性など、それぞれの人たちにとって一層働きやすい、魅力ある企業づくりを進めていくことが求められているとしています。とにかく私たち個人や会社がどちらも元気でいることで、周囲の人たちにも迷惑を掛けたくないものです。

2014.06.20

決定力 No.2585

 対ギリシャ戦は惜しくも引き分けに終わってしまいました。コ-トジボワ-ル戦とはうって変わり、こちらのボ-ル支配率が断然上回っていた試合でしたが、ついに得点を挙げれないまま終わってしまったのです。

やはり、ここぞという場面での決定力の違いではないでしょうか。今回のW杯でのいろいろな国の戦い方を眺めていると、特に強くそのことを感じています。今日の試合を観ていても、確かに決定的な場面であってもシュ-トを放つ体勢は必ずしも良い状況とは言えません。

大久保、内田両選手がゴ-ルに向かい飛び込んでいき、シュ-トを放った場面にしてもそんなに簡単な場面ではありませんでした。でもそうした難しい局面でも他の国のエ-スと呼ばれる人たちは、外さず見事に決めているのです。

千載一遇のようなチャンスに、それを外してしまえば自分には二度と訪れることがないかのように、必ず生かしているのです。ああ惜しかったではない、そのへんの違いは言葉以上に大きなものではないでしょうか。

素人の私には専門的なことはよくわかりませんが、ゴ-ル前の一瞬を争う時のトラップの違いもあるかもしれません。間髪入れずボレ-気味に放つものと、二、三回ボ-ルに触っているのでは相手に防がれる度合も違ってくというものです。それと必ず決めることができる、運動能力と技術的な違いがあるのかもしれません。

まあそんなわけで惜しくも引き分けて、残すコロンビア戦に絶対勝たなければいけない状況に追い込まれてしまいました。勝ってもその前に戦うコ-トジボワ-ル-ギリシャ戦で、前者が勝ってしまえばジ・エンドです。

それだけに自力だけではグル-プリ-グ突破が無理となりましたが、最後の力を振り絞って何とか一矢を報いて欲しいものです。ところでこの試合、先発を外れた香川選手の背負う10番という背番号に、嫌なジンクスがあると聞きました。

背番号10番の選手が先発すると、日本はグループリーグを突破できない」というものです。でもだからと言って先発を外れたわけではないでしょうが、エ-ス・香川選手には何かいつもと違ったものを少し感じているものです。

過去の大会を振り返ってみても、1998年フランス大会では名波浩、2006年では中村俊輔の各選手が背番号10を背負い3試合に先発したのですが、いずれもGL敗退となりました。

また一方、GL突破した2002年と2010年の背番号10は、中山雅史と中村俊輔の両選手です。この大会で彼らは一度も先発しなかったのです。ですからちょっと気になる話なのです。

そうした嫌なジンクスを突き破れそうな展開にはなっていませんが、何とか払拭してもらい、今までとはまた違った日本を是非、見せて欲しいものです。今度は25日の朝5時ですか、しっかりと最後までテレビの前で応援したいと思います。