会長の”三行日記”

2016.11.07

女子ソフト強さの秘訣 No.2917

 先週末は9月、10月とパッとしなかった仕事がようやく今月に入ってから動き出した関係で、一日飛び回ることが多くカキコミができず失礼しました。やはり忙しくなることが一番心地良いものです。

さて先週の3日の話ですが、沼津市ソフトボ-ル協会の役をやっている関係で、30日から始まっている県下高校新人戦ソフトボ-ル大会のお手伝いをさせていただきました。男子は4校しかない関係でリ-グ戦、また女子は28チ-ムの参加校によるト-ナメント戦で試合が行われました。

この日は前日の雨の影響で、3会場のうち2会場が水はけが悪い為、早朝から水を抜き砂を入れたりしてグランド整備が大変だったのですが、それでもどんどん良くなっていった天気のお陰で順調に試合も消化できました。

そんな中で一番強く感じたのが高校生、特に女子によるソフトボ-ルが盛んなことです。県下では28校もの高校がソフトボ-ル部を持ち頑張っていることに、まず心強く感じたものです。またそればかりでなく、彼女たちのプレ-が守りにしても基本に忠実でレベルが高いのです。

内野の守備にしても必ず可能な限り、正面に入ってボ-ルを取りに行きます。また肩も強くスロ-イングもよいのです。これなどは経験者が揃う私たちシニアのチ-ムよりレベルが上と言ってもよいかもしれません。

またバッティングについても無駄な動きが少なく、速い球にしっかりとミ-トしている選手も少なくないのです。動き回る彼女たちのプレ-を観ていて、大げさに言えば日本の女子ソフトボ-ルの底辺の広さを感ずることができました。

これなら復活した女子ソフトで、来る2020年の東京五輪でもしっかりと金メダルを狙っていけるのではないかとまで思ったのです。またこんなところにも日本の女子ソフトの強さの秘訣があるのではないでしょうか。

私も手伝いに一日加わっていただけなのですが、彼女たちを見ていて何か清々しいものまで感ずることができたのです。やはり若いって素晴らしいですね。砂運びやグランド作り、また用具運搬やらで大変だった一日だったのですが、それには代えられない何か貴重な経験をさせてもらったような気がしています。

明日8日は厚木に1カ所はマンションの停電時の非常電灯回路不具合調査、そしてもう1カ所のお客様から、工場の受電方法を変更したい旨、依頼を受けている関係の現場調査で早朝より出張します。カキコミは休ませて下さい。

2016.11.01

朴大統領の機密疑惑 No.2916

 韓国の朴大統領がピンチです。大統領が親友という女性に機密資料を見せ、国政への意見を聞いていた疑惑が持ち上がり、韓国国内が騒然となっているのです。この女性は崔順実(チェスンシル)という人で、大統領が公私にわたって依存してきたと言われています。

大統領府内の別の秘書室とも呼ばれるもので、証言によると政権内部で作成され、朴氏に届けられる厚さ30センチにもなる「大統領報告資料」が大統領秘書室付属秘書官によって、ほぼ毎日彼女に届けられていたというのです。

そして崔氏が導き出した方針に基づき、作成された文書が後日、一字一句たがわず大統領府の公文書に変身すると言われています。その中には南北経済協力事業の開城工業団地の閉鎖問題や閣僚人事も扱われたと言います。

また彼女は朴氏の外遊日程も発表前には把握していて、外遊中の行事で着る服も準備していたというのです。最大手紙の朝鮮日報は「恥ずかしい」と題した社説を発表し、25日に行われた朴氏の謝罪もどうせ崔順実が指示した言葉だろうと、国民が冷やかに受け止めていると報じています。

この朴大統領と崔順実氏とは旧知の仲で、父親の朴チョンヒ大統領時代から崔順実氏の父の崔太敏氏と朴大統領は精神改造運動なるものを全国で展開したそうです。その五女に当たる人で運動の過程で知り合ったとのことです。

ただ崔順実氏は表舞台に出ないため、その人物像はほとんど知られていません。朴大統領の父親が79年に暗殺されてからも、朴大統領は崔親子を精神的に頼っていて深い関係を続けていたようです。

また崔順実氏の前夫は朴氏の国会議員時代に秘書室長を務めていて、2014年には国政に関与したという内部文書が報じられて、騒ぎになったと言われています。この時逮捕された行政官は「韓国の権力序列は崔順実氏が1位、前夫のチョン・ユンフェ氏が2位、朴大統領は3位に過ぎない」と述べています。

このように聞かされると朴大統領の立場は大変苦しいものがあるように思えます。今朝のニュ-スでは崔順実氏は事情聴取後、逮捕されたと伝えられていますが、彼女一人の責任ではないように思えます。

日韓は従軍慰安婦問題でも何とか合意にこぎ着けましたが、崔氏が口を挟んだとなると話が元に戻るようなややこしい問題にもなりかねません。いずれにせよ朴大統領への国民からの信頼は大きく薄らいでいて、政権の弱体化は免れることはできません。

明日2日は一日会社を離れるため、カキコミは休ませていただきます。

2016.10.31

先味 No.2915

 日本シリ-ズは最終戦までもつれて欲しいという願いも空しく、土曜日の第6戦で決まってしまいました。少し惜しまれるのはこのシリ-ズ、あまり調子のよくなかったジャクソン投手を、2死満塁から押し出しで1点勝ち越された後、なぜ代えなかったのかということです。

後の祭りかもしれませんが、その後のバ-スに打たれることもなかったでしょうし、ましてや満塁ホ-ムランにまでは至らなかったのではないでしょうか。ちょっとしたことで流れが大きく変わってしまったのは残念です。できれば黒田投手の雄姿をもう1回見ておきたかったものです。

さて先味という、ちょっと聞いたことのない言葉が新聞のコラムに載っていました。この先味とは、目的のサ-ビスを受ける前の消費者が、接客などを通して店に対して最初に抱く印象のことを、サ-ビス業ではそのように呼ぶそうです。

つまりホテルであればチェックイン時のフロントの対応、鉄道サ-ビス業であれば乗車券を販売する時の窓口対応などから受ける第一印象のことです。この先味次第で、主体となるサ-ビスそのものの印象が、良くも悪くも大きく変わってしまうと次のように指摘しているのです。

例えば、こんな経験をしたことはないだろうか。料理を食べに評判の良いレストランへ行った際に、受付の従業員の対応が悪かったために料理がおいしく感じられず、店自体の印象も悪いものになってしまった。

逆に、あまり期待していない店で想定外の心地良い接客を受けた時、うれしくなって料理もおいしく感じたなど。このようにお客様が事前に感じる先味は、サ-ビス全体の印象を大きく左右するものである。

従って先味のおいしさを高めるような社員教育が必要になってくるわけです。確かにお互い血の通った人間同士の触れ合いなので、お客と接待側という立場の違いはあっても、その対応いかんによっては感ずるところに大きな違いが出てくるものです。

ですからこちらが接客側に回った場合には、余計いかにして心地よい環境を提供してやれるかによって、全体的な印象を良い方向へと導くことができるものです。これは何もレストランや運輸業などのサ-ビス業に限らず、私たち製造業などに付帯するサ-ビスにも言えるのではないでしょうか。

電話での応対しかり、またその会社を訪れたときの受付での第一印象によって大きく左右されるものです。電話の向こうから聞こえてくる声でも、そのト-ンの高さ、低さ、温かさ、冷たさによって大きく受け取り方が変わるものです。

そういった意味でも、もう一度電話を掛けてみたいとか、会社に訪ねていきたいと思ってもらえる会社を目指したいものです。それには来客者を分け隔てなく、誰にでも気持ちよく対応できる、こちら側の一層の心配りが求められています。