会長の”三行日記”
2016.07.28
都知事選 No.2874
東京都民ではないので私たちは関係ないのですが、舛添前知事の不祥事を受けて開かれることになった都知事選にちょっと興味を惹かれます。現在のところ小池百合子さんが一歩リ-ドで鳥越さんと増田さんが追う展開と伝えられていますが、果たして結果はどうなるのでしょうか。
その他にも18人が乱立しているこの選挙ですが、戦いはこの3人に絞られるとみて間違いないことから、3人の情勢をちょっと調べてみました。まず小池さんですが所属の自民党から推薦を得られないまま立候補し、今日に至っているわけですが、自民支持層の5割以上の支持を得て無党派層もかなり取り込んでいるとの見方です。
自民党都連から党推薦の増田氏以外を応援した場合は除名などの処分対象になると通達されてはいますが、この逆風をものともせず、自身の地盤である豊島区の区議などの応援も借りて順調な選挙運動を繰り広げているようです。でも、もし当選した場合でも結構、抵抗勢力になってやりにくいのではないでしょうか。
それから増田さんですが、岩手県知事をやっていたくらいですから実務能力は3人の中で抜けているものと思われますが、他の2人に比べ派手さがないことからイメ-ジ的には少し損をしているのではないでしょうか。
選挙事務所で挙げた第一声では「知事になるのが目的ではない。知事になって何をするかだ」と話したということで、確かにその通りなのですが、まず知事になれなければ何もできないわけですので、知事になれるための全力投球をしてもらいたいものです。
そして気の毒なのは鳥越さんです。ここにきて週刊誌に女性問題を大きく取り上げられています。仁義上、選挙中にこうした記事を掲載することについては何か問題があるように思えるのですが、受ける影響はどうやら少なくないようです。
こうしたことで小池氏が30,40,60代に幅広く支持を受けているようで、公明支持層はまとめたものの自民支持層の4割ぐらいに支持がとどまっている増田氏や、野党統一候補と言っても民進支持層の6割強にとどまり、無党派層もいまいち伸びていない鳥越氏をリ-ドしているようです。
とにかくリオ五輪が直前に迫り、すぐにもやってくる東京五輪に汚点を残さないためにも良識ある知事を選んで欲しいものです。もちろんここでつづいた政治と金の癒着問題をキッパリと切ってくれる爽やかな知事誕生を期待しています。