会長の”三行日記”
2016.07.22
隠れ脱水 No.2871
残念ながら我が母校の熱い夏は昨日で終わってしまいました。せめてあと1つと臨んだ清水西高戦でしたが、相手の4番バッタ-1人に全得点となる3打点を挙げられ、サヨナラ負けを喫してしまいました。後の祭りなのですが、悔やまれるのは8回裏の相手方攻撃です。
8回表こちらが3番宮川君のレフトスタンドに入るホ-ムランで2-1と再び勝ち越した直後だっただけに、2死2塁での4番打者との対戦場面が悔やまれます。1塁が空いていただけに無理に勝負にいかなくてもよかったのではないかと思ったのです。
こちらのエ-ス佐竹君も変化球はいまいち決まりませんでしたが、いつもよりスピ-ドがあったように思えたことから向かっていったのではないでしょうか。やはり野球というのは流れがあるもので、再三のこちらのチャンスを逃しているとその流れが相手に移ってしまうものです。
残念でしたがこちらの投手はどちらも2年生、捲土重来を秋に期したいと思っています。さて昨日もそうでしたが毎日暑い日が続いています。NASAの気象学者が言うことには、99%の確率で2016年は観測史上最も暑くなると予想しています。
それだけに例年にも増して熱中症の発生が懸念されるもので、特に普段から脱水状態になりやすい高齢者が心配されます。こうした高齢者施設に入っている方を調査したところ、約3割ぐらいの人が脱水症になりかけているのに本人や周囲が気づいていない、「隠れ脱水」の状態と診断されていると言われていました。
高齢者は飲んだり、食べたりする量が減っているのに加え、体液をためる「タンク」である筋肉が少なく、喉が渇いているのに気がつきにくくなっているため普段から脱水状態になりやすいと言われています。
ですから65歳以上の2割には隠れ脱水の恐れがあり、熱中症の予備軍となっているのです。従って隠れ脱水の段階でしっかりと水分補給する必要があるわけです。その熱中症を防ぐ3本柱は次の3つが挙げられています。
① 蒸し暑さを避ける ② 規則正しい食生活 ③ 小まめな水分補給 ②の項目は意外と思われるかもしれませんが、体重50kgの人が毎日体内に入れる水分量は2500mlと言われています。
このうち飲料水での摂取が1200mlなのですが、食べ物からの水分補給も1000mlに上るとのことからです。よく水をたくさん飲むとトイレに行きたくなりますが、食事をとってもすぐには行きたくありません。これはそれだけ食事の方が水分を体内に吸収しやすいからです。
ですから規則正しい食事がとても大切になるわけで、栄養補給の他、脱水予防にも繋がっているわけです。またこれからの時期は深夜から朝方にかけて、脳梗塞や心筋梗塞で救急搬送される高齢者も少なくないと言われます。これも多くは脱水症によって引き起こされると言われているのです。
夜中にトイレに立つのが嫌で水を飲むのを避けている人は要注意です。トイレに行って命を失うことはありませんが、水分補給をしないことで命を失うことは珍しくないので、くれぐれも気をつけたいものです。以上のことを聞かされて自分の父親のことが心配になってきました。とにかく熱中症の予備軍となっている隠れ脱水には十分注意したいものです。