会長の”三行日記”
2016.05.13
東京都知事 No.2834
自分のところの知事でないからと言って、ちょっと見過ごせないような話です。東京都知事の舛添要一さんの無駄遣いというか公私混同について最近騒がれています。伝えるところによると、毎週末にはほとんど湯河原にある別荘に通っているそうです。
このことに元妻の片山さつきさんでさえ、危機意識の大きな欠如として「都知事は1300万都民の命を預かっている。私が知事なら、こんなことは絶対にしません」と言い放っています。確かに熊本地震で大きな被害が起こっている今日、首都直下で起こるかもしれない激震に対し、週末はその東京にほとんどいないというのも考えものです。
またそれだけでなく、その湯河原に通うのも公用車を使用しているのです。それに対しても前知事の猪瀬直樹さんも「それはおかしい。東京にある自宅に公用車で戻って、それから自分の車で行くのが当たり前」と述べています。
前記の問題でも片山さつきさんが「湯河原滞在中に首都直下地震が発生したら、どうするのでしょうか。多数の犠牲者が出て、帰宅難民があふれ、交通機関はストップする。都内は大混乱し、治安が乱れる危険もある。
そんなとき、強いリーダーシップで都民の安全を守るのが知事の職務であり、責任です。やむを得ない公務があるならともかく、知事がほぼ毎週末、東京を(約100キロも)離れているなんて理解できない。万全の態勢が取れるとは思えません」
と述べているとおりです。また豪華海外出張に対しても厳しい指摘をされています。先月の12日、ワシントンンとニュ-ヨ-クに向け出発していますが、今回も飛行機はファ-ストクラスを利用していたとのことです。
ということは以前にも同様なことをしていたというわけで、昨年の10~11月にかけてはパリ・ロンドン出張には何と5000万円もかけていたというのです。最高級ホテルのスイ-トル-ムに泊まるなどしていたわけですが、果たしてそんな必要があるものでしょうか。また舛添氏の海外出張は就任2年2カ月で、何と9回目になると言います。
こんな度重なる話を聞けばきっと都民が黙っていないでことしょう。何しろ都民からの血税の無駄遣いとも言えることです。そして今朝のニュ-スでも正月に千葉のホテルに家族で出掛けたのも、会議費名目の公費扱いにしていたということです。
何ともこれではもう示しがつきません。庶民派代表などと就任当時は騒がれていましたがとんだお門違いです。もうこれでは辞めてもらうしかないですね。私など門外漢の口出すことではないかもしれませんが、こんなことを見過ごす都民でもないでしょう。