会長の”三行日記”
2016.01.19
マイナンバ- No.2796
国民的アイドルとも呼ばれるSMAPの解散劇騒動で、メンバ-がテレビの生放送で謝罪をしました。キムタク以外の4人が今の事務所を抜けて女性マネ-ジャ-と独立しようとした騒動ですが、一旦はこれでどうやら収まったようです。
でも謝罪の中でも、SMAPの存続やメンバ-を解散しないということについては触れずじまいに終わったみたいで、ファンの間でもいまいちスッキリはしないようです。事務所との9月の契約満了後、どうなるかの去就が注目されるところです。それにしてもこのグル-プの影響たるや凄いものです。
さて今月の初めから施工となったマイナンバ-制度ですが、思わぬトラブルに発展しかねないので用心が必要と指摘されています。国内に住む全ての人に割り当てられた、この12桁の個人番号ですが、ブログなどで自分の番号を公開するのは法律違反の可能性があり、罰則を科される恐れもあるそうです。
またレンタル店などが顧客の番号のコピ-を求めるのも違法行為になるとのことです。マイナンバ-法は定められた目的以外で、個人番号を他人に提供することを禁止しており、ブログやツイッタ-などに番号は掲載できなくなっています。
そして私たち会社においてもその管理に配慮が求められるもので、預かった番号のコピ-等の保管に、厳重な秘密保持に努めなければなりません。それから希望者に配られる個人番号カ-ドは身分証明書になるため、レンタル店やスポ-ツクラブの会員登録などで提示を求められるケ-スも出てきます。
しかし店が個人番号の記載されたカ-ドの裏面をコピ-したり、番号を書き取ったりすることは許されないそうです。でもそのカ-ドを紛失したり盗られたりすることは少なくないでしょうから、これからこの手の被害は増えていくものと思われます。
このマイナンバ-制度は1つには社員としての他、副業をやっている人の管理把握という目的もあるようです。現在では副業をしていても収入を確定申告すれば会社にはバレないみたいですが、これでは社会保険を正規に払うということにはならないみたいです。
今までは、1社からの収入のみで社会保険などの手続きを行い、他の会社の給料や報酬は、社会保険の対象外になっているケースが多くありました。これは1社で社会保険に加入していれば、手続きが済んでしまうという制度の欠陥によるものです。
こうした知らず知らずのうちになっていた違法状態を、このマイナンバー制度により是正し、正しい金額を徴収しようということです。確かに国民総背番号と呼ばれるくらいですから、1個人に対し1つの番号しかついてなければその把握が容易となるわけです。
でも多額の報酬を受けている人に対してはそれでいいでしょうが、収入が少なく他のアルバイトや副業をせざるを得ないという人にとっては、ちょっと気の毒のような気がします。とにかく無用なトラブルを避けたいものです。