会長の”三行日記”
2015.11.30
振り回された1週間 No.2787
土曜日夕方に埼玉・川口まで移動し、昨日の日曜日にお客様のビル屋上にある高圧キュ-ビクルの改造工事を行なってきたわけですが、この1週間、ここで使用する一部電気機器の納入が間に合うのか、合わないのかがはっきりせず振り回されてしまいました。
結局、前日の28日の土曜日に入荷し、何とか工事には間に合わせることができて助かったのですが、この間、毎日のようにこの納期確認と催促に追われていたわけです。機器は10月中旬に発注した切替スイッチ付の電流計と電圧計だったのですが、当初納期が2~3週間というので何も心配はしていませんでした。
ところが発注してから納期回答が変更になり、1.5~2か月納期というのです。これでは予定している工事の切替には間に合いません。このため、弊社の資材担当者はそれ以来、頻繁に納期短縮を代理店経由でお願いしていたと言います。
しかし一向にその回答が届くことなく、施工日が10日ぐらいに近づいてきたある日、私の元にもその情報が入ったのです。該当部品は他にも多くの使用する機器がある中、ほんの2~3ケに過ぎませんが、それでも入らなければ大変です。
何しろこのビル全体のテナント企業の調整をとって停電作業日を決めているからです。ですから私どもの勝手な都合で工事施工日を延ばしてもらうことなどできません。そして後からその分だけ延ばしてやるわけにもいきません。
こうしたことより、元請からはあと1週間と迫ってきたときから、入るのか入らないのかといった問合せが続いたのです。そして施工日5日前の24日に最終判断をしようということになっていたのですが、メ-カ-からの回答がはっきりしないのです。
その日中に結論を出せず、明日まで待ってくれとの返事です。そしてその翌日になっても結論が出ず、その数日は同じことの繰り返しが続いたのです。これには本当に困ってしまいました。
というのは残念ながら、もし入らないという結論が出ていれば、事前に謝罪なり何らかの状況説明をしなければいけないところだったのですが、はっきりしないことから、それすらできずにいたのです。
こんなことから、ぎりぎりまで待って入らないということになれば、それこそ大変な最悪の不手際となってしまいます。良く考えればはっきりしないメ-カ-の方でも、こちらからの度重なる催促が続くことから無碍な返事もしにくく、何とかぎりぎりでも間に合わせたい気持ちがあったのではないかと思われます。
そしてそうしたやり取りの中、工事の前々日の27日の午後になって、ようやくその日の夕方に出荷できるという返事を頂いたのです。とにかく入ってくれたお陰で大事には至らなかったのですが、たった数個の部品のために1週間振り回されてしまったわけです。
まさにここまでの経験は今までなかったものですが、頼んだものが約束までに入らないと多くの人に迷惑を掛けるものです。幸い日曜日の工事も何の問題もなく、無事夕方復電し帰途に着くことができました。弊社の人間はもちろんですが、我が事のように親身になり、メ-カ-とのやりとりをしてくれた代理店の担当者にはただただ感謝の言葉しかありません。