会長の”三行日記”
2015.02.16
魅惑のコンサ-ト No.2690
先週土曜日の午後からは、友人のやっている演劇鑑賞で三島へと出向き、そして終了次第、夕方から沼津市民文化センタ-で開かれた八神純子さんのコンサ-トに家内と合流し、出掛けてきました。
友人の方の演劇の熱演はまた機会があれば触れたいと思っていますが、コンサ-トはとにかく圧巻で久しぶりに心躍るものでした。八神純子さんと聞くと、今の若い方々はあまり知らないかもしれませんが、当時その透き通るような歌声は私たち世代にはよく知られたものでした。
ちょうどこの日はバレンタイデイということで、 2015 Here I am 〜チョコと私〜と名付けたバレンタインチャリティ-コンサ-トには、地元のライオンズ主催ということもあって、1500人が収容できる会場にはいっぱいのお客が詰めかけていました。
やはり年代的には彼女を知る中高年の方々が多かったでしょうか。そのパワフルでもあり、高音で透きとおるような歌声は昔と何も変わらないものでした。彼女の歳を言ったら失礼かもしれませんが、ちょうど私の家内と同じくらいと聞きました。
それだけに若々しくエネルギッシュなその姿に私をはじめ、多くの方々が魅了されたのではないでしょうか。お話を聞くとしばらく日本ではその歌声を聴くことがなかったと思っていたら、イギリス人のプロデュ-サ-と結婚してアメリカに住まいを構えているとのことです。
そして東日本大震災をきっかけに復帰し、その音楽活動を通して収益の寄付など被災地への支援を行っていることも映像をとおして知りました。嬉しいことです。ネットでも彼女のそんな姿を下記の通り紹介しています。
開催する大会場でのライブチケットは毎回完売する、そんな名実共に確かな実力を誇る八神純子がテントの前に敷かれたブルーシートをステージに見立てて、ライブを行う光景を目にしたことがある。
地面に直接ひかれたシートの上に裸足になってあがり、舞台装置は皆無、音源はカラオケであった。この特殊な状況のライブは、東日本大震災の際に岩手県で行われたものであるが、八神純子が発声した途端まばらだった観客からはため息がこぼれ音楽がもつ力の大きさに改めて気づかされた瞬間であった。
艶やかな髪と褐色の肌、こぼれる笑顔は八神純子の絶対的な歌唱力とあわさって、見る人の置かれている環境に関係なく珠玉の時間を約束してくれる。自己の才能を出し惜しみすることなく、ハートフルでパワフルな時間をいつでも提供してくれる八神純子である。
まさにこの紹介の通りです。笑顔を絶やさないと若々しく見られるとご本人も言っていたとおり、ステ-ジでは笑顔が絶えることなく、十数曲をあっという間に歌い切り、しかもその熱唱にもかかわらず、少しも声が枯れないのはプロとはいえ見事なものです。
それこそあっという間の2時間だったのです。いつも感ずることなのですが、やはりたまにはこうしたライブに出掛けなければいけませんね。素敵な歌声や演奏は何よりも私たちを癒してくれます。ひさしぶりにプロの歌声を堪能できた素敵な時間を過ごすことができました。