会長の”三行日記”

2014.12.19

出てきた財布 No.2664

 3日前の火曜日のこと、お客様主催の関連業者懇親会が夜、磐田で開かれ、夕方電車で出掛けました。いつもは遠方とあって車で出掛けることがほとんどなのですが、この日はお酒も出る席ということもあって車は置いていくことにしました。

こうして60人を超える出席者の懇親会は盛大に開かれたのですが、会が終わって家路に着いてから問題になるようなことが起こっていたのです。会場から磐田駅まではタクシ-、そして駅に着いてからは小銭がいっぱいあったのでそれで帰りの乗車券は購入しました。

そして何も心配するようなこともなく、お酒も入っているからホンワカ良い気持ちで家まで戻ってきて、その日はバタンキュ-で眠りにつきました。翌朝、会社に出掛ける際、いつものとおりズボンのポケットにいろいろな物を入れてきたつもりなのですが、なぜか財布が見つかりません。

不安になって昼休みに家に戻ったのですが、家の中をどこを探しても財布は見つかりません。そしてやっとここになって初めて、財布を落としたのではないかということに気がついたのです。

まず一番怪しいと思ったのがタクシ-です。運賃を払う際、お金を出したのは覚えているのですが、よくあるのはポケットへのしまい忘れです。それに気がつき、幸い領収書ももらっていたことから電話番号も分かり、タクシ-会社に電話をしたのです。

あって欲しいと願いながら恐るおそる電話をしてその旨告げると、「お名前は」と聞かれたので「秋山です」と答えると、「カズタカさんですか」という相手の女性からの返事です。一瞬、この言葉だけでもう嬉しくなりましたね。

そうなんです。親切なタクシ-会社の運転手さんが車内への落し物に気がつき、会社に届けてくれていて、財布の中に免許証も入っていたのでこちらの名前まで知っていたのです。そして多分、午前中いっぱいこちらからの電話があるのを待っていたのではないかと思われます。

しかしながら私が気づいたのが遅かったため、お昼に電話したちょっと前、ご親切に警察に届けてくれたということを知らされました。でも、何よりも財布が出てきてくれて大助かりです。こうして一旦は警察との厄介な郵送でのやりとりを希望したのですが、時間が掛かることから本日、直接そちらまで出向き受け取ってきたのです。

暮れの忙しいとき、まさに私の仕出かした大チョンボです。財布の中には現金はたいして入っていませんでしたが、免許書はじめクレジットやETCのカ-ドなど、いろいろ入っていましたので本当に助かりました。

改めて親切で善良なタクシ-会社に感謝いたします。タクシ-会社は磐田の遠鉄タクシ-株式会社です。この暮れの忙しいときだけに、こちらのチョンボを救ってくれた善意の有難さをつくづく感じ入っております。

そうそう、警察では落し物などの係は会計課というところで担当しているとのことですが、ここでも親身になって接してくれた担当も感じの良い親切な方でしたので、付け加えさせていただきます。世の中捨てたものではありません。