会長の”三行日記”

2014.12.03

中国人のセレブ No.2655

 昔は世界中、どこを旅しても日本人を見掛けないということはなかったらしいのですが、今は中国人のセレブにその役がとって代わったようです。そのくらい中国人の観光客が激増していて、日本への来訪も観光業者では当てにしているのが実態みたいです。

その超セレブな中国人観光客の知られざる日本での驚愕の行動が、あるところに紹介されていました。以下の通りです。

東京に住んでいると「目にしない日はない」というほど近い存在であるのが、中国人旅行客です。その様子が2013年の来日した外国人旅行者の国籍別免税品消費総額割合のデータからも見て取れます。

観光庁によると、日本で中国人旅行者の支出額は1人あたり17万円以上とアメリカを抜いて1位であり、旅行消費額の総数からみても2位の台湾に大差をつけてトップになっています。

来日する旅行客はそのほとんどが中流階級以上であり、関税が中国よりも低い日本でブランド品を購入していくわけです。しかし、街中で「超富裕層」と呼ばれる方たちを見かける機会は滅多にありません。

では、本当のセレブはどこでなにをしているのでしょうか。実は彼らの行動を見ていると、様々なビジネスチャンスがありそうと分かるのです。中国から日本に旅行しようとすると、一般にビザの関係で旅行会社を通してホテルを予約する必要があります。

こうして新宿のニューシティホテルに予約を取った弊社の某お客様夫婦、ホテルに入るなり、「うちのペットの部屋より狭いけど……。ここででは寝れないから変えて」との苦情が弊社に入り、一泊10万円程度のリッツカールトンホテルのお部屋へと即移動。

ニューシティホテルの宿泊費は宿泊2週間で数十万円。これだけでも、痛い気がしますが、リッツカールトンの場合、140万円程度です。ちなみにニューシティホテルの鍵は弊社の担当者に、「好きに使ってね」と渡していただく始末。たしかに、2週間連泊することなんて、気にもすることもないのでしょう。おふたりはその後、銀座で、2日間で数千万円のお買い物をされました。

購入されるものは、エルメスのバッグ、高級腕時計、高級ブランドの洋服数十着などドラマの中のセレブの買い物そのままで、その買い方で店員に覚えられたりしています。

一説には13億いる国民の1割がセレブだと言われる中国ですが、日本の総人口だけその数がいるわけですから、凄さも半端ではないはずです。以前、娘が勤めていたバッグのCOACH(コ-チ)では、こうした人間の品物の購入の仕方がとても日本人の比ではないくらい、凄まじいものがあったみたいです。

でもこの中国のバブルもいつまで続くのでしょうか。それこそバブルがはじけて泡と消えなければよいのですが...とにかく、とかく評判のよろしくない旅行中のマナ-だけは改善しないと、世界中から笑い者扱いされることを危惧しています。