会長の”三行日記”
2014.07.24
食中毒 No.2598
梅雨が明け毎日暑い日が続きます。熱中症にはくれぐれもご注意いただきたいと思います。この時期、もう一つ気をつけたいのが食中毒です。ものが傷みやすい時期でもあるし、湿気と高温でカビや細菌が繁殖しやすいことからです。
この食中毒に関して先日、テレビでも採り上げていました。梅雨から夏場にかけて急増するわけですが、高温多湿な環境では特にサルモネラ菌の他、O157など腸管出血性大腸菌などの食中毒が増えると言います。
肉や魚、卵などの動物性食品がその原因となっていますが、野菜に付着した菌が原因となることもあるそうです。特に生肉などを切った包丁でよく洗わず、そのまま野菜などを刻んだりすると菌をまき散らしているようなものだと指摘します。
またバ-ベキュ-などでも肉を焼くとき、掴んだトングをそのまま焼き上がった肉などに使うこともご法度です。トングは面倒でも分けて使わなければいけないのです。同じようにまな板も分けないといけないと言われています。
それから卵などをよく容器に入れて食卓に出されますが、この容器のまま生卵を入れてかき回すのもいけません。卵の殻に付いた細菌を取り込んでしまうからです。ですから卵を割ってかき回す容器は面倒でも別のものにしなければいけません。
この他、冷蔵庫を過信するのもよくないと言われています。冷蔵庫は入れておけば安心というものではなく、少しだけ物の傷みを遅らせるというふうに捉えておいた方がよいと言われます。
特に詰め込み過ぎたりすると冷気の循環が悪く、効率よく冷やすことができないほか、余分な電気量を消費することにも繋がります。また消費期限が切れたものでも冷蔵庫に置いておけば大丈夫ということではなく、少しでも怪しいと思ったら捨てる勇気も大切だと指摘します。
また台所はこうした菌の蔓延る場所ですので清潔にしておくことはもちろんですが、特に濡れた台ぶきんやスポンジなども放置するのもよくないそうです。よく絞ったり乾かして使わなければいけません。
このようにちょっとしたことに気をつけていれば食中毒も防ぐことができるわけです。最後にこうしたいろいろな食材を扱う私たちの手ですが、少なくとも30秒以上石鹸等をつけて丁寧に洗わなければいけないと言われていました。
とにかく家庭での食中毒を予防するポイントは「食中毒菌を付けない、増やさない、やっつける」の3原則とのことです。家内のやっているひだまり亭も、集会所の冷蔵庫を使用できないため、こんな食中毒等の防止のため8月は1か月間お休みです。くれぐれもご注意いただき、暑い夏を乗り切って下さい。