会長の”三行日記”
2014年06月
2014.06.30
日本人と中国人 No.2589
今日で早いもので半年が過ぎようとしています。ついこの間、年が明けたようにも思えるくらい、自分たちの年代のためか、時が流れていくのが実に速いものです。タイム・イズ・マネ-、もうそんなに多く残されていないこれからを改めて大切にしなければと知らされます。
さて先日、W杯での日本人サポ-タ-のマナ-の良さについて触れましたが、やはり勤勉で美徳を兼ね備えた日本人に生まれ育ち、誇らしい気持ちと日本人で本当によかったという思いに駆られるものです。
というのも、それ以外の国については、ほとほと手を焼いていることがあるみたいからです。特に中国人についてはこんな記述もあるくらいです。
中国メディアの新週刊はこのほど、エミレーツ航空に勤務する中国人客室乗務員による手記を紹介した。客室乗務員は手記で、日本人客が非常に礼儀正しく、世界中の人びとから称賛されていることに触れ「いつか祖国も日本のようになってほしい」との願いを綴った。
手記によれば、日本への便に勤務したことのある客室乗務員は、誰もが「日本人は礼儀正しく、秩序があり、呼び出しボタンを押す人も少なく、クレームも出ない」と称賛するのだという。
一方で中国人客はとてもマナーが悪いそうで、客室乗務員は手記で「自分が生きている間に、祖国も日本のように礼儀正しいと世界に認められる国になってほしい」と願いを述べたものの、同僚からは「生きている間に中国が日本のようになることはない」と否定されたそうだ。
中国の簡易投稿サイト・微博で手記が紹介されたところ、中国のネットユーザーからは、「生きているうちにというのは不可能だな」、「運が良ければ2-3世代後には可能かもしれない」など、中国人のマナー向上は難しいとの意見が多く寄せられ、中国人自身がマナーの悪さを自覚している様子が見て取れた。
日本人のマナーの良さについても認めるところがあるようで、「確かに日本から学ぶべき点は多い」、「日本人のマナーの良さを否定する人はいないし、中国人のマナーの悪さを否定する人もいない」とのコメントがあった。
「中国人客室乗務員の民度も低い」と逆ギレするかのようなコメントも多かったが、「中国人の振る舞いが客室乗務員の笑顔を消してしまっているんだな」という反省のコメントも。
「世界中の人が中国人にマナーを教え込みたいと思っているだろう」というユーザーの発言通り、同じ中国人ですら中国人のマナーの悪さに辟易(へきえき)していることが見て取れたが、同時に「現状ではマナー向上はなかなか難しい」と考えていることも見て取れた。
上記以外にもその大きな差は、人の見ていないところでの所作ではないでしょうか。人が見ていないところでは何をやっても大通りの当該国に比べ、わが国では昔から誰もいないようでも、お天道様が空からしっかりと眺めていると言い伝えられています。
それは来世のことも考えた、日本人の厚い信仰心からきているかもしれません。とにかく人の嫌がることはできるだけ避けようとする、この民族独自の思いやりとおもてなしの心に基づくものと思われます。いつまでも大切にしたいものです。
2014.06.27
ザックJAPANの総括 No.2588
日本のW杯挑戦はあえなく終わってしまいました。誰もがこんなはずではないと思ったことでしょうが、やはりこれが実力だと思わなくてはいけません。それは監督や選手について、どうのこうの言うよりかはサッカ-の歴史や文化の違いとも言えるのではないでしょうか。
ザッケロ-ニ監督は責任を取ったような形で辞任表明をしました。日本のマスコミはいい加減なもので、結果から全て判断しようとしています。でも思い出してみて下さい。この監督が就任した当時、マスコミはこぞってその素晴らしい手腕を評価していました。
今までの日本にいなかった監督で、これで日本のサッカ-は大きく変わるだろうと、口々に称賛していたことをよもや忘れたわけでもないでしょう。でもマスコミよりザック監督の方がずっと潔かったと思います。
「メンバーも戦術も私が決めたもの。責任はすべて私にある。」と、日本のマスコミよりよっぽど日本人らしい言葉で締めくくりました。まさに「敗軍の将、兵を語らず」で、日本人の美徳まで兼ね備えていたのです。
このザック監督の求めた攻撃的なサッカ-を今後も貫いていくべきでしょう。そして求めるのはやはり何度も言うように、ここぞという場面でゴ-ルに結びつけられる決定力です。相手のしつこい守備を交わしての決定力を、とことん磨いていかなければいけないのではないでしょうか。
そして次回に向けては、もっと若手の斬新なメンバ-に代えていってもよいのではないかと思われます。実態は分かりませんが、一部のビッグマウスと呼ばれる選手と他の選手の連携が十分にとれていないように思えるからです。
まあどちらにしても、今からが2018年のロシア大会に向けてのリ・スタ-トです。伝えるところによると敗戦後、現地での最後のミ-ティングでのザック監督の言葉に、一部の選手は号泣したとのことです。主将の長谷部選手も自身のブログで次のように述べています。
四年前に言葉も文化も全く異なる国に来て、日本という国・日本人の心を理解しようと最大限努力し、その心や文化を尊重し日本を愛してくれた素晴らしい人間性をもった方であった事は、日本人として忘れないでいて欲しいです。
そのくらい監督は私たちの想像以上に、選手と一体となってチ-ムをまとめていたのではないでしょうか。それにしてもアジア地区代表の我が日本をはじめ、韓国、オ-ストラリア、イランの4か国がいずれも1勝もできず、予選リ-グで敗退してしまったことは今後に懸念される話題を提供してしまいました。
アジアのレベルのうんぬん等が指摘され、代表枠の削減にも繋がるかもしれないからです。冒頭、少し触れたように、200年もの歴史を持つヨ-ロッパとアジアではここが大きな違いかもしれません。とにかく今夕、選手たちと一緒に帰国するザック監督には「長い間、本当にお疲れ様」と、労いの言葉を掛けてやろうではありませんか。
2014.06.24
セクハラヤジ No.2587
都議会議員のレベルなんてこんなものなのでしょうか。去る18日の都議会の一般質問で、みんなの党の塩村女性議員が子育て支援策について質問を行った際、自民党議員だと思われる一部の議員から、えげつない女性蔑視のヤジが飛びました。
それは「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」といったものだったらしいのですが、女性議員がそれにより大きく傷ついた関係で、その後、大きな問題に発展しています。
そして昨日になってようやくヤジの一部を認めた議員が現われ、謝罪したわけですが、どうやらヤジの出所はこの一人ではないようです。名乗った議員にしても、その資質を疑うのは当初、ヤジが本人ではなかったのかという問いかけに、自分ではない、そんなことをする議員は議員資格剥奪だとも言っているのです。
つまり潔く認めないどころか嘘までついているのです。またもっとそれよりひどいのは、自分が汚いヤジを飛ばしているのになかなか名乗り出ないのです。こんな輩は最低とも言えるのではないでしょうか。
まあ所詮は議員なんてこのくらいのレベルかもしれません。会社のように運命共同体のような社員は持たないし、あると言っても自分に逆らうこともないと思われる秘書が身近にいるだけです。
また今朝の天声人語にも載っているように、秘書まで自分が偉くなったような錯覚に陥り、セクハラまがいの行為をする始末です。やはり一匹狼でやっている弊害で、自分を顧みないことが多いのでしょう。残念な話です。
ある人のブログにこんな驚くべき記述が載っていました。紹介するのも恥ずかしくなるような話です。議会に入ってまず驚いたことは、議員が議員に平気で相手を傷つけるようなことを真顔で言ってくることや議会でくだらない嫌がらせをすることであった。
例えば、大きな声で「今日はパンツスーツだけど生理なの?」と8割以上が男性である議場で言われたこともある。一般企業で社員同士が普通の会話で小中学生並みの悪口を言うことはまず有り得ない。これが社会人の常識であろう。
まさに永田町の常識は世間の非常識と言われるくらいのもので、これが決して永田町だけのことではなく、地方議会でも同様なことが繰り返されているみたいです。本当に何をかいわんや、驚くべき実態です。
とにかく未だに女性議員が少ないため、議会は男性社会を象徴するような弊害が出ているのでしょう。ヤジにしたって面と向かって言えない人に限って、群集心理のような形で現われているのでしょう。何ともお粗末な話です。
明日は一日、現場調査や打合せ、また別の客先への御挨拶等あって会社を留守にします。また翌々日も私用で会社を休ませていただきますので、25~26日のカキコミは休ませて下さい。
2014.06.23
2025年問題 No.2586
2025年問題ってご存知でしょうか。最近よく耳にする言葉なのですが、私たち団塊の世代に関係が大ありのことです。つまりベビ-ブ-ムとして世の中に送り込まれた、多くの私たち団塊の世代が2025年には75歳以上となり、いわゆる後期高齢者となる時代なのです。
高齢者には前期と後期があり、75歳以上の後期高齢者になると、いろいろと心身の不調が目立って多くなると言われています。つまりこの時代になると介護される人が急増するからです。
現在、介護に就いている人たちは150万人いると言われていますが、この2025年になると、あと100万人増やさなければいけないとされています。少子化でどんどん出生率が低下している中、介護する人、される人は別として介護に無関係な人がほとんどいなくなるこのときは、日本中が総介護社会となると言われている問題なのです。
同友会が出している新聞にも、今年の定時総会議案書の中に中小企業をめぐる情勢として、加速度的に進む人口減少と高齢社会の問題が取り上げられています。
それによると、2060年までに地方圏では4割弱の減少、3大都市圏においては3割弱の人口が減少すると予測されています。また生産年齢人口についても地方圏では半分近くになり、東京圏においても約4割が減少すると言われています。
ですから大きな問題であることには違いなく、中長期的な視野では恒常的な採用難の時代が到来すると指摘しています。こうした問題の対策としてはまず第1に出生率の回復がありますが、今のままでは人口問題の解決には程遠いものではないでしょうか。
それから次には私たち団塊世代の人間が、たとえ後期高齢者になったとしても、いつまでも元気でいることが求められます。それには健康はもちろんのこと、多くの趣味を持つことが必要ではないでしょうか。
スポ-ツや体を動かすことをはじめとして、できればのめり込むような楽しみを増やすことです。よく「亭主、元気で留守がいい」と言われますが、「年寄り、元気で留守がいい」となることです。
今までどうしても仕事に追われてなかなかできなかったこと、またやってみたかったことがそれぞれ多くあるはずです。それに向けて今すぐはできないかもしれませんが、今からでも十分準備を図っておくことが必要ではないでしょうか。
そしてもう一つ、議案書には地域の崩壊を防ぐため、地域の雇用やくらし、文化を守る砦としての中小企業の振興をはかることが一層重要になっていると指摘しています。
また個々の企業が中長期な人材戦略のもと、若者、高齢者や女性など、それぞれの人たちにとって一層働きやすい、魅力ある企業づくりを進めていくことが求められているとしています。とにかく私たち個人や会社がどちらも元気でいることで、周囲の人たちにも迷惑を掛けたくないものです。
2014.06.20
決定力 No.2585
対ギリシャ戦は惜しくも引き分けに終わってしまいました。コ-トジボワ-ル戦とはうって変わり、こちらのボ-ル支配率が断然上回っていた試合でしたが、ついに得点を挙げれないまま終わってしまったのです。
やはり、ここぞという場面での決定力の違いではないでしょうか。今回のW杯でのいろいろな国の戦い方を眺めていると、特に強くそのことを感じています。今日の試合を観ていても、確かに決定的な場面であってもシュ-トを放つ体勢は必ずしも良い状況とは言えません。
大久保、内田両選手がゴ-ルに向かい飛び込んでいき、シュ-トを放った場面にしてもそんなに簡単な場面ではありませんでした。でもそうした難しい局面でも他の国のエ-スと呼ばれる人たちは、外さず見事に決めているのです。
千載一遇のようなチャンスに、それを外してしまえば自分には二度と訪れることがないかのように、必ず生かしているのです。ああ惜しかったではない、そのへんの違いは言葉以上に大きなものではないでしょうか。
素人の私には専門的なことはよくわかりませんが、ゴ-ル前の一瞬を争う時のトラップの違いもあるかもしれません。間髪入れずボレ-気味に放つものと、二、三回ボ-ルに触っているのでは相手に防がれる度合も違ってくというものです。それと必ず決めることができる、運動能力と技術的な違いがあるのかもしれません。
まあそんなわけで惜しくも引き分けて、残すコロンビア戦に絶対勝たなければいけない状況に追い込まれてしまいました。勝ってもその前に戦うコ-トジボワ-ル-ギリシャ戦で、前者が勝ってしまえばジ・エンドです。
それだけに自力だけではグル-プリ-グ突破が無理となりましたが、最後の力を振り絞って何とか一矢を報いて欲しいものです。ところでこの試合、先発を外れた香川選手の背負う10番という背番号に、嫌なジンクスがあると聞きました。
「背番号10番の選手が先発すると、日本はグループリーグを突破できない」というものです。でもだからと言って先発を外れたわけではないでしょうが、エ-ス・香川選手には何かいつもと違ったものを少し感じているものです。
過去の大会を振り返ってみても、1998年フランス大会では名波浩、2006年では中村俊輔の各選手が背番号10を背負い3試合に先発したのですが、いずれもGL敗退となりました。
また一方、GL突破した2002年と2010年の背番号10は、中山雅史と中村俊輔の両選手です。この大会で彼らは一度も先発しなかったのです。ですからちょっと気になる話なのです。
そうした嫌なジンクスを突き破れそうな展開にはなっていませんが、何とか払拭してもらい、今までとはまた違った日本を是非、見せて欲しいものです。今度は25日の朝5時ですか、しっかりと最後までテレビの前で応援したいと思います。
2014.06.19
ウナギ No.2584
梅雨も中休みの良く晴れた一日となりました。世間はワ-ルドカップ一色に染まっているようですが、国会ではいよいよ集団的自衛権の閣議決定をめざし、自公が最終協議に入ったみたいです。国民がW杯に浮かれている間隙を縫って進めているようですが、なぜそんなに焦っているのか理解に苦しむものです。
さてこの梅雨が明ければすぐ暑い夏がやってきます。その暑さに負けないよう、夏バテ防止に一役買っているのがウナギです。でも最近ではこの稚魚であるシラスウナギがあまり獲れなくなっているため、ウナギの値段も高騰し、私たち庶民の口にはなかなか届かなくなってきています。
そんな動きが益々加速されるのではないかと思われるニュ-スが先日、伝えられていました。国際自然保護連合なるものが日本人の食生活になじみが深い、このニホンウナギを絶滅危惧種に指定したのです。これによりすぐ漁獲禁止にはならないと言いますが、そうした国際取引を規制するワシントン条約の保護対象となる可能性があるから懸念されるのです。
このニュ-スの少し前には、今年は右肩下がりだったウナギの国内養殖量が回復しているということも伝えられていました。3年ぶりに増加に転じ、過去最少だった昨年の約2倍を確保したとのことです。
これにより稚魚の取引価格も下落しているそうですが、安くなった稚魚が成長して消費者に届くまで半年以上かかるため、すぐには私たちのところにまで価格が反映されることはないみたいです。
それでもこの先、少しは安くなるのではないかと期待を持てただけに、絶滅危惧種に指定されたことは水を差されたとも言えるわけです。ニホンウナギはマリアナ海溝付近で生まれ、稚魚のまま東アジアにたどり着きますが、近年は乱獲や環境汚染などが原因で不漁が続いていました。
従ってこのままですと絶滅する恐れがあるという措置からでしょうが、ウナギ好きの日本人としては先のマグロ同様、誠に寂しく残念な話です。つい先日の休みの土曜日、良いお天気に誘われ三島の街に娘や孫と一緒に繰り出しましたが、ウナギの老舗・桜家の前には人が溢れていました。
結構、値段が高くなっていると思われるウナギですが、人々の胃袋はそんなことにはお構いなしのようです。最近はネットやいろいろなメディアで紹介されていることから、他県からも大勢詰めかけているみたいで、たいそう賑やかな様子を見せていました。
こんなところにも日本人のウナギ好きが如実に示されているわけですが、この先、全く手に入らなくなったらいったいどうするのでしょうか。来月の7月29日が今年は「土用の丑(うし)の日」に当たるそうです。せめて少しでも食べられるうちに、奮発しておいしいウナギを食べに行きたいと願っています。
2014.06.18
日本人サポ-タ-の美徳 No.2583
「日本人はやっぱり凄い民族だ」と、嬉しい称賛の声が聞こえてきました。ワ-ルドカップが行われているブラジルからの朗報です。同じ日本人としてとても嬉しくなりましたので、ちょっとその記事を紹介させて下さい。
ワールドカップブラジル大会は14日、日本代表とコートジボワール代表の試合を行い、日本代表は1-2で敗れた。FW本田圭佑のゴールで先制しながらも逆転負けを喫した日本代表だが、試合が行われたレシファのスタジアムでは試合後、日本人サポーターがゴミ拾いを行っていたとして中国で称賛の声が集まっている。
香港メディアの鳳凰網は16日、「日本を訪れたことのある人は、日本が清潔な国であることにため息を漏らす」とし、日本人の清潔さを愛する精神はブラジルW杯の会場でも発揮されていたことを紹介。
さらに、「コートジボワールに負けたにも関わらず、日本人サポーターはゴミ拾いが終わってからスタジアムを後にした」とし、多くのサッカーファンから敬服の声があがっていると伝えた。
スタジアムでは試合開始後から、日本人サポーターが青いゴミ袋を手にしている姿が目撃されていたそうで、ネット上でも「何のためのゴミ袋なのか、疑問の声があった」のだという。
記事は「試合終了後、その疑問が解けた」とし、日本代表がコートジボワールに逆転負けを喫し、「日本人サポーターも悲しみに暮れたものの、彼らはゴミ拾いを終える前にスタジアムから去ろうとはしなかった」と紹介した。
レシファのスタジアムで見せた日本人サポーターのすばらしい行動は、中国のネット上でも大きな注目を集めている。中国の簡易投稿サイト・微博を覗いてみると、日本代表のユニフォームを着用した日本人サポーターが観客もまばらになったスタジアムでゴミ拾いを行っている写真が掲載されると同時に、大量のコメントが殺到。
そのほとんどが日本人サポーターを称賛する声だった。一部を抜粋すると、「日本人はやっぱり凄い民族だ」、「われわれ中国人は見習わなければならない」という称賛の声のほか、「日本人は何て恐ろしい民族なんだ」と、利他的な行動を自発的に行う日本人に恐怖心を抱くユーザーも見られた。
特に日本人サポーターが黙々とゴミ拾いを行っている様子の写真はリツイートがリツイートを呼び、そのたびに大量のコメントが寄せられる状況となっており、中国ネット上ではまさに「大絶賛」となっている。
まさに日本民族そのものですね。日本には昔から言い伝えられている「立つ鳥、後を濁さず」という言葉もあります。口惜しい気持ちでいっぱいだったことと思われますが、その気持ちを抑えての後始末はやはり称賛されるものではないでしょうか。これぞ日本人ですね。誇らしくなるものです。
2014.06.17
ル-ズヴェルト No.2582
ル-ズヴェルトと言ってもアメリカの大統領の話ではありません。今流行っているテレビドラマ、 ル-ズヴェルトゲ-ムのことです。とは言っても私自身は来週最終回で終わるというのに、やっと前々回から観出したばかりなのです。
でもまだ2回しか観ていないのにその面白さに引き付けられました。舞台が青島製作所とイツワ電器という企業間開発競争や、それぞれの会社が所有している野球部のライバル競争が繰り広げられているからです。
先週の日曜日はイツワ電器に新社長として引き抜かられるはずの、江口洋介氏扮する青島製作所専務が、緊急株主総会で大どんでん返しを図り、愛する自社を守るため、画策していた両社の経営統合を白紙に戻してしまいます。
そして主人公であり青島製作所の細川社長役の唐沢寿明氏は、その意外な展開に涙まで見せる感動に胸を包まれ、株主に固く会社再建を誓うのでした。こうした単なる企業間の足の引っ張り合いの話ではなく、永年勤め守ってきた愛社精神が見直されていることで、私たち視聴者にも感動を呼ぶものです。
また一方、業績不振のリストラ策として廃部が決まった野球部では、それ以降の生活の心配からライバル・イツワ電器との試合があるというのに主力がグランドに足を向けません。一部の主力はライバル・イツワ電器からの勧誘話にも耳を傾ける始末です。
でも野球部の試合もよく観ていて、選手のことも知り尽くしている社長の、廃部と敗戦を本当に口惜しがる言葉に感銘を受けるのです。こうして次週の最終回に迎える、イツワ電器との最後の試合に繋がっていくわけです。
こうしたあらすじですので、野球好きも手伝いいっぺんにこのドラマに引き込まれたのです。でも大ヒットしたあのドラマ「半沢直樹」と比べると、原作者も制作スタッフも同じだというのに、いまいち視聴率が伸びていないようです。
それはどうやら主人公の立場の違いにあるようです。半沢直樹はご存知のように、中間管理職が権威や上司に向けて胸のすくような倍返しをしてくれます。でも ル-ズヴェルトゲ-ムの主人公はそれとは違う社長なのです。
1万人の社員がいる会社では社長は1人しかいません。残りの9999人は、「社長以外の人」で、上司がいる人たちです。ですから社長の気持ちなど分かりっこないし、共感できないと言われているのです。
このようにどちらも正義感が強く、面白いどんでん返しがあると言っても、社長が主役のドラマではどうやら高視聴率は望めないというのです。社長も因果な役職みたいです。先日のドラマの中に、こういった問い掛けがある場面がありました。
「会社は誰のためにあるものなのか」敵役で出ていた株主の一人からの問い掛けだったのですが、「会社は会長や社長、社員のものではなく、我々会社を支えている株主のものだろう」と答えていました。
でも大企業ならいざ知らず、私たち中小企業では「会社は社員みんなのものである」ということでしょう。蛇足ながらドラマの中で野球部のエ-ス・沖原を演じているのが工藤阿須加さんと言って、あの西武、巨人、横浜と渡り歩いた200勝投手の工藤公康さんの息子さんです。
野球の経験がないというのに、素人ながらずいぶん良いピッチングフォ-ムで投げています。やはり生まれながらに良いものを持っているということでしょう。そうそう、先週活躍した女子プロゴルファ-・工藤遥加さんもお嬢さんですね。どちらもこれから大いに活躍し、偉大なる父親を超えて欲しいものです。
2014.06.16
初戦の重圧 No.2581
残念ながら日本はコ-トジボワ-ルに逆転負けしてしまいました。試合はしっかりと観ることができませんでしたが、ソフトボ-ルの試合の後、友人のスマホやナビについているワンセグなどで、少しだけ眺めました。
ですから少ししか観ていないのでいい加減なことは言えませんが、相手の攻撃に劣勢に立たされているように見えました。私たちの試合中、1-0で日本が前半終わってリ-ドしていると聞いて喜んでいたのですが、後半の展開は上記のとおりで、ボ-ルの支配率からして全然違っていました。
そしてそうした懸念が結果として出てしまったのが後半の19分です。なぜか前半は出ていなかったエ-ス・ドログバの登場で、リズムに乗ったコ-トジボワ-ルが続けざまに2点を挙げ逆転したのです。
あとからニュ-スやいろいろなハイライトでも観たのですが、いつもの日本のサッカ-をやっていないようにも感じました。それは初戦ということもあり、多くの期待を背負ったプレッシャ-なのでしょうか、また1点リ-ドして守ろうという気持ちになったのかなどは、門外漢の私たちには知る由もありません。
でも戦前言われていた、「攻撃は最大の防御なり」という戦術とは大きく違っていたように思えました。終始、引き気味で日本らしいリズミカルなパスワ-クも見られませんでした。しかしこれが本番のワ-ルドカップの試合とも言えるかもしれません。
やはり本番で自分たちの実力を十分発揮できるかどうかの違いです。今大会の有力国のエ-スストライカ-を見ても、ここぞという場面でしっかりと決めているものです。それはゴ-ル前の難しいパスを受けても、難なくワントラップで見事なゴ-ルに繋げています。
この辺に我が国の選手に比べ、一日の長があるようにも思えるものです。でもそうした意味ではさすがは本田選手ですね。やはり物怖じしないエ-スとも言えるのではないでしょうか。これで日本は次のギリシャ戦に絶対負けられなくなりました。
対するギリシャも第1戦を落としているだけに必死になって向かってくるものと思われます。それだけにかなり厳しい試合になるものと思われますが、日本の意地を見せてもらいたいものです。
それが前回大会から大きくレベルアップしていると思われる、日本チ-ムを証明するにもなるわけです。テレビでも岡田前監督が言っていたように、前回までの日本チ-ムなら1回戦を負けてズルズルと予選リ-グを敗退したでしょうが、このチ-ムは違うと思われます。
それゆえに是非その違いを見せて欲しいものです。個人的には大久保選手の先発を期待したいですね。第1戦は1-2の展開での登場だっただけに、その持ち味が半減されました。とにかく今度の試合は日本の持ち味を十分発揮し、決勝ト-ナメントに望みの持てる試合を期待したいものです。
2014.06.13
ボッチ席 No.2580
ボッチ席という言葉を聞いて果たして何だろうと思いましたが、孤独を愛する一人ぼっちの席のことを言うみたいです。このボッチ席が大学生の間で増えているとのことです。以下このような記述が紹介されています。
全国の大学の食堂で、テーブルをついたてで仕切るなどした「1人用席」を設ける動きが広がっている。相席を嫌がる学生が増え、「1人でも周囲の目を気にせず食事をしたい」という声に応えたもので、「独りぼっち」を意味する「ぼっち席」と呼ばれ定着している。
1人でラーメンをすする男子学生や、スマートフォンを見ながらお握りを食べる女子学生。東京都豊島区の学習院大の食堂では昼休み、高さ約40センチのアクリル板で中央を仕切ったテーブルが次々に埋まった。向かいの人の視線が遮られ、「ここなら1人でも落ち着く」と文学部1年の男子学生(19)は話す。
同大では今年4月、学食の改修に伴い、約470席のうち100席を「1人用席」と位置づけた。1人で利用する学生が増えたためで、テーブルを仕切った40席に加え、窓際のカウンター席や、向かい側と視線が合わないよう工夫された三角形のテーブル席も設けた。
テーブルを仕切った1人用席は、12年に京都大の学食に登場。学生が「ぼっち席」と呼ぶようになった。「ぼっち」は若者言葉で、友人がおらず孤独な状態を指すほか、集団と一定の距離を置くという意味でも使われる。
従来のテーブル席は学生が相席を避け、混雑時も空席が目立っていた。「1人用席の導入で、席の利用が効率的になった」と同大生協。国際文化学部3年の男子学生(21)は「手早く食事ができて便利。テーブル席にグループや知らない人がいると気兼ねして座りにくい」と歓迎する。
大東文化大も昨夏、埼玉県東松山市にあるキャンパスの学食(約370席)に、仕切り付きの72席を設置。福井大でも昨年、同様に1人用の64席を設けた。 大学生協が加盟する事業連合によると、改修時に1人用席を設ける学食が増えているが、「対話や交流が学生生活の基本だ」と、増設に反対する教員もいるという。
何かちょっと考えられないような話です。大勢でワイワイと賑やかに食事をした方が、食べるものもおいしいというものです。でもこれが今の時代を反映しているというものでしょうか。歩くときはスマホとにらめっこで、食事はついたてで囲われて一人ぼっちですか。
とても寂しい話に思えます。これでは社会人になったらどうするのでしょうか。全然見ず知らずの人とも交流し、まして客筋に当たる人なら、気まずい雰囲気をこちらが和らげる気遣いを見せなければなりません。
そんなとき気まずいなんては、とても言っていられないものです。まあ、ときにはそうした煩わしい場所から逃れ、一人でのんびりと過ごしたいと思うこともあるかもしれませんが、四六時中、そうしたものを避けていては人間関係まで損なわれるというものです。
世の中にうつ病などが増えているのはこのためかもしれません。とにかく大いにいろいろな人と接し、良いところを吸収しながら自分を磨かなければなりません。自分は外でお酒を飲むときでも、一人ぼっちではとても耐えられないものです。何か学校側も学生に迎合しているように感じています。
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