会長の”三行日記”
2014.05.07
卓球世界選手権から No.2562
ゴ-ルデンウィ-クの連休も終わりました。私たちは28日、1~2日、そして3~5日と3か所の出張工事があった為、ほとんど休みなしのこの期間だったのですが、お陰様で無事工事を完了することができました。頑張ってくれた社員の皆さんに何よりも感謝しています。
さてそんな私たちの留守中、東京で行われていた卓球世界選手権の最終日のみ、帰宅した夜のテレビで眺めることができました。一言でいって、小泉元首相ではないのですが感動した!という言葉に尽きると思います。
惜しくもこの日、中国に敗れた日本女子でしたが、善戦しよくやったと言えるのではないでしょうか。中国戦の結果としてはストレ-ト負けの完敗かもしれませんが、相手は世界ランク1~3位の強豪選手です。
特に二人目で対戦した石川佳純選手など、前回五輪での優勝者の李暁霞選手を向こうに回し、ラリ-での打ち合いなどはほぼ互角とも言えるプレ-を見せてくれました。またその打ち合いの速さに圧倒されたものです。
それから最初に世界ランク2位の丁寧選手と対戦した、日本の石垣選手もよくやったと言えるのではないでしょうか。カットマンの卓球をこれほどじっくり観させてもらったことがなかっただけに、本当によく拾い続けるものだと感心しました。
そして第2ゲ-ムにはリズムに乗って、とうとうそのゲ-ムをものにしたほどです。テニスもそうですが、やはりこうした自分の流れに持ち込むリズムが大切なものです。それからもう一人、前日の準決勝・香港戦であと一本取られればゲ-ムセットという局面から踏ん張り、見事逆転勝利に持ち込んだ、ベテラン・平野選手の存在も忘れてはいけません。
本人のその後のコメントによれば、そのカウントは覚えていないというほど、ただ勝つことに向けて集中していたのではないでしょうか。こうした3人の活躍により、日本女子は31年ぶりの銀メダルを獲得できたのです。
まさにアッパレというものです。今大会はテレビ東京の開局50周年ということで、このように卓球を生放送でも放映してくれたのですが、お蔭で卓球の面白さや魅力が存分に伝わりました。そうした意味でも今回の中継は多くの卓球ファンを生んでくれたとも言えるのではないでしょうか。
男子で活躍し惜しくも準決勝で敗れた水谷選手が以下のように語っています。「競技環境が整えば、日本は中国に勝てる可能性がある。これからも率先して何かを変えていく」それだけやっていればよいといった中国に比べ、まだまだ周辺の環境整備は大変なことと思われますが、技術的にも大きく進歩している日本だけに、今後に向け大きな期待が持てそうです。