会長の”三行日記”
2014.04.22
驚異の15歳 No.2560
すごい15歳の新人が現れたものです。勝みなみさんという高校1年生のアマチュアが女子プロのト-ナメントで優勝したのです。この日曜日まで行われていたKKT杯バンテリンレディスというト-ナメントですが、初日トップに躍り出た勝選手が最終日もスコアを伸ばし、見事11アンダ-というスコアで堂々たる優勝を飾ったのです。
私も録画でそのプレ-を観たのですが、プレ-ぶりも大モノを思わせる雰囲気が漂い、大した新人が現れたものです。特に最終のロングホ-ル、2打リ-ドしている勝選手は2打目を池の手前に刻み、安全にいったはずでしたが続く3打目をグリ-ン左のバンカ-に入れてしまい、ピンチが訪れました。
でも難なくこれをカップの1m半ぐらいに寄せてパ-を拾いました。優勝を争っているこうしたケ-スでは結構しびれるようなものですが、見ている限りでは普通にやっていたように感じました。特に最後のパットなど、狙ったとおりに打てたのか、ガッツポ-ズまで出たほどです。
結果論ですが、2打差で追っていたイ・ボミ選手がその後、このホ-ルでバ-ディを取りましたから、パ-パットを外していたらプレ-オフになってしまっていたのです。でもそんなことは全く関係ないほど、15歳のみなみさんからは溌剌とした爽やかさが感じられていたのです。
元々、みなみという名前はあの人気漫画「タッチ」から名付けたみたいです。主人公の双子にいつも寄り添う、そう、あの朝倉みなみです。私もこの漫画が好きでよく読みましたが、みなみちゃんという女の子は皆が憧れる素敵な女の子でした。
それにあやかってお父さんが名付けたというのです。こちらのみなみさんもインタビュ-などを聞いていても、はきはきとしていてとても好感を持てました。この優勝は女子プロでは宮里藍選手の記録を大幅に破る、15歳293日という最年少優勝だと言われています。
また体はそんなに大きいほうではありませんが、ドライバ-の飛距離も250ヤ-ド以上飛ばすと言われるから、プロの中に入ってもそんなに遜色はないものでしょう。そしてバク転などもできるという運動能力の高さも備えています。
それだけにこれからが楽しみな選手ではないでしょうか。ある番組で扱っていましたが、この15歳という年齢は将来的な大モノ選手に向かっては1つのキ-ポイントにもなっているみたいです。石川遼くんしかり、浅田真央ちゃん、高梨沙羅さんなど全てこの15歳で優勝を飾り、大きく踏み出しています。
それゆえ勝みなみさんも彼らに肩を並べる選手になっていくのではないでしょうか。何しろ人前に出ることを苦にしないと言いますし、礼儀正しくマナ-にも気を付けたいと言っています。こうした運動選手にうってつけの彼女のこれからに大いに期待し、温かく見守ってやれればと願っています。