会長の”三行日記”

2014.04.15

鳥インフルエンザ No.2557

 家内が地域で取り組んでいる、ひだまり亭の活動を、先にこの欄でも触れましたとおり、先日、静岡新聞が取り上げていただきました。そして昨日はSBSまで取材に来てくれました。今週金曜日の18時台のニュ-スで放送されるとのことですが、そうしたことにより、家内よりか、支えてくれているスタッフの皆さんが少しでも張り合いになればと願っています。

さて熊本で鳥インフルエンザが発生してしまいました。これにより鶏の殺処分が11万羽と言われています。養鶏場を営む方にとっては思ってもみない大変な被害になってしまい、本当にお気の毒だと思っています。

この鳥インフルエンザの発生が判明したのが13日の深夜、1時半過ぎと伝えられています。そして同日の朝、安倍首相は何事もないように山梨県でゴルフのプレ-をしていたとのことですが、このことに少し批判が集まっているようです。

駐日英大使とのプレ-だったそうですが、鳥インフルエンザの発生を受け、その日の午前8時半には官邸危機管理センタ-に情報連絡室を設置し、1時間後農水省が対策本部を設け、その後官邸で関係閣僚会議も開かれています。

ここに最高責任者としての首相がいないというのも変な話です。そして午後2時半過ぎにはゴルフ場を後にし、公邸に向かい農水省幹部から報告を受けたとのことです。また一方では本年度予算成立の労をねぎらう為、14日に予定されていた公明党幹部との夕食会が急きょ延期になったそうです。

うがった見方をすれば、ゴルフはよくても夕食会はまずいという理屈は通らないのではないでしょうか。安倍首相はこの政権発足と同時に、危機管理を政権運営の重点として全閣僚にも指示を出してきました。

東日本大震災の後でしたし、前民主党政権がその対応に大きく躓いたからです。またかつて愛媛県立宇和島高校の実習船が米原潜との衝突事故を起こした時、時の首相、森喜朗さんがゴルフを続けていて大きな非難を浴びました。

そのときの官房副長官を務めていた安倍さんだけに、このような初動の大切さを十分に感じていたと思うからです。現政権は相変わらず国民より高い支持率を受けています。それをかさに近頃、強気な姿勢や発言が垣間見られるような気がします。

まさに「勝って兜の緒を締めよ」ではないですが、こうした時だからこそ迅速に対応し国民の信頼を得るべきです。私たちのような凡人とは違い、のんびりとゴルフをやっているときではありません。即座に中止し、官邸に直行するのが国の最高責任者である内閣総理大臣の務めではないでしょうか。慢心と言われても仕方がありません。