会長の”三行日記”

2014.04.07

マ-くんの初勝利 No.2552

 やはり何かを持っている男ですね。週末の土曜日、所用のため我が母校の東部大会3回戦の試合も見ることができなかった日ですが、空いた午後、録画しておいたヤンキ-ス田中投手の初登板のビデオを眺めました。

いろいろなメディアからの情報で既に結果は分かりかけていたのですが、初登板で迎えた初回、先頭打者のカブレラにいきなり右中間のホ-ムランを打たれたのにはびっくりしました。さすが大リ-ガ-という洗礼をまずは浴びせられたのです。

そして2回もいまいちピリッとしませんでした。ファ-ストの2塁への暴投からピンチが広がったのですが、味方が援護してくれた得点を守りきれず、逆転されてしまったのです。でも普通の投手ならこれでズルズルと後退してしまうのですが、それはマ-君のこと、違いはそのあとです。

逆転されたあと、今シ-ズンからビデオ判定が導入されたとのことで、ヤンキ-ス監督の抗議で覆った、イチロ-選手の内野安打を足掛かりに、またまたヤンキ-スが再逆転しました。こうなったら並の投手ではない田中投手のことですから、そのあとは7回まで投げ無失点で抑え、チ-ムの勝利に結びつけたのです。

このへんの修正能力がすごいところで、7回を投げ失点は1,2回の3点のみで無四球、8三振の内容です。特にデビュ-戦ということでいろいろなプレッシャ-が掛かっているにもかかわらず、無四球というのは見事です。

また打線の援護も見捨てることができません。先攻の初回にいきなり2点を取ってくれ、逆転されてもすぐにまた取り返してくれ再逆転するところなどはやはりこの人の何か持っているところなのでしょう。

そしてこのマ-君にイチロ-選手が見事にバックアップしてくれているのです。逆転の足掛かりもそうですが、この試合をはじめスタメンで出た3試合は全てヤンキ-スが勝っているのです。これなら先日も少し触れましたが、イチロ-選手をベンチに置いておくわけにはいかないでしょう。

とにかく良いスタ-トを切れて日本人誰もがホッとしているのではないでしょうか。それにしても天下のNHKが土曜日の朝からこの初登板の試合を中継するのだから、マ-君の存在も大したものです。

一部には、2回までのピッチングは大金をはたいて失敗した、あの井川慶投手かと思ったような新聞記事も出ていたようですが、しっかりとその潜在能力の高さも証明してくれました。益々今後の活躍に期待したいものです。