会長の”三行日記”
2013.04.26
エイジシュ-ト No.2386
ジャンボ尾崎選手が凄い記録を打ち立てました。エイジシュ-トと言って、自分の年齢以下のスコアで回ることを言うのですが、男子プロゴルフ・つるやオ-プンの初日、66歳のジャンボは何と62という驚異的なスコアで達成したのです。
もちろん62というスコアは、コ-スレコ-ドタイともなる好スコアで、初日、ト-ナメントの首位にも立ちました。エイジシュ-トは日本のレギュラ-ツア-での達成は初めてとのことですが、世界的に見ても、何人も達成者がいるわけでもなく、それも1打か2打スコアが下回るものです。
ですから4つも下回るエイジシュ-トは過去にも例がないわけで、ジャンボの凄さを改めて知らされるものです。でも体調はいまいち芳しくないようですね。2006年オフにずっと悩まされてきた坐骨神経痛から、腰椎分離症の手術を受けたくらいで、今でも腰があまりよくないようです。
それでも長年日本ツア-を支えてきた第1人者としてのプライドもあり、シニアツア-には参加せず、今でもずっとレギュラ-ツア-に出場し続けているのです。今回のつるやオ-プンも比較的距離は短めだと言っても、やはり一流プロが集まる競技ですから、そこそこの距離はあるわけです。
それをロングホ-ル2オンしてきて、イ-グルまで奪っているくらいですから、年齢からすれば化け物みたいな存在ではないでしょうか。改めてその凄さを感じさせられるわけです。ご存知の通り、ジャンボ尾崎選手は県立徳島海南高校時代、甲子園の選抜大会優勝投手です。
そして当時の西鉄ライオンズに入団したのですが、同じチ-ムに入った池永投手を見て、こんな凄い投手がいるのなら自分はとても投手ではやれないと、早々に投手に見切りをつけ、打者に転向してしまったのです。
でも打者に転向しても一向に花開かず、3年後プロ野球をやめて、その後プロゴルフに転向したのです。プロゴルフ入りしてからの活躍は、ここでお話しすることもないくらい目覚ましいものですが、3年間のプロ野球記録を見て、少し安心したところがあります。
あのジャンボでもプロ野球の3年間では、通算46打数2安打、打率043と1割にも満たなかったのです。ですからゴルフでは天才のように呼ばれているのですが、やはり人知れない努力でその地位を築いたのではないでしょうか。今回の好成績で今年初めて予選通過して、決勝ラウンドに進めると言われます。
やはり華やかに見えて、勝負の世界は結構厳しいものです。とても私たちなど比べようにもならないものですが、昔に比べて飛距離が落ちたと、ただ落胆しているばかりでなく、ジャンボ選手を見習って、まだまだいろいろな努力に励まなければなりません。やはり私たちの手本ともいえる中高年の星ではないでしょうか。
来週からは連休中、出張工事等で会社を留守にします。従って6日までカキコミは休ませていただき、7日から再開いたします。