会長の”三行日記”

2013.04.17

ル-キ-の活躍ぶり No.2380

 プロ野球もまだ4月で始まったばかりですが、セリ-グでは巨人の強さが光っています。元々投手と野手を併せた総合力ではダントツとの前評判だったのですが、ここまでの差が開くとは思いもしませんでした。

このまま突っ走ってしまうと、ペナントレ-スそのものが面白くなくなってしまうのですが、何とか他のチ-ムの奮起を期待したいものです。その中で唯一巨人に勝利を挙げている阪神が、今年はいいですね。

攻撃力も大リ-グから出戻りの福留、西岡両選手が加わり、また4番を任されているマ-トン選手も好調でその力が増しています。それから特に地元の甲子園で戦う阪神は、羨ましくなるくらいの応援が加わるから、また違った強さを発揮するものです。

そんな中にあって、高卒ル-キ-の藤浪投手が前評判どおりの力を見せています。先日はDeNA戦で待望のプロ入り初勝利を早々に挙げ、順調なスタ-トを切っています。高卒新人だけに、彼が潜在的に持っている無限の可能性が感じられるものです。

この藤浪投手、投げ込む右腕の角度がイニングにより微妙に変わってくると言います。普通、疲れてくるとこの腕の角度が下がってきて制球力などが落ちるものですが、この人に関しては違っていて、球種によっては逆に制球が良くなることもあるそうです。

ということはそれが武器にもなるわけで、自由に振り出す腕の角度を変えれば、当然打者にとっては打ちにくくなるものです。とにかくこの先、末恐ろしい選手です。また入団の経緯からあまり好きではありませんが、巨人の菅野投手も前評判どおりの活躍を見せています。やはりいい投手なんでしょうね。

それから大好きな球団だけに、改めて後日、詳しく触れたいと思いますが、ヤクルトのル-キ-・小川投手が良い働きを見せています。ノ-ラン・ライアンばりの足を高く上げるフォ-ムで、早、2勝を挙げています。大いに期待ができる投手ではないでしょうか。

そんな好調な新人投手陣の中にあって、ソフトバンクの東浜投手だけがいまいち調子が出ません。亜細亜大学では東都の星と呼ばれ、通産完封記録を22まで伸ばしたくらいの逸材です。今年の新人王間違いないとまで言われた選手だけに、2軍にここで落とされたみたいですが、何とかきっかけを掴んで欲しいものです。

このように悲喜こもごものそれぞれですが、過日触れた大谷選手も含め、ル-キ-が新しい風を送り出してくれているのは嬉しいことです。マンネリのプロ野球から抜け出すためにも、是非、若い息吹きの大活躍を望みたいものです。