会長の”三行日記”
2012.09.14
ちょっと良い話part98 No.2276
昨日訪れた軽井沢は朝8時ぐらいの時間帯で、気温が17度を示していました。工事はこの旧軽のにぎやかな所のすぐ裏側だったのですが、目抜き通りである軽井沢銀座は平日だと言うのに、人々がごった返していました。いったいあのにぎわいは、どこから生まれて来るのでしょうか。
さて自分がその場に居合わせたらどうでしょうか。女子高校生がホ-ムから線路に転落し、電車が駅に迫り掛けていたと言います。そんなとき、あなたならどうしますか?新聞に載っていた、こんなちょっと良い話もあります。
13日午前7時45分ごろ、横浜市中区の横浜高速鉄道みなとみらい(MM)線日本大通り駅で、川崎市川崎区に住む高校3年の女子生徒(18)が誤ってホームから上り線の線路上に転落、頭部を打って意識を失った。
元町・中華街発渋谷行き普通電車が同駅に近づいていたが、ホームにいた同市中区、会社員戸田真人さん(40)と、県警横浜水上署交通地域課の長崎光久巡査長(53)が線路に飛び降りて生徒を側溝に運び、すんでのところを助けた。
生徒は頭部に切り傷を負ったが、軽傷。戸田さん、長崎さんにけがはなかった。加賀町署によると、転落し、線路上で気を失っている女子生徒を発見した2人は、即座にホームから約1メートル下の線路に飛び降りた。
その後、2人でホームと反対側の壁面下部にある線路脇の側溝(幅15センチ、高さ30センチ)に女子生徒を運び込み、生徒を真ん中にして3人が側溝内で縦に並ぶ形で、進入してきた上り電車をやり過ごしたという。
同署によると、目撃情報では、生徒は足元から崩れるようにしてホームから線路に転落したという。
詳しい記事によると、転落したのに気づいたとき、既に電車のヘッドライトが見えていたと言います。それでも咄嗟にここまで来るのに10秒あると判断して飛び降りたそうです。
そして側溝に身を寄せてから3秒後に電車が通り過ぎたと言います。まさに危機一髪、決死の判断だったとも言えるわけです。お陰で女子高校生の尊い命が救われましたが、助けた二人は側溝にあった水のために衣服もびしょ濡れになったそうです。
これがまさに俗に言う、水もしたたるいい男なのでしょうね。世の中、まだまだ捨てたものではありません。こうした我をも忘れての美徳を今の政治家が兼ね備えていれば、世の中もっと変わっているでしょうね。