会長の”三行日記”

2012.09.05

伊豆一番のおふくろ食堂 No.2270

先日、久しぶりに伊豆松崎・蔵らに行ってまいりました。ひだまり亭をやっている家内が、ここを訪ねると元気をもらえるからです。またその少し前には、蔵らの代表の青森さんより結構な物を送っていただいたお礼も兼ねてです。
 
訪ねたのが土曜日のお昼ちょっと過ぎですから、蔵らはそんなに暇な時間帯ではありません。それにもかかわらず、いつも変わらない笑顔で、私たちを温かく迎えていただきました。
 
嬉しいものです。家内とはすっかり顔なじみになっているスタッフの森さんも、青森さん同様、にこやかな笑顔で大歓迎です。忙しい時間帯だろうと思って、食事は済ませて訪れたのですが、お腹は大丈夫と気遣ってくれながら、お手製のスイ-ツを出していただきました。
 
そしてこの蔵らに背中を押していただき、開店した家内のひだまり亭の様子などを話していたのですが、そのとき耳にしたのが蔵らを今、TBSテレビ系列で全国放送にまでとり上げてくれているということです。
 
既に放送のあった北海道からも、訪れてくれた人がいたそうです。また我が地域では9月2日の日曜日、朝5時45分から30分間、SBSにて放送されることを知りました。
 
こうして待ち構えていた当日、少し朝早い時間帯だったのですが、しっかりと番組を観ることができました。番組の中では蔵らを伊豆一番のおふくろ食堂と呼んでいました。
 
まさにその言葉がぴったりの素敵な場所です。平均年齢60歳はゆうに超えていると思えるスタッフは、いつも元気そのものです。番組の中で青森さんがこの店をやり始めた目的を述べていました。
 
第一に町興し、また二番目は高齢者の生きがいを見出せる働き場所の創出、そして三番目には高齢者の居場所を作ってやることです。その当初の目的どおりに展開のできていることはさすがです。
 
この松崎という町は37.5%という高い高齢化率を示します。また以前は看護婦の経験を持つ青森さんはナイチンゲ-ル誓詞をしっかりと身につけています。それだけに10年前にご主人を亡くし、現在は一人暮らしの彼女が、自分がやらなければという気持ちが人一倍強いのでしょう。
 
番組の中でも、小さい町だからお互いの助け合いの気持ちが強いところが、ふんだんに表れていました。誰かがやってくれるのではなく、自ら率先して元気な高齢者の町にしていこうとする取り組みには頭の下がる思いです。そんな蔵らの素晴らしい取り組みに、家内もまた一段とその気にさせられたのではないでしょうか。