会長の”三行日記”

2012.09.06

母親の有難さ No.2271

我が家にやってきた新しい命の話です。先月22日に誕生した、この素敵な命は1週間ちょっとの入院後、母親と共に我が家に戻ってきました。
 
2874gとそんなに大きくない体ですから、手も足も触れるのが少し怖いくらいの大きさです。ですから抱き上げてもそんなに重くはありません。むしろ首がすわっていないことから、怖々ぎこちなく抱いているというのが実情です。
 
そんな昼間は妖精のような彼女が、夜になるとギャングのように豹変するのです。時によっては一晩中泣いていて母親を寝かせてくれません。おっぱいを飲んでいる時しか、泣き止まないのです。
 
お陰で母親は始終寝不足状態が続き、何も要らないからできることなら一日中眠ってみたいとまで、言い出す始末です。ですがこれは世の母親なら誰しも経験することではないでしょうか。
 
こうした経験をしてみて、初めて自分がこの世に出てきた母親の有難さを実感できるというものです。そうは言っても、だらしないのは父親の方です。泣いてもオロオロするだけで、夜中に泣いていても隣で高いびきです。
 
これは私自身の経験からも明らかです。これではよく自分の娘はよいもので、一生母親には尽くすと言われていますが、納得できるというものです。娘は自身の子どもを育ててみて母親の凄さに気づきますが、息子の方は体験していないだけに、子育ての大変さを知る由もありません。
 
そして感じたのが、よく言われている育児ノイロ-ゼです。もし実家のように頼れる所がなかったときや、周囲に協力してくれる人がいなかったときのケ-スです。
 
このようなケ-スでは夜寝かせてくれなかったり、いつも付き添っていなければいけないような状態では、ノイロ-ゼになるのも仕方がないのではないかと思うのです。
 
やはり体の大変さと併せ、精神的な支えは大きな要素となるものです。でもお陰さまで我が家はこの小さなギャングの登場で、いっぺんに前にも増して明るくなりました。
 
話題のほとんどは彼女に纏わることだし、家に帰ると必ず覗くのが彼女の様子です。やはり「子はかすがい」と言われるとおり、全てのモヤモヤを彼女一人の存在が解決してくれるというものです。感謝しなければいけません。