会長の”三行日記”

2012.08.02

ロンドン五輪からその2 No.2258

ついに体操・内村航平選手がやってくれました。1984年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司選手以来の、28年ぶりの金メダルです。どの種目もそつなくこなし、2位に1.65以上の得点差での優勝は見事としか言えないものです。
 
それにしてもこの大会、いろいろと問題が出てきますね。この体操団体の最終種目になったあん馬で、内村選手の得点をめぐり、日本側コ-チの素早い抗議により得点が訂正され、日本は4位から2位へと順位が変わり銀メダルに輝きました。
 
これを受けて地元イギリスが、2位から3位へと順位が下がったものですから、観客が収まらなかったわけです。でも後でゴチャゴチャ言うより、素早くその場で抗議した日本コ-チ陣にもメダルをあげたいくらいの、臨機応変な果敢な行動ではなかったでしょうか。
 
また昨日はバドミントンダブルスでわざと予選リ-グでの最終戦を負けようとした、第1シ-ドの中国ペアの他、韓国ペア2組とインドネシアペアが失格となりました。
 
この4組とも既に予選リ-グの突破は果たしており、決勝ト-ナメントでの自国同士の対戦を避けたり、有利な組み合わせの相手を選ぼうとして、無気力試合を行ったという理由からです。
 
わざとサ-ブをネットやアウトに打ち続けたりしたり、打ち合いのラリ-も続かなくて、観ている観衆からもブ-イングが出るような酷い試合だったようです。ここまで極端にやると、やはり黙って見過ごすわけにはいかないでしょうね。
 
正々堂々と精一杯全力を尽くすという、スポ-ツマンシップに反するものですから、失格も仕方がないのではないでしょうか。それでは引き分け狙いのなでしこはどうなの?という意見もいろいろあるようですが、このことは改めて明日触れたいと思います。
 
それから他にも審判のレベルの低さを少し感じています。なぜか韓国がその標的にかんでいるのが不思議ですが、フェンシングでの残り1秒の判定で韓国選手が座り込み抗議をしたり、柔道でも日本の海老沼選手と対戦した韓国選手への判定が大きな問題となりました。
 
この試合、明らかに海老沼選手の勝ちだと思われたのですが、審判団3人の判定はいずれも青の韓国選手でした。場内からは大きなブ-イングが起こり、この大会から柔道にはついた、ジュリ-と呼ばれる場外の審判委員により、判定が白3本に覆ったのです。
 
これなどは明らかに試合を進める、審判のレベルの低さが招いたことです。確かに柔道などは1本か技ありか、有効という見極めの判定が難しいところでもあります。でもこれだけ世界的に広がり、各国選手のレベルも高くなっているわけですから、審判についても考えてもらいたいものです。
 
とにかく白熱しているロンドン五輪、この先もまだまだいろいろなことが起こるのでしょうね。更なる日本選手の活躍を期待したいものです。