会長の”三行日記”
2012.07.02
韓国パワ- No.2238
海の向こうから、また凄いニュ-スが飛び込んできました。女子ゴルフの宮里藍選手が最終日、首位と5打差あったスコアをひっくり返し、見事逆転優勝を飾ったというのです。
その最終日、6つスコアを伸ばしたとのことですから、堂々たる勝利です。また同じ宮里美香選手も藍ちゃんをしっかりと追走し、惜しくも1打及ばず2位に終わりましたが、一時は単独首位に立ったと言いますから見事なものです。
もう何勝も挙げている藍ちゃんに比べ、美香選手はまだこの米ツア-で優勝はありませんが、優勝は時間の問題ではないでしょうか。特にメジャ-では良い成績を残しているのですから、ゴルフそのものは全く問題ないものと思われます。
こうしたアメリカで活躍する2人に比べて、国内の日本人女子プレイヤ-がちょっとだらしないですね。言いたくありませんが、並み居る韓国選手に全く歯が立たないというのが現状ではないでしょうか。
先週こそ日本の若きエ-スになろうとしている服部真夕選手が優勝を飾り、この韓国勢の7連勝という不名誉な記録を止めましたが、今週はまたまた全美貞選手の優勝です。
しかも全く危なげない勝ち方で、現在賞金女王の他、平均ストロ-ク数やパ-セ-ブ率、平均パット数など、あらゆる部門で首位を独占しているものです。
このままでは、いくら人気のある女子プロといえども、経済環境の厳しい昨今ですから、スポンサ-離れは加速するのではないでしょうか。
ところでこの韓国選手と日本選手、いったいどこがどう違うのでしょうか。キムチパワ-だけではない、その違いが何かと考えたら、一番はやはりハングリ-さではないでしょうか。
確かに現在の韓国選手も、幼少の頃からゴルフの英才教育を施されていると言います。これは日本の選手についても例外ではないと思います。
しかし裕福な家庭に育っている日本選手のほとんどに比べ、韓国選手は決して豊かではない家庭に育っていても、将来の先行投資の意味で、無理してでもゴルフに打ち込んでいる人が少なくないと言われます。
このへんのハングリ-さが違うのではないでしょうか。また韓国には永年いじめ抜かれた日本への「恨(ハン)」という思想が、子々孫々に今でも引き継がれると言われています。
そう考えると国全体の問題でもあるような気がします。現在各種産業においても、サムスンなど韓国を代表する会社により、半導体や液晶モニタなどかつては日本が世界を席巻していた分野でも、今では大きく水を開けられているような状況です。
大げさに言えば、このままでは日本は様々な分野で韓国に遅れをとることになります。日本の円と違い、ウォンの価値が低い韓国でもあれだけ頑張っているのです。何とかしなければいけないのではないでしょうか。