会長の”三行日記”

2012.04.09

継続は力なり No.2191

昨日の日曜日は、まさにお花見日和だったのではないでしょうか。春爛漫を表わすかのように、バイパス沿いに連なる桜はこの時とばかりに、咲き誇っていました。でも花の命は短いのでしょう、綺麗な花びらの中にも、うっすらと緑の若葉が覗き始めました。何とか、もう少し保ってもらいたいものです。
 
さてお陰さまで、連休までは仕事が立て込んでいる関係と、女子事務員の復帰が遅れていることから、毎日バタバタと追われているような日が続いています。
 
あっ-、申し遅れましたが、女子事務員のその後の経過は順調に回復に向かっています。いろいろとご心配を掛けていますが、5月連休後には復帰できるのではないかと願っています。
 
そんなことから、ここ2~3週間少し手が回らず、サボっていたトイレ掃除をようやく今朝、ひさしぶりに再開しました。一口に言って、やはり怠けていては駄目ですね。そんなに汚れてはいないと言っても、以前はそんなにしていなかった臭いがします。
 
それと、しばらくやっていないと手間も掛かるものです。毎日のようにやっていた、ずっと以前では考えられない話ですが、その手順まで間違える始末です。
 
これでは能率が上がるわけがありません。またこうした率先垂範の姿勢は、いろいろなことに繋がるものです。社員への労わりや感謝の気持ちだって、やっていれば増すというものです。
 
社員への感謝と言えば、土曜日に開かれた、中小企業家同友会の県総会での記念講演は良いお話でした。火事で工場が全焼し、やりくりが大変で会社がもう駄目かと思い、自分と一緒に苦労してきた片腕の社員に、「もう駄目だと思う。うちの会社に見切りをつけて、新しい道に進んでくれ」と語り掛けたそうです。
 
そうしたら戻ってきた答えが「駄目かどうか、まだ結果が出ているわけではない。この会社が続く限り、俺はあなたについていく」との言葉が返ってきました。嬉しいものです。
 
こうしてこの会社・東京墨田区にある浜野製作所は、今では業績も伸ばし、産学連携などを大いに活用し、東日本大震災復興・復旧などの功績で、経済産業大臣表彰を受けるまでの会社となっています。
 
ですからその経営理念には、スタッフの人生が輝ける場・充実したした人生が送れる場・自分自身が成長できる場としてあり続けたいと、感謝・還元を強くうたっています。
 
少し横道に逸れてしまいましたが、当たり前のことを当たり前のように、やり続けることって、なかなかできそうでできないことで、とても大切で凄いことだと思っています。