会長の”三行日記”
2012.04.04
意外なもたつき No.2188
春の嵐というのでしょうか。昨日は日本中を強い雨交じりの風が吹きまくっていました。我が地域ではその雨は上がったものの、今日もまだその強風はなりを潜めておらず、窓ガラスからは唸りをたてた音が依然として鳴り響いています。
何とも凄いものです。これでは折角咲き始めた桜の花が心配です。今週末に身頃を迎えることと思われますので、何とかそれまで保ってもらいたいものです。
さて、日本プロ野球も先週末に開幕しました。日本中、嵐の中、昨日も2試合が行われ、広島球場ではジャイアンツが0-4とカ-プに完封負けを喫しました。
40億円ともいえる、久しぶりの大型補強で今シ-ズンに挑んでいる巨人は、いったいどうしたのでしょうか。誰もが断然の優勝候補と言ってはばからないチ-ムだけに、このスタ-トでのもたつきは意外なことです。
先週も我が愛するヤクルトに初戦、第2戦と続けての敗戦です。初戦は石川投手の9回1死まで、無安打の好投があったからやむを得なかったかもしれませんが、第2戦は若きエ-ス・沢村投手を立てて、途中まで3-0とリ-ドしていた完全の勝ちパタ-ンです。
それが終わってみれば3-6での逆転負けです。私のような素人ながら、この試合での見逃せないポイントがあったように思えました。
それはホ-ムランで1点差に迫られた7回の巨人の継投についてです。いつも巨人戦で感じていることですが、信頼を置いている投手の交代が早過ぎることです。
この回、四球で出た走者を2塁に進めた1死後、続く打者にもう一つ四球を出したところで、久保投手にスイッチしました。その後、結果論かもしれませんが、押し出しの四球で同点、さらに代わった山口投手から代打飯原選手の2点タイムリ-で逆転されたのです。
今シ-ズン、この先、沢村投手を重要な柱で使いたいのなら、せめて同点にされるまでは使ってやりたいところです。正直、アンチ巨人のこちらは沢村投手が代わったときに、内心しめたと思ったものです。
そのくらいですから、ヤクルト側でもそう思ったのではないでしょうか。ボ-ルの力からすれば、まだまだ沢村投手は落ちていないように思えました。それゆえに抑えれば彼の自信に繋がるし、それだけ信頼を置いてくれている、指揮官への信頼も増すというものです。
また、たとえ打たれても自分の責任ですから、今度は何とか挽回しなければという気持ちに繋がります。このように信頼のできる投手を育てるということは、なかなか大変なことです。任されている、信頼され、認められているという本人の自覚は、大きなやる気に繋がっているものです。