会長の”三行日記”
2012.04.02
ひだまり亭 No.2186
いくらか日中が暖かくなってきたからでしょうか、国道1号線バイパス沿いの桜並木の硬かった蕾が、ようやく和らぎ、やっと開花し始めたようです。
でも先週の休日もそうでしたが、昨日の日曜日もかなりの強い風が吹き、気温の割には肌寒く感ずる一日でした。私も知らなかったのですが、彼岸を過ぎてから、このように今年一番の風が吹いても、それは春一番とは呼ばないみたいです。
ですから春一番がないまま、春に突入してしまったわけですが、桜の開花が遅れているわけですから、先週の強風はやはり事実上の春一番かもしれません。
さて、この風さえなければ絶好の陽気となってきたこの頃ですが、遅れている桜の開花の時期に併せ、新たにコミュニティビジネスを開始する、我が妻(家内)の取り組みを少しPRさせていただきます。
地元の大諏訪集会所をお借りして、地域の一人暮らしやご高齢の方を主に対象とし、昼食や憩いの場を提供する、「ひだまり亭」なるものをオ-プンするのです。
聞くところによると、地元・大諏訪には500数十軒の世帯がありますが、その中で一人暮らしの方が1割以上もいるとのことです。それもお年寄りが多く、こうしたデイサ-ビスなどのお世話にならない方々に、何か張り合いや生きがいを持ってもらおうとの考えがその出発点です。
ひとり家に篭っているより、地元の人と、食事やいろいろなイベント等に一緒に参加する方が楽しいし、そうした元気でいつまでもいられる場所を提供したいという想いからです。
ただ地域の集会所を使用するということで、いろいろな制約がないわけでもありません。それでも自治会長はじめ多くの方の協力と支援をいただき、やっとこの4月から事業を開始することになったのです。
と言ってもビジネスとは名ばかりのもので、食事は300円で提供するのですから、当分採算はとれないものと思われます。ですが少しでもこのボランティアとも言える事業で、地域が活性化し、お年寄りの方々が元気になれば意義があるというものです。
彼女を支えてくれる、大勢の地元のスタッフの方々に感謝し、その描く夢のとおり、ひだまり亭が松崎の蔵らのように、地域に根ざした、明るい元気の発信源になることを祈っています。