会長の”三行日記”

2011.12.02

新生横浜DeNAベイスタ-ズの誕生 No.2120

横浜DeNAベイスタ-ズが正式に承認されました。各球団のオ-ナ-会議で認められたものですが、楽天を除く他球団の異議がないことから、プロ野球への正式参入が決まりました。
 
それにしても反対した楽天は、いくら同じIT業界とはいえ、少し尻の穴が小さいように感じられたものです。もちろんプロ野球は私利私欲を求めるものではなく、公共性を併せ持たなければいけないものですが、逼迫していた球団ゆえ、もう少し寛容的でもよかったのではないでしょうか。
 
まあ、それだけこのモバゲ-で知られるDeNAに対しては、改めて企業のPR的な価値ではなく、そうした使命を理解してもらわなければ困るわけですが、収益の上がっている企業ゆえ、もっとプロ野球を面白くするため、潤沢な資金を是非つぎ込んでもらいたいものです。
 
今、水面下で工藤監督擁立の話が進んでいるようです。工藤さんと言えば、昨年はどこにも所属できませんでしたが、48歳の現役最年長投手として224勝を挙げている大投手です。
 
またその投球フォ-ムは専門家からも、子どもが一番真似すべき理想的なものと言われています。それだけに現役選手に区切りをつけ、もうそろそろ後進の育成に手掛けてもいいのではないでしょうか。
 
それからこの球団、現在ジャイアンツを退団することに決まったラミレスを、獲得するような動きがあると聞いています。今までチ-ムの大砲となっていた村田選手がFA宣言し、その去就がわからないだけに、ラミレス獲得は是非実現させてもらいたいものです。
 
また巨人入りか、などと伝えられている、ソフトバンクでFA宣言した杉内投手の獲得にも乗り出してもらいたいと思っています。そして阪神から戦力外通告を受けたベテラン・下柳投手なども加われば、若手への刺激や育成という意味でも面白いのではないでしょうか。
 
それとあきらめず、主砲の村田選手の引止めにも努めてもらいたいものです。資金面でも豊富な親会社と思えるだけに、このような戦力補強が可能となればまた球団の魅力が増すものと思われます。
 
とにかく、DeNAはただその名前の売り込みを図るのではなく、魅力ある球団作りが求められています。結果的にはその実現が企業イメ-ジを高め、若年層を含んだ大きなファン層の拡大に繋がることと思われます。そういった意味からも、新生横浜DeNAベイスタ-ズ球団の使命は決して小さなものではないはずです。