会長の”三行日記”

2011.10.25

スポ-ツあれこれ No.2096

プロ野球セリ-グでは一時期、10ゲ-ムもあった差をひっくり返し、中日がヤクルトを逆転し優勝しました。2年連続のリ-グ制覇は球団初とのことですが、当たって欲しくない予想が見事に的中してしまったものです。
 
この欄でも以前触れたとおり、こうなってしまったら中日球団は、きっと落合監督を代えにくくなったはずです。このことを予想してか、周囲の批判の少ないうちに、先に手を打っていたのでしょう。
 
でも監督就任後、1回もBクラスのない、手腕の高い監督をこのように簡単に首にしてしまうのも、ずいぶんと冷たい球団のように思えます。まあ、逆に言えば、こうした球団の仕打ちに選手が発奮したのかもしれません。
 
とにかく12球団一のキャンプでの練習量が、最後の最後で花開いたわけです。安定していた投手陣もこのキャンプでの成果なのでしょう。やはり練習は嘘つきませんね。
 
この結果、ヤクルトファンの私にとってはクライマックスシリ-ズに期待するしかありませんが、望みどおりの展開は少し厳しいかもしれません。たとえ巨人にやっと勝てたにしても、中日には残念ながら歯が立たないのではないでしょうか。
 
それから日曜日には競馬・菊花賞がありました。出掛けていたため、レ-スは観れませんでしたが、断然の1番人気馬・オルフェーヴルが見事、菊花賞も征し、6年ぶり史上7頭目の3冠馬となりました。
 
3000mという長丁場で、馬との折り合いもうまくつき、圧勝とも言える堂々たる勝利だったとのことです。6年前のディープインパクト以来、久しぶりに出て来た、世界に向かえる大型馬と言えるのではないでしょうか。
 
このような馬の出現で、普段競馬をやらない私たちでも大きく興味をそそられます。かつてのシンザンやハイセイコ-など、やはり強い馬が出てくると一般の人たちにも注目が集まり、競馬人気が高まるというものです。
 
良い傾向ではないでしょうか。この結果によりジャパンカップか有馬記念のどちらかに出た後、世界最高峰の競走の1つとして位置づけられる、フランスの凱旋門賞に挑戦すると言いますから、来年は楽しみです。
 
先日この世を去った、史上4頭目の三冠馬、“皇帝”シンボリルドルフの立派な後釜になれるよう、父・ステイゴ-ルド、母の父・メジロマックイ-ン、兄・ドリ-ムジャ-ニ-という良血を生かし、この先順調に育ってくれることを願っています。