会長の”三行日記”
2011.05.06
生肉食中毒 No.2002
会社は先月29日より昨日の5日まで7日間の休みだったのですが、少し仕事に追われているため、一部の社員はほとんど休みもなく、仕事に励んでくれました。また落ち着いたらゆっくり休んでもらおうと思っていますが、黙々と働いてくれる姿に、ただただ言葉もなく感謝しています。
そんな中、私も3~5日の3日間だけお休みを頂戴いたしました。しばしの仕事から離れた休息だったのですが、隣接地区でもある、原のお寺めぐりなどさせてもらったお陰で、少し安らいだ気分を味わえたものです。
また折に触れ、機会があれば紹介したいと思いますが、近隣にこんな良いところがあったことなど、今まで無関心で過ごしてきたことを、ちょっぴり情けなく感じたりもしています。
さて連休中に、生肉を食べて4人もの人が亡くなるという食中毒事件が発生してしまいました。これは食用生肉として知られているユッケを食べたことが原因とされています。
O(オ-)111と呼ばれる、腸管出血性大腸菌の感染によるもので、富山県や福井県、また神奈川県にもある焼肉チェ-ンで食事をした人たちがこの被害に遭ったものです。
伝えるところによると、生食として実績のある馬肉に比べて、牛肉は出荷基準を満たしている生食用のものはほとんどないと言われています。ですから小売りや飲食店で扱う生食用の牛肉は、店の自主判断で決めているのがほとんどだそうです。
ということは、後は店の管理や調理衛生方法によって、危険なものにもなるということです。ずいぶんと怖い話です。この焼肉店と肉の仕入れ業者では今回の問題について微妙に意見が食い違っていて、生肉として食べられると聞いたとしている焼肉店に対して、業者は加熱用として販売していたとしています。
ですから遅かれ早かれ、こういう悲劇が十分起こりうる確率は高かったわけです。そうするとユッケのようなものは、お店を信じて食べるしかないわけで、改めて安全面ではその怖さを感ずるものです。
今回のことで、焼肉をやる上での注意点が載っていました。自分が食べる箸と、肉を焼く箸は完全に分けなければいけなくて、まな板も肉用と野菜用はしっかり分けることと指摘していました。
また生肉を触った後は、手洗してから他の作業に移れよとのことです。このくらいシビアに注意しなければいけないものだけに、ちょっと管理がずさんだったら事故が起こるかもしれませんね。
とにかく人々、特に若い人が好んで口にするものだけに、衛生管理にはくれぐれも気をつけて欲しいものです。とかく美味しいものには、このように油断や隙が生まれやすいかもしれませんね。