会長の”三行日記”

2011.02.24

おはよう先生 No.1962

昨日は朝から賑やかな通学の子ども達の声がしないと思ったら、学校は休みだったのですね。この2月23日は富士山の日ということで、県内の小・中学校(中学校は分かりませんが)はお休みだったようです。
 
奇しくも昨日、この富士山のことに触れたのですが、そんなこととは露知らず、何か以心伝心のようなものがあったのでしょうか。全く偶然な話だったのです。
 
さてこのすぐ近くにある小学校には、毎朝、多くの生徒達が我が家の前を通り過ぎて行きます。またちょうどこの前が信号機の交差点で横断歩道があるため、ほとんど毎日と言っていいほど、小学校の校長先生が交通整理に立ってくれています。
 
この女性の校長先生が素晴らしく良い方なのです。子ども達ひとり一人に「おはよう」の挨拶を掛けるのはもちろんですが、見ていると注意してそれぞれを観察しているようです。
 
今日はお兄ちゃんはどうしたのかとか、具合はどう?といったようにです。またすぐ近くがゴミの集積場の関係で、近所の人もここを多く通り掛かるのですが、その人たちにも丁寧に「おはようございます」と、声を掛けられています。
 
その声がとても明るく大きなものですから、私たちは家の中にいても校長先生がやってきたのがすぐ分かります。ですから私たちの間ではこの校長先生のことを「おはよう先生」と呼んでいるくらいです。
 
また先生が犬が大好きなことから、交通整理の合い間をみて我が家にもやってきて、愛犬としっかり遊んでくれてもいます。こうしたことから私たちともずいぶん親しくなっているわけです。
 
学校は何か事故とか間違いがあると、この校長先生が全責任を負うことになっています。ですから子ども達に何か不測の事態がなければよいと思い立ち、その前の時代から校長先生自らが先頭に立ってこの交通指導に当たっているわけです。
 
でも眺めていると、おはよう先生はそうした義務感だけではなく、やはり子ども達のことが愛しく好きなのでしょう。また生来の天真爛漫さに加え、女性ならではのきめ細かさを備えているように感じます。
 
やはり学校はこうした地域に根ざし、開かれたものでなくてはなりません。そうした意味ではおはよう先生は自ら積極的に声を掛けて、早く地域に溶け込むよう努めているように思えます。
 
モンスタ-ペアレントなる親が昨日もテレビで紹介されていました。先生が携帯を取り上げたら、その使えなかった期間の料金を、基本料金の日割りでよこせという親も少なくないと言います。
 
このため鬱に悩まされている先生も全国には大勢いると言いますが、是非そんな、とんでもない親には屈せず、負けないでもらいたいと思っています。
 
蛇足ですが、2月23日は皇太子さんの誕生日でもあるわけですから、近い将来、国民の休日となって、富士山の日イベントも大いに盛り上がるのではないでしょうか。