会長の”三行日記”

2011.02.09

アルツハイマ- No.1953

日曜日の昼間、暇にまかせてテレビのスイッチをつけていると、アルツハイマ-の病を扱ったドラマをやっていました。萬田久子さん演じる「あの海を忘れない」という、若年性アルツハイマ-病を支える物語です。
 
少し年上の恋人を持つ息子は、ある日おかしな言動をいろいろと繰り返す母親の姿に直面します。アルツハイマ-らしきその事実を、なかなか受け入れることのできない心の葛藤に悩まされながらも、終いには恋人に別れを告げ、母親と一緒に住んでその面倒を看ることを決心します。
 
12歳も年上とあってその訳も聞き出せないまま、理由も知らされず離れることになった年上の恋人は、やがてその事実を知り、共に支えていきたいと決意して二人で母親の面倒を看ることになります。
 
こうした幸せの矢先に潜んでいた、アルツハイマ-という現実の問題を若村麻由美さんたち、出演者の熱演で視聴者に問い掛けていたドラマでした。
 
まさにそれはこれからの高齢化時代を暗示しているようで、自分達が直面した場合、どう対処していくのか、考えさせられることが少なくなかったように思えます。
 
アルツハイマ-とは脳の神経細胞が減るために起こるもので、患者の多くが65歳以上の老人性アルツハイマーであるのに対して、40代~50代に発症するのが若年性アルツハイマーと呼ばれています。
 
これは痴呆の症状を伴う病ですが、詳しい原因は未だに解らず、完治に至る薬や治療法は十分解明されていないとのことです。ただ伝えられるところによると、かかりにくくなる要素として次の3つが予防効果として認められているとのことです。
 
① 1回20分以上の有酸素運動を週に2回以上行うこと
② 話し相手を持ち、会話を努めて行うこと
③ 生活習慣病にならない食生活を心がけること

 
またこのアルツハイマ-にはだれでもなる可能性はあると言います。そう言えば、私も以前に比べて人の名前が直ぐ出てこなかったり、なかなか思い出せない言葉や事柄がぐっと増えたような気がします。気をつけなくてはいけないものです。
 
昨日の夜も法人会5支部新年合同研修会があり、講師の漫才師・林家カレ-子さんが、やはりボケ防止で次の4つを挙げていました。①一生懸命に歩く ②社会参加をする ③生涯学習 と、やはり同様なことのように思えます。
 
そして4つ目に挙げたのが「帽子をかぶる」ということです。ボケ帽子(防止)...お後がよろしいようで。