会長の”三行日記”

2017.03.31

会長の逝去 No.2932

 いつの間にか年度末の最終日になってしまいました。このカキコミもなかなかできず、いつもやり残したような気分におかれています。その間の話ですが、3月14日(ちょうどホワイトデ-の日だったのですが)に私の父でもあります、弊社取締役会長・秋山清一が亡くなりました

享年95歳、満年齢では93歳を数えていましたから、大往生とも言える最後でした。しかも、とても幸運なことに自宅で亡くなることができたのです。ちょうど2月20日過ぎだったでしょうか、この2年間ぐらい友人の経営する地元の老人介護施設でお世話になっていたのですが、誤嚥性肺炎に掛かってしまいました。

食べ物が食道の方に通らず、肺に入ってしまうからです。元々ヘビ-スモ-カ-でしたから肺気腫の疑いもあったのですが、それ以来、満足に食べることができなくなったのです。こうなると、それまでの介護施設には居られなくなり、他の医療施設に移らなければなりません。

しかし関連の医療施設は御殿場となり、少し遠くなってしまうことから、そのことを聞いた家内がそれでは可哀想だからと、自宅で自分が看てくれると言ってくれたのです。我妻ながら本当に有難い話です。

こうして自宅に移ったのが今月の9日のことです。ただ自宅で看てくれると言っても、今では介護サ-ビスがいろいろと優れていて、自動で起き上がれるベッドには酸素吸入設備も付いていたり、医療ケアをする先生や看護師さんの他、各種ヘルパ-さんのサ-ビスも受けられることになっています。

そして父が好きだった三橋美智也さんの歌が入っているCDを家内が早速買ってきてくれて、寝ている父の枕元で歌を流してくれていました。こんなことが功を奏したのか、帰宅した2~3日は意識もしっかりと戻り、見舞いに来てくれた近所の方にも受け答えができるほどでした。

そして家に戻った6日目に当たる14日の午前中、眠るようにして静かに息を引き取ったのです。ですから大往生とも言える最後ではなかったでしょうか。寡黙ながら穏やかでコツコツと真面目に生き抜いた、父ならでの亡くなり方ではなかったかと思っています。

生前中、父に賜りました皆様方のご厚情に深く感謝申し上げます。そして年度末の大変お忙しい中、17日通夜、18日葬儀にご会葬、並びに霊前にご厚志を賜りました皆様方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。