会長の”三行日記”
2017.01.30
伊賀白鳳高校 No.2926
先々週と昨日までの土日、2週間に亘って出張工事が続きました。休みもなく寒い中、朝早くから夜遅くまで頑張ってくれている社員の皆さんには本当に感謝しています。出張先が研究機関のため入門が厳しいのは仕方ありませんが、寒い中、入門手続きに1時間ぐらい要することがあり、もう少し改善して欲しいものです。
さて昨年行われた全国高校駅伝ですが、この大会で5位入賞した三重・伊賀白鳳高校のことをテレビで採り上げていました。NHKのナビゲ-ションという番組で短い練習で勝つというテ-マでしたが、この高校が極端に短い練習で成果をあげていたからです。
独特な練習ということで日本一短い練習と言って紹介していました。この駅伝の強豪と言われる高校では一日4時間を超える練習をしているところもあり、伊賀白鳳高校の練習は画期的とまでゲストの瀬古さんが言われていました。
毎日17時30分までの練習時間は1時間45分、53名の部員がいますが他の県からや外国人留学生は一人もいません。瀬古さんがこの学校を訪れると、陸上のグランドには石ころ1つなく、雑草も全く生えていません。
17時30分までと早いのは県内でも遠くから通っている部員も多く、電車が1時間に2本しかなく、その電車を逃すと自宅に着くのが9時過ぎになってしまうからです。ある日の練習メニュ-を覗くと、15分ぐらいの準備運動が終わるとまず第1メニュ-として10000m走。
そして終わると第2メニュ-として1200mのジョギング、そしてすかさず第3メニュ-の1200mが3本行われます。しかも最初から休みなしでずっと連続して行われているわけで、他校が採り入れている全力走は行なっていません。
つまり休まず効率的な練習を行なっているのです。能力によってAグル-プとBグル-プに分かれていますが、1年生ながら伸び盛りで力をつけてきたある選手は、Aグル-プながらこの日はBグル-プに混じって練習をしています。
その理由を「限界のペ-スで走るとフォ-ムが崩れてしまうから」と言っています。このように選手一人ひとりが考えながら練習を行なっているのです。それは5年前から指導をしている先生でもある監督の方針です。
何よりも量より質ということで、監督が練りに練った1週間のメニュ-を選手に向けて貼り出します。それを選手自身がそれぞれ考えて練習に採り入れているのです。監督はそれをメニュ-は答えではなく食材だと言います。つまり食材でどういう料理を作るかは選手が考えるもので、試合を想定して練習を行なっているのです。
長くなりますので続きはまた明日紹介させていただきます。