会長の”三行日記”
2016.10.21
休むこと No.2910
昨日は早朝5時半に会社を出発し、代々木の工事現場に向かったわけですが、やはり20日の締日とあって東京料金所の手前からは混んでいました。それでも約束の8時半の40~50分前には現地に着きましたので、支障なく工事に取り掛かることができました。やはり余裕を持って事に望むのがいいですね。
さて今日は休むことについてちょっと触れたいと思います。よく日本人は欧米人に比べて休むのが下手と言われています。日頃から体力を削るような形で働いているので、週末が近づくにつれてぐったりしてきて、土曜日は昼まで寝ているという人も少なくありません。
また仕事熱心でいろいろと活躍している人ほど、誘われることも多く、リフレッシュしようと週末は遊ばなくてはと思い、積極的に外へ飛び出します。これでは十分に体力を回復させることができないどころか、ますます、疲れるようなことをしてしまっていることになります。
ですからその結果、月曜日の朝が憂鬱になってしまうのです。それは体力が落ちているのに、休みということでリフレッシュしようとすることで、かえって体力を余計消耗することになっているからです。
一方、欧米人はというと、彼らは日頃から残業をせず、効率的に働くことによって、体力を削り取るような働き方を元々していないことから、週末には「頭を切り換える」、つまりメンタル面をリフレッシュするだけなのです。
従って週明けからは心機一転、体力十分で仕事に臨めるのです。ですから日本の多くのビジネスマンに必要なことは、気分転換して、リフレッシュできるように、まずは毎日十分に寝ることだと言われています。
つまり睡眠をしっかりとって体力の維持・回復に毎日取り組むことで、週末をリフレッシュだけに使えるというのです。日本人は仕事熱心な人ほど残業をいとわず、その結果十分な睡眠もとれずに休日出勤も当たり前、持ち帰り残業まで受け入れています。
これではもっともっと仕事で伸びる能力がありながら、殺す結果となり生かしていないと指摘しているのです。要するに休むとはひたすら寝ることとも言え、筋肉や内臓だけでなく、視神経までしっかり休ませなければいけないと言っています。
そしてそれができてきたら、今度は家に帰ったら頭をできるだけ使わないで、普段酷使している脳を徹底的に休ませてあげることです。ただこれにはコツがいて、リラックスすることを重視して、家族と遊んだり、散歩に出かけたり、あるいは家にいて時間があるのなら、「単純作業」を行ったりすることだと言われています。
単純作業とは身の回りの整理とか、あるいは洗濯物を畳んだり、靴を磨いたりするのもいいと言われます。これは無心に作業をしていると、頭がリセットされるからで週末だけでなく、早めに家に帰ったときとか、仕事中でも使えるテクニックだと言います。
週末、私などは体を動かすことばかりで家を空けていますが、それには普段から十分睡眠をとることが必要で、それでなくては本来の週末のリフレッシュとは言えないということでしょう。特に私たちの年齢になると、無理せず体を休めることが必要なのですね。