会長の”三行日記”

2016.08.08

リオ五輪開幕他 No.2877

 ようやく連休工事の目途が立ってきました。このように私たち業種はお客様や工場が休みに入るとき、少し仕事が潤うようになっているものですが、逆に言えば暇で仕事がなかったら大変とも言えるわけです。そういった意味でも仕事があるということは、何よりも有難いことで感謝の気持ちを持って仕事に当たらなければいけません。

さてリオのオリンピックが始まり、夏の高校野球甲子園大会も開幕して周囲はいっぺんに慌ただしくなりました。またイチロ-選手が今日、メジャ-通算3000本安打を達成しました。そんなわけで話題には事欠かないのですが、ダイジェスト版で感想やら思いついたことをそれぞれ述べさせていただきます。

まず五輪の話題からなのですが、萩野公介さんが日本人初めての金メダルを獲得しました。戦前から強いと言われ、日本中の期待を一身に背負っていたわけですから当たり前のように言われますが、物凄いことのように思えます。

五輪は魔物と言われ、今まで期待されていた選手が以前、どのくらい敗れ去っていったのかはご承知の透りです。勝たなくてはというプレッシャ-に負けるとも言われています。その私たちの想像を遥かに超えるくらい、重圧がかかる中、萩野選手は決勝で何と1秒56も縮めた日本記録で優勝しているのです。

驚くべきそのハ-トの強さにとにかく感銘しました。やはり本番で実力以上の力を出せる選手は頼もしいものです。それから期待されている柔道ですが、初日、2日目と男女それぞれ金メダルは逃したものの、併せて4つの銅メダルを獲得しています。

解説の古賀さんが言っていたみたいですが、優勝を狙っている日本選手が途中で敗れ、3位決定戦まで勝ち進むのには大変な気持ちの切替が求められるそうです。何しろ日本人選手や、その取り巻きは優勝をひたすら目指しているわけで、負けると大きな挫折感を味わうことになります。

その気持ちを立て直し、新たに3位決定戦に向かうまでには大変のものがあると言います。私たち外野は「なんだ3位か」と思いがちですが、こうした経緯を経て得た銅メダルというのは貴重な価値あるものだと改めて知らされました。

またイチロ-選手ですが、本人の卓越した技術やこれまでの切磋琢磨の積み重ねには大きな敬意を払っているものですが、嬉しかったのはスタンドの観衆が一体となって祝福してくれたことです。

そこにはもう日本人だからとかいった、母国以外の排他的な感情は一切なく、ただただ大記録を打ち立てたプレイヤ-に敬意とリスペクトの思いが全てに表れていました。さすがメジャ-だとつくづく思ったものです。

イチロ-選手には今回の3000本も単なる通過点に過ぎないことと思いますので、この先できれば50歳ぐらいまでプレ-を続け、更なる高みを目指してもらいたいものです。

明日は1日、御前崎の方に企業見学と浜岡原発資料館見学で出掛けるため、カキコミは休ませていただきます。