会長の”三行日記”

2016.06.15

ちょっと良い話129 No.2852

 友人からラインでこんなちょっと良い話を頂きましたので紹介させて下さい。沼津市内中学生代表による「わたしの主張」大会からの話です。

6月11日市内中学生代表19人の「わたしの主張」を聴いてきました。印象に残った主張は「スポ-ツマンシップについて」語ってくれた二中の生徒の発表です。

「うさぎと亀」を例にあげて、うさぎは競技途中にもかかわらず寝てしまう。その慢心な精神と態度はスポ-ツマンシップがあるとは思えない。それでは亀はどうか。

コツコツとマイペ-スでゴ-ルを切るひた向きな姿勢は賞賛するが、競技途中で寝込んでいるうさぎを尻目にゴ-ルを切るその態度は真のスポ-ツマンシップと言えるだろうか?という問い掛けがあり、思わず黙ってしまいました。

自分の言動や態度には気をつけるが、他人の明らかに不適切な言動や態度に言及しない、現実のコミュニティに通ずるものが「うさぎと亀」の中に感じました。素晴らしい発表でした。

何よりもこうした考えに及びつくことが素晴らしいものではないでしょうか。友人が言われているように、社会全体が自分さえ良ければ他人はどうなってもいいという風潮が蔓延っているように感じます。

そんな世の中への警鐘を中学生が指摘してくれているのです。このことはまさに世の中、そんなに悲観することなく捨てたものではないと感じさせてくれるのです。

散歩していても、道路の途中途中にゴミ袋をそのまま捨ててあるのを見掛けます。私がまだ小さいころの50~60数年前には絶対あり得ないことです。生活レベルの向上と反比例して、人々の意識はこんなにも貧しくなったのかと感ずることです。

でもそんなふうに世の中そのものを疑っていた自分にも、何か一抹の光明が降り注いだようにも感じたのです。若くこれからの時代を背負っていく人たちに、このような思いつきができることはとにかく嬉しいものです。最近は行くことがなくなりましたが、やはりわたしの主張大会はいいですね。

明日16日は私用で一日会社を休ませていただくため、カキコミをお休みさせて下さい。