会長の”三行日記”
2016.03.24
小豆島敗れる No.2828
連休の間に甲子園が開幕しました。開会式を久しぶりにテレビで眺めましたが、溌剌とした若者の姿はやはりよいものです。そして注目していた小豆島高の樋本主将の選手宣誓は本人が100%の出来と言うだけあって、感動的な素晴らしいものでした。
小豆島繋がりで彼とは縁もゆかりもないのですが、トチらなければいいなと観ていたこちらの心配など、全く不要に思えるほどの出来栄えで、なぜか胸を撫で下ろしている自分がそこにおりました。
そして翌日の第1試合はお目当ての小豆島-釜石戦です。生憎、他の用事がありましたので、甲子園にも応援に行けないどころかテレビ観戦もできなかったくらいですが、しっかりとこの試合をビデオに収めておきました。
夕方帰宅後、小豆島が負けた結果は分かっていましたが、その試合の模様を一部始終ビデオで眺めました。驚いたのは3塁側のアルプススタンドの小豆島応援団の物凄さです。
もちろん小豆島からの甲子園出場は春夏初めてのことですが、アルプススタンドに陣取った応援団の数が何と4000人と言われています。スク-ルカラ-の小豆色のジャンパ-をそれぞれがまとい、背中につけた背番号は皆、18番です。
これは部員が17人しかいないということから、18人目の選手として後押ししようということです。誰が考えたのか、うまいことを思いついたものです。当日、島から球場入りした応援団は2000人と言われ、午前2時半にチャ-タしたフェリ-4隻で出発、高松港から46台のバスに分乗してやってきたものです。
来年4月から土庄高校と合併し、新しく小豆島中央高として生まれ変わるわけですが、最後の最後で甲子園出場を果たし、負けたというものの素晴らしい記念になってのではないでしょうか。
野球の方は序盤、結構押し気味に試合を進めていたのですが、ここ一発が出ないため、逆に少ないチャンスを有効的にものにした釜石高に軍配が上がりました。試合が終わって数日後、この小豆島高の野球部が運営管理しているブログを眺めたのですが、今回の甲子園での経験をよく分析していました。
できればこのブログにある通り、かなり大変なことと思われますが、再度甲子園に戻ってこれるよう夏に向けてしっかりと精進してもらいたいものです。とにかく、久しぶりに親近感を持った学校の出場で、ワクワクした選抜高校野球になったものです。できれば我が母校もこんな素晴らしい経験ができるよう心から願っています。